東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ 遙洋子
- 作者: 遥洋子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/11/11
- メディア: 文庫
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なんとなく避けてたんですけど、読みました。面白かった。
「あああ、分かる分かる分かる!」って思うことが沢山あったし、エッセイとしても凄く読みやすかった。知らなかったこと、ハッとする考え方がいくつかありました。
そして、何より、上野さんの本をもっと読んでみよう、と思えた。そして、社会学をもう少し勉強してみたい、と思えた。今、読めて良かったな、と感じました。
それから、人が言葉を持っていることの大きさを、改めて思いました。言葉は凄い。そして、理論は凄い。そして、学問は、本当は人を救うためにある。
言葉を使おうと努力すること、「言葉に出来ない」「上手く言えない」に逃げないことは、とても大事なことだと改めて思いました。とにかく、言葉にしないと分からない。何かを自分の中で整理することが出来ないし、他人に訴えることも出来ない。言葉が無いと、人間は、自分が今、何をどう考えてるのか、すら分からなくなる。そして、お互いが少しでも理解しあうためには、言葉をしっかりと使えるようにならないといけない。
難しいなあ。言葉を正しく、上手に使う、って本当に難しいことだと最近、よく思いますが、少しずつでも頑張ってみようと思います。