妹たちへ2 生き方に迷うあなたに、今伝えたいこと 日経WOMAN編

一昨日、昨日で読んだ本です。

私は、自己啓発系だとか、生き方指南系だとかって本がいまいち苦手で、あまり読めないので、久しぶりにこの路線の本を読みました。

あさのあつこさん、絲山秋子さん、上野千鶴子さん、内永ゆか子さん、勝間和代さん、香山リカさん、岸本葉子さん、小池百合子さん、小谷真生子さん、佐伯チズさん、高橋伸子さん、田渕久美子さん、夏木マリさん、林文子さん、坂東眞理子さん、山本浩未さん、横山理香さんが、20代からの自分の人生について書いてらっしゃるもので、ほとんど、微かにでも知ってるな、という方だったので、手に取りました。

この方、こういうことがあったんだな、って知らなかったことも多くて、それはそれで面白かったですし、やっぱり、それぞれの方に、それぞれの考え方、感じ方、歩み方の個性があるんだなあ、っていうのも面白かったです。
何より、人生は一本道じゃないんだなあ、って改めて感じました。
勿論、一本道の方もいらっしゃるんですけど、思いもよらなかった、ということがある方も多くて、それなら、肩の力をある程度抜いて生きても良いのかな、って思えました。特に、20代、30代とかの年代は。
60代でも思いもよらなかったことが、っていう方もいらっしゃいますし、それなら、20代、30代とかは尚更、柔軟に、自分の道を決めてしまわずに生きても良いのかな、って。
あまりに固めようとすると、自分が強張っていくだけなのかもしれないし。分からないですけど。
固めたほうが気持ちが楽になるかどうかはその人次第なのかな、っていう気がします。

それから、やっぱり、女性だろうと男性だろうと、精神的に自立して、物を考える、って大事なんだなあ、って思いました。そして、私にとっては、それに繋がるのって、家事だとかの生活をきちんと出来るようになることな気がします。仕事をすることもそうですけど、全ては生活の面と精神的な面で自立することから始まるような。昔からそんな気はうすうすしてたんですけど、なかなか、そこに手を伸ばそう、っていう気持ちになれないでいたんですよね。最後のところで。
最近は、そこをきちんとしようという気持ちが強くなってきてるので、この気持ちに身を任せてみたいなと思います。少しずつ出来ることを増やしていきたいです。
自分を変えるのは自分の行動だけ、っていつか言えたら良いな。頑張りたいです。少しずつ出来ることを増やしていって。

何より、こうやってさらっと、沢山の女性の方の人生を読む、って、私にとっては良いなあ、って思いました。今は、割と両極端な人としか関わらないんですよね。大学は私立なので、やっぱりこう、話していて、お金がある、家庭環境も良いとこで育ってきたんだろうなあ、この人、って感じる人が多いんですよね。思っていたより多いです。ご両親とか親戚の方とか、周りの大人の方の職業も凄い、っていう子も多いし。そして、昔からの友達は、苦しい思いをしてる人が多いんですよね。直接関わる人のタイプが少ないと、やっぱり、自分自身、視野が狭くなるように感じます。

それを、まあ、インタビューされるような方々はまた特殊な枠の方々なんですけど、そういう方々であっても、色々な人がいるんだな、って感じられるのって、少し安心するなと思います。私はやっぱり、嵌れもしないのに、枠に嵌ろうとしてるんですよね、多分。いい加減、開き直るなり肩の力を抜くなり出来たら良いんですけど。まあ、もう少し、頑張って考えて動いて、もがこうと思います。もう少し、私は普通になりたいんだ、そのためには、後はないんだ・・・!みたいな切羽詰り方をやめて。もっと大らかな、それこそ「なんくるないさ」という気持ちで生きてみたいです。