スウェーデン館の謎 有栖川有栖

昨日は、出た部門が違った、今年の夏に全国大会に出る同期達の練習相手をするために、道場に自主練に行ってきました!
そして、午後は前期のお疲れコンパに行って。久しぶりに先輩後輩に会えて、嬉しかったです。
それにしても、良いなー、全国大会、行きたかったなあ。って言っても、自分も11月には武道館に行ける(多分)ので、正規練習が休みの今のうちに、頑張って自主練をしておきたいです。来年こそは、最優秀を貰って、全国に行きたいです。そちらに関しては、来年がラストチャンスなんだよなー。頑張ります。

それから、今日は久しぶりに、父と二人で祖父母の家に行ってきました。元気そうで安心しましたし、一緒にお素麺を食べれて、楽しかったです。昔はちょくちょく顔を出せていたのに、大学に入って急に行けなくなったので、最近は少し焦ります。二人とも80歳を過ぎているので、会えるとき、話せるときを大事にしていきたいです。本当は沖縄のほうにも行かないといけないんですけど、あちらの介護の事情のことなんかもあると、なかなか難しくて。全てのことが都合よく行く訳はないのに、それでもそれを願ってしまいます。こういう時は特に、命は限りあるものなんだな、っていうのが迫ってきて、何もかもが煌めいて見えるな、って感じます。なので、蝉がうるさいくらいに鳴いて、木々も何もかもが強烈に煌めいて見える夏にお盆が来て、命を想い、逝ってしまった人を想う、っていうのは、私には、なんだかしっくり来るんですよね。お参りは大変な季節ですけど。

そして、未だに、亡くなった母方の祖父を想うとき、「おじいちゃん、元気かなあ」って自然に想ってしまうのが不思議です。亡くなったことは分かってるんですけど、それでも、あちらで元気にしてるかなあ、って想っちゃうんですよね。

今日は、連休中に読んだ本の感想を書いておこうと思います。
一体何か月前のだ、って感じなのですが、一応、下書きはしていたので、ちょっと加えてあげておきます!

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)

今回は、なんとなく、この人が犯人かな、って思いながら読み進めて、しかもそれが当たっていたのですが、それでも作品の魅力は損なわれず、有栖川さんらしく、ただのトリック物にはなってなくて、どこか物悲しくて、良かったです。子供の描き方が良かった。こちらが思ってるよりも、彼らは分かってるし、考えてるし、サバサバもしてて、産まれてからの年数がまだそんなに経ってない、っていうだけの理由で、ただの弱い者扱いをしてはいけないよな、って改めて肝に銘じました。

それから、火村先生の、「世間の大人皆に童話を書かせてみるのもいいかもしれない。どんな人生観や世界観を抱いているのか、どんな希望や疎外感を抱いているのか、顕わになる。」っていう提案が凄く面白いな、って感じました。確かに、童話、っていう子供に向けたものには、色々と出るのかもしれないですよね。

私だったら、どんな童話を書くかなー。
ちょっと考えてみたんですけど、小鳥が一人ぼっちで希望を持とうと頑張る話くらいしか思いつけませんでした。
まあでも、多分、「何かを求めて頑張る、しかも、ギリッギリのところまで、死にそうになりながら頑張る。そして、それまでは必死で耐える」みたいなお話しか思いつけなさそうなので、確かに、自分の今のところの人生観やら世界観、希望や疎外感、みたいなものが出ているような気がします。
これは、五年に一回、とか、定期的に考えてみたいなあ。意外と変わらないものなのか、毎回、違った感じになるのか。
こういう一人遊びみたいなのが好きなところで、自分は一人っ子なんだなあ、って感じます(笑)