チョコレイトの夜 中園直樹

今日は、来年度へ向けたバイトの研修がありました。
一昨日で、自分の今年度を終えたことにしていたので、一日おいて来年度へ、という感じになりました。
が!気持ちの上では、もう少し、部活が始まるまでは、お休みということで、気持ちを緩めて、しっかり休みたいです。
その部活のほうですが、四月に、そこまで練習が要らない・・・というか、普段から練習しているほうの、怪我をしやすい大会がある、という衝撃の事実が今日、知らされて、ちょっと動揺しています。例年だと五月開催なんですけど、今年は早いらしいんですよねー。

胴やらフェイスガードやらの防具をきっちり身に付けてやる、ザ・格闘技、っていう感じのほうの試合なんですが、私はそれが結構、苦手です。一番、上手くなりたい、強くなりたいやつなんですが、まだ、身体を上手く使いきれなくて。大会までに、しっかり練習して、強くなりたいです。


出来れば、今日で、ためていた本の感想を書ききりたいです!

まずは、「チョコレイトの夜」。

チョコレイトの夜

チョコレイトの夜

作者は、中園直樹さん。中園さんの作品を薦めてくださった方に、中園さんの、いじめに関する活動や、ホームページのことも教えていただきました。ありがとうございました!

中園さんは、いじめに関する作品を書いてらっしゃる方で、私は今回、初めて手に取りました。

読んでいて、登場人物の言い回しや台詞自体が固すぎたり、不自然過ぎたりするように感じる部分も、あるにはあったんですが、そこがこの作品の魅力の一つでもあるな、って、読み終わって感じました。綺麗に作りすぎないからこそ、伝わるものもあるな、って感じたというか。

実際にいじめの被害にあってる子や、何らかの形でいじめに関わってる子が必要とする物語であるように感じました。きちんとした、分かりやすい救いがあるし、メッセージが明確。文学、っていうものは、どこか曖昧な救いが描かれることが多いように思いますが、この作品には、子供でもちゃんと理解できる、明確な救いがありました。
そして、いじめに関わってる子達が必要としているのは、救いの「ような」ものではなく、苦しいだけの現実でもなく、誰が見てもハッピーエンドだと分かるような大円満なんじゃないかなと思います。

そういう意味では、本当に、いじめについて書かれた作品、ではなく、いじめられてる子のために、いじめに関わっている子に向けて書かれた作品だな、と感じましたし、なんとか希望を、という作者さんの気持ちが伝わってきました。

伝えたいことが明確で、真っ直ぐで、登場人物も多すぎない。読めて良かったです。
こういう作品が、まさにこういう作品を必要としてる、っていう子達のもとへ、きちんと届いていくよう願っています。