高原のフーダニット 有栖川有栖

ところどころ読み返した作品を抜かすと、ミステリ短編集が、新年一作目に読んだジャンルになりました。

ドラマ化かあ、と思って、久しぶりに火村先生のシリーズを読んでみたのですが、今まで読んだものとはちょっと毛並みが違っているように感じて、面白く読みました。

ミステリ夢十夜とか、ある種、玩具箱的な雰囲気も感じて。

表題作はやっぱり、流石の有栖川さん、という色があって好きでした。
私はやっぱり、ただただ凝ったトリックがあって、それが鮮やかで、というだけでは、ミステリを読もうと思えないんだろうなあ。

ドラマに関しては、主要のお二人の配役しか知らないのですが、思い切ったなあ!って感じました(笑)
だいぶ、原作からは離れるような・・・!(笑)

私も、シリーズを読み込んでいるわけではないので、なんとも言えないんですけどね!
実写化に関しては、基本的にはもう、別物と割り切って、似た設定のものとして見たほうが、どの立場の人も楽になるのかなあ、と最近は感じます。

またこのシリーズの長編も読みたいです。