合作

キンキさんは、一人でも充分魅力と能力がある人達が二人で、対等な存在として並んでる、その姿がファンを魅了するんだと思う。そして、それが形になってるのが合作なのかなー、と思います。

というわけで、キンキさんのことを語る上で欠かせないのが『愛のかたまり』などの合作だと思うんですけど、もう、この合作作品達について知った時の衝撃たるや、凄かったです(笑)
キンキさんについて、「何この人達・・・!」って思ったことは山ほどあるんですけど、この合作についてが一番、この人達特殊だ、って思ったポイントかもしれない。

まず、『愛のかたまり』から『恋涙』、『銀色暗号』にいたるまでの剛さんの歌詞が女性詩だってことですよね。もし、私が女の子の友達と曲を作るとして、相手が作った曲に男性目線の恋愛の歌詞をつけるか、って言われると間違いなく書きません。相手が仲の良い、付き合いの長い子だったら余計に書けないと思う。
ファンが女性が多いから、共感しやすいように、っていうのがあったり、女性詩でいく、っていうのが剛さんの発案でなかったりするのかもしれないけど、書けた剛さんは凄い。

また光一さんの曲が、ソロで作ってらっしゃる曲とはやっぱり違うんですよね。キラキラしてるし、温度が高いように感じるし、なんだろう、「あ、光一さんってキンキのことを、ひいては剛さんのことを本当に大切に思ってらっしゃるんだろうな。じゃないとこのメロディーは出てこないよな。」って感じる。特にFamilyは強くそう感じて、改めて驚きました。あの曲が詩先だったと考えると、キンキさんの関係性はもはや尊いな!って思う(笑)
そりゃあ、剛さんも絶賛するよなあ。自分が書いた詩にああいう曲をつけてくれる、って真摯な愛情を感じて嬉しいと思う。20年一緒にいてここに辿りついてる、って考えると、キンキさんが羨ましいです。

これ、多分長くなるのでもう記事を分けますけど、『愛のかたまり』からの3曲については、最初に聞いた時、本当にポカーンとしました。歌詞にも勿論驚いたけど、曲が凄くロマンチックだったから。男性が二人で、一緒に歌うことを前提として作った曲だと考えると、よくこれが出てきたな、と。下手したら提供された曲よりも、自分達で作った曲のほうが、ロマンチックでドラマチックなんですよね、キンキさんは。そこら辺に、お二人のKinKi Kidsっていうグループに対するイメージが垣間見える気がします。