マレー鉄道の謎 有栖川有栖

面白かったです!

マレー鉄道の謎 (講談社文庫)

マレー鉄道の謎 (講談社文庫)

本格らしさがあって、友情物としても、旅物としても良かった。
今回、主人公コンビ二人の友達、大龍という人物が出てくるのですが、彼の人柄が、嫌味が無くて、とっても好きでした。

そして、相変わらず、有栖川さんの文章は良いなと思います。結局、私は、どんなに凄いトリックだろうとなんだろうと、文章が好きじゃないと嫌なんですよねー。
例えミステリであっても。というか、ミステリだからこそなのかな。

今回は、タイムリミットがあることもあって、物凄く引きこまれて、一気に読みました。

そして、キャメロン・ハイランドが舞台になるミステリを読むのは、そういえば二度目だったと思うのですが、どちらも当たりでした。どちらの作品でも、読んでいて、良い所なんだな、と思ったんですよねー。今はどうなんだろうな、いつか行ってみたいです。