十二国記 東の海神 西の滄海 小野不由美
下手したら1ヶ月以上前になるのかな、に読み終わっていた作品です。
- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/07/14
- メディア: 文庫
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いやあ、この巻も面白かったです!
凄く面白かった。
延王と延麒の関係性も凄く好きです。
今までの巻でも、言いたいことを言いあっていて生き生きとした主従でしたし(笑)
でも、ここの関係性は、ちょっと複雑でもあるんですよね。
どこかドライでシビアでもある。
王とは何か、信じるとは何か。
全てを任せて、良いと言われるまで目を瞑っていることの難しさ。
当たり前のことですが、国はすんなりとは治まらない。
上に立つべきはどんな人物か、どんな心でいてほしいか。
国を治める者、王は、そもそも、なぜ必要なのか。
民主主義国家だろうが、それはやっぱり、考えてみて良い事ですよね。
そもそも、政治家は何故必要なのか。
丁度、選挙前なので、そんなことも少し考えながら、面白く再度、読みました。
延王も延麒も、他の主従よりも、ちょっとこう、人間らしいところが魅力的なんですよねー。
駄目なところもありつつ(笑)、それを補って余りある大らかな魅力がある。
今後も読み進めていくのが楽しみです!