七夕の虹

今日は、早朝に、仕事に行く準備をしていた父に叩き起こされました。滅多に無いことなので、慌てて飛び起きたのですが、パッと指で指し示された窓の外に、大きな虹が、欠けることなく架かっていて感動しました。見せてあげよう、と思って慌てて起こしにきてくれた父の気持ち込みで(笑)

まさか、朝起きて一番に、自分の家から虹を見ることが出来るような、優雅な日がやって来ようとは!しかも七夕、ということで、何か良いことがあったらいいなあ、と思います。

虹と言えば、恩田陸さんの短編に、確か夜だったと思うんですけど、に架かった大きな虹に、こちらも巨大な蛇が巻き付き、愛しているからか憎んでいるからかも分からないまま、虹を締め上げ、虹が消えていくのと同時に、力尽きた蛇も落ちていく、という場面があって、そのイメージの美しさとインパクトに、「やっぱり恩田さん好きだなあ!」って感じたのを思いだします。

そして、もう一つ、こちらも恩田さんの作品で『ライオンハート』という長編の場面も。最近、再読したんですが、キンキさんを思い出すんですよねー、この作品。何度も何度も、人生のほんの一瞬だけ巡りあって離れる二人。

二本の手は、離れていることでしっかりと結ぶことが出来る。無垢な魂の結合は、常に矛盾にさらされる。無垢な魂は、誰かと結びついた途端、濁り始め、輝きを失ってしまうから。離れているからこそ、純粋でいられる。そして、一瞬の逢瀬こそが、その魂をより輝かせ、燃やすことが出来る・・・・、という感じの、凄くロマンチックで、かつ、「分かる!」と思わされる記述がある場面では特に、「キンキさん・・・!」って思います。

お二人も、基本的に、一人だからこそ純粋、苛烈でいられる、というタイプに見えるので。剛さんにしろ、光一さんにしろ、ソロの時は、仲間が居ようが、最後の最後は一人、という立場で、だからこそ、あそこまでのものを作れるんだろうと思います。

本当に、若い頃にグループで土台を作って、一人でもしっかり活動出来るだけの力をつける、という意味では、キンキさんはジャニーズ事務所さんの理想に近いんじゃないかなあ、と感じます。そこまで含めてのエリートさんというか。

なので、織姫と彦星のように年に一度きちんと会う、くらいの感じでも仕方ない、というか、お二人的にもある意味、これくらいが理想なのかなー、とナチュラルに感じなくもないです。

と、いう感じで書こうかと思ったのですが、さっきの堂本兄弟を見て、気が変わりました!(笑)

あんなにまったり楽しく一緒に過ごす織姫と彦星がいるはずがありませんね!(笑)

お二人の歌声や楽しそうな笑顔や柔らかい雰囲気が、やっぱり好きだなあ、良いよなあ、と改めて実感しました。なんだかんだ、お二人の土台はグループで、意識の上でそれを揺るがす気はなさそうだな、って、見ていて感じることが多いので、今度の花火のように、ちょくちょく、機会とお二人の予定を見計らって(笑)、キンキさんお二人で楽しまれるお姿も見たいなあ、と思います。