泣く大人 江國香織

一ヶ月くらい前かな、に、江國さんのエッセイを久しぶりに読みました。

泣く大人 (角川文庫)

泣く大人 (角川文庫)

江國さんの作品を読むといつも、少女がそのまま大人になったような人、ってこんな感じの方のことを言うのかな、って感じます。少女と言っても、14、5歳じゃなくて、4、5歳の女の子みたいな感じ。

どの章も、物凄く心揺さぶられる、ということはないんですけど、それこそが嬉しいときもあって、落ちてしまっているときや疲れてしまっているときに、きっとまた読み返すんじゃないかなと思います。忘れてしまった頃に。

江國さんの文章は、私には、もう考えたくなくてとりあえず文章を読みたい、というときに、なんとなくぼんやりと読むことが出来る、ありがたいものです。失礼な感想なのかもしれないんですけど。

読書日記の章もあって、何作か気になる作品があったので、機会があれば読んでみたいなと思います。