尼は笑う 麻生佳花

だいぶ前に読み終わっていたんですけど、感想を書く機会を逃し続けてしまっていました。

尼は笑う (角川文庫)

尼は笑う (角川文庫)

尼さんのエッセイです。関西の方なので、というと語弊があるかもしれませんが(笑)、色んなことをさらりと柔らかく書いてあって、未知の世界である尼さんの修行や毎日の生活のことを身近に感じることが出来ました。そりゃそうだよな、尼さんだって普通の女性、普通の人なんだよなあ、って。表紙の絵も、上手く頭を剃れなくてうっかり血が出ることもあるんですよ、頭から血が出た尼さん同士で朗らかに話してることもあったりして、あはは、みたいなお話からのものだと思います(笑)

中学生だった頃から、どうしても学校に行けないなら尼さんになれば、とあまり関わりの無い大人の方々からほんのり無責任(に見えただけかもしれませんけど(笑))に言われていた覚えがありますが、尼さんかあ。
それもありなのかもなー、とか偶に思うんですけどねー。でも、いつかはそうなりたいと望むのかもしれませんが、今では無いような気がします。

そうそう、この夏はお寺をのんびり回ってみたいんですよね。私が住んでる県は意外と、寺の数が凄く多いらしくて。そう言われてみれば、って思ったので、ちょっと足を延ばしてみようと思います。

読みやすく、ちょこちょこ仏教用語の解説もしてあって良かったです。他の作品も読んでみたいなあ、と思います。