暗い宿 有栖川有栖

こちらも久しぶりに、有栖川さんの作品を読みました。
これも合宿中には読み終わったから、1月後半くらいだったと思います。

これも面白かったです!
合宿中に読んだ2冊ともが当たりで、幸運でした。
面白いと思える本に当たるかどうかで、だいぶモチベーションが変わりますもんね(笑)

私は料理ものと館ものに弱いので、館もの、である時点でもう、楽しく読みました。物凄く魅力的な館が舞台で、というのとは少し違うのですが、ホテルや旅館という非日常が上手く使ってあって、短編4つ、どれも面白かったです。

久しぶりにミステリを読んだのですが、私はやっぱりミステリも好きだな、と思いました。
謎が解けていくのを追う面白さ、というのはやはりありますよね。
それから、作家がどう落とすのか、というのを読む楽しさ。

「ホテル・ラフレシア」の雰囲気と終わり方が印象的で好きでした。
それから、「201号室の災厄」も、こうなるのか、っていう面白さがありました。
確かに、実際、そうするよなあ、という流れで。

最近、つくづく、本は良いな、と思います。面白くて、短時間、のめり込むことが出来て。ミステリは特に、ある種の異空間、という感じで、合宿中の良い息抜きになりました。
読めて良かったです!