酔ってるせいにして書いてみる

ちょっとお酒を飲んでるのを理由にして、剛さんのことを独断と偏見に基づいて書いてみます。書きたくなっちゃったので。

この、書きたくなること、語りたくなることって、割と大事じゃないかなー、って私は思ってます。語られなくなったものは、特に芸能は、終わりだと思うので。

分からないから、掴みたくて言葉にしてみる。それは、掴みたい、って思うだけの魅力と得体の知れなさがあるからだと思うんですね。何か惹かれるし、好きなんだけど、何でかはっきりしない。はっきりさせてみたい。言葉にして、理解してみたい。だから、語る。書く。それで、より一層思い入れが深くなって、より一層好きになる。

人を語らせるものには、それだけの力があるんだと思う。

あとは単純に、新しい人が入ってこなくなった証拠だと思うんです。語られなくなるのって。もう語りつくした人しか居なくなってしまったら、やっぱり先は難しくなってくるから、ずっと語り続けられるものの方が、最後は強いと思う。新しく入ってきた人達に語られることに耐えるだけのエネルギーと質が保たれてるってことだから。


で、剛さんのことなんですけど、のっけから喧嘩売るようでアレなんですけど、私、剛さんの「愛」ってものを、いまいち理解しきれないんですよね。何故なら、剛さんは「愛は捧げるものだ」っておっしゃるから。

勿論、剛さんが愛に満ちた人で、愛ってものを大事に思われてるし、沢山のファンや、周りの人達を愛してらっしゃる、ってことを疑う気は全く無いんです。本当に愛してないと、ああいう言動、活動は出来ないと思う。

ただ、剛さんの「愛」自体が、哀しいな、って感じるんですよね。

「愛は求めるものじゃない、捧げるものだ」って、ずっと愛されることを求め続けて、それでも愛されなかった人が、諦めの末にたどり着く考え方じゃないか、って思うんです、私は。
もしくは、愛されてはいても、それが自分が理想とする愛されかた、愛情じゃなかった人か。

愛されないなら、自分がその分愛せばいい、もらえないなら、その分捧げていけばいい、それで愛の総量は自分が求めるとこまで増えるんだから、って思わないといけなかったのか。
もしくは、愛されたいと求めること自体を超えないと、自分が辛かったのか。
そういう人じゃないと、あそこまで強烈に「捧げたい」って言わないんじゃないかと思う。

どちらにしろ、愛されることを求めなくなった人は、他人を愛せないんじゃないか、って感じちゃうんですよね。許すこと、受け入れることは出来ても、愛することは出来ないんじゃないかと思うし、愛されることも出来ないんじゃないかと思う。

剛さんの場合は、初期の歌、歌詞が、もう、とにかく、必死で愛されたがってるから、余計哀しい。いつ、求めなくなっちゃったんだろうなー、って思う。諦めたのかなー、って。

誰かに本気で愛されてると信じていて、愛情に満たされてる人は、「愛は求めるものじゃない」っていう発想にはならないと思うんですね。愛してくれてるのに、そして自分も愛してるのに、「愛は求めちゃいけない、捧げるんだ」ってやっぱり哀しくないか、って私は感じちゃいます。捧げられたものを受け取ることと、自分から求めることって、全然違うと思うから。

自分が誰かを愛していて、その人に「愛は求めるものじゃない。」って言われたら、やっぱり「ええー・・・。」ってなると思う。寂しいというか、行き場がなくなるというか。「要は、この人は、私の自分に対する愛情がずっと続く、って信じてないんだな。」って感じると思う。そこら辺の違和感がどうしてもぬぐえないんですよね。だから、剛さんの思う愛、っていうのが、いまいち理解しきれない。

ただ、剛さんがファンや、周りの人を、愛そうとしてらっしゃる、っていうのは分かるんですよね。それが、本当にボランティアチックになってきてるな、とも思う。まさに、捧げる、って形に近くなってきてるな、って最近の曲を聞いてると感じる。それが無理のない感じだから、ちょっと怖いなー、この人どこまで行っちゃうのかなー、純度上げ過ぎて綺麗なとこ目指し過ぎじゃないか、って心配になって目が離せない(笑)

私の剛さんに対する、根っこの印象はそんな感じです。
自分のことを知ってほしい、理解してほしい、受け入れてほしい、っていうのと、愛してほしい、っていうのは似てるようで違う。剛さんは、愛されること、愛してほしいと求めることが上手く出来ないのかな、ってちょっと思う。

私は、剛さんの言葉や考え方のほんの一部しか知らないので、剛さんが意図してらっしゃるのとは全然違った解釈をしてしまってるんだと思うんですけど!

でも、剛さんはどこかで、確かに、愛されることを求めてないように見えます。そして、一方的に捧げたがってる。だからこそ、剛さんは一人に見えるんだと思う。

なんか、物凄く酷いこと書いてる気がしてきた・・・。すいません!
あくまでも、私にはそんな風に見えて、その哀しさが、私にとっては凄く心惹かれるポイントだ、ってだけです!!