キンキさんの魅力に負けるまで その5

キンキさんの作品だけでなく、キンキさんご本人にも興味を持つようになって、とりあえずWikipediaで基礎知識を得たんですが、色々と驚きました。

まず、偶然、名字が一緒なんですよーってことに。すいません、そこからです。
正直に言うと、お二人とも芸名だと思ってました。まさに『疑ーわず、疑いもせーずにー』です(名曲で遊んですいません)。
明らかに血縁じゃないように見えたので、兄弟だとは思わなかったんですけど、兄弟じゃないのに名字が一緒→じゃあ堂本って芸名なんだ、と思っちゃって、偶然同じだなんて思いもしませんでした。『世間様に覚えてもらいやすいように、同じ名字ってことにして売り出しちゃお☆』みたいなことなんだとばっかり・・・。すいません、本当に芸能界の人に疎かったんです。

で、名字について知ったのと同時に
『同じ近畿地方出身で関西弁を話す、正反対のタイプの少年二人が、5月5日の子供の日に出会いました。成長した二人はコンビを組み、KinKiKidsと名づけられ、キラキラと輝くアイドルになりました。驚いた事に二人は偶然同い年、そしてなんと、名字が一緒だったのです・・・!』
っていうことを知って、「いやいや、いくらなんでも設定を詰め込みすぎでしょー。小説とか漫画だったら、ここまでいくとリアリティがなさすぎる、って言われてボツになるのに、アイドル業界ではこれがアリなのか!」って思いました。
おわかりでしょうか、私はこの時、愉快すぎる勘違いをしかけたんです。まさかの『アイドルは皆、偽りの経歴と設定を持ってる(作ってる)』っていう勘違いを・・・!(笑)

今考えるとアホすぎる勘違いで恥ずかしいんですけど、及川ミッチー☆とか、コリン星から来た優子りん☆みたいな人もアイドルにはいる、っていうことは知ってたので、「そうか、ジャニーズにもそんな設定があるのか、他に比べるとまだ現実的だなー。」くらいに考えちゃって。
それで、他のグループにはどんな設定があるんだろう?と思ってちょっと調べてみたら、あんまり漫画みたいな話がない。キンキさんにしても、本名がなんだとか、本当は子供の日じゃなくてみどりの日に出会ったんだとかいう情報が一切出てこない。それで初めて、これはもしや、全部本当のことなのか・・・?ってなって(笑)

剛さんは「最初のうちは光一の名字は田中か何かだろうと思ってた。」みたいなことを仰られてましたけど、私はリアルにそこを疑ったんですね。
ええ、もう、笑ってやってください・・・。

でも、こんな酷すぎる勘違いをしかけたからこそ、余計にキンキさんの関係における偶然の積み重なりへの驚きは大きかったです。お二人とも小柄だってことをたまにネタにされてますけど、同じくらいの身長に成長した、っていうのも意志で操作できることじゃないんだから、凄い偶然だよなー、と思ったし、なにより声の波長が合う、っていうのはお二人の間の一番幸福な偶然だな!ってちょっと感動しました。

その頃、なんとなくキンキさんの動画を探してみたら、運良くいくつかのライブ映像と堂本兄弟の映像を見ることができたんですけど、何かで光一さんが「俺は運命だと思った!」みたいなことを仰ってるのを見て、「そうか、これだけ偶然が積み重なると張本人(の片方)は運命だと思うんだなあ、それも無理ないなあ。」としみじみ感じました。
ここで、両方じゃなくて片方なのもキンキさんの面白いとこだよな!と思いますけど、長くなりそうなので、この話はまた別の機会にします。