意志の強さ

お久しぶりです、と毎回書いてしまっているのですが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

やっぱり、書く習慣が途切れてしまうと、なかなか書きにくくなってしまうというか、タイミングを掴めなくなるというか、良くないですね!(笑)

帰ってきてからそろそろ1か月くらい経つのですが、やっと予定も大体消化出来て、落ち着いてきました。

なんだかんだ、人に会ったり、公的な手続きをしたり、バタバタとしてしまっていたのですが、半年で少しタフになったのか(笑)、そこまで疲れなかったので、良かったです。

数年ぶり、という友達にも会っているのですが、仕事の上司に苦しんでる子、ノルマに苦しんで体調を崩している子、結婚の重圧に苦しんでる子、逆に婚約した子、半年もあると、20代半ばの女性は色々な変化があって、凄いなあ、と思います。

まあ、私もなかなか驚かれるんですけどね、ここ数年の話をすると!(笑)

特にこの半年のことはよく聞かれるのですが、急に北海道で農業をして変わったこととしては、野菜を見たり、調理したり、食べたりするのが楽しくなったことがやはり一番かなと思います。
綺麗な野菜を見るとやはり嬉しいし、収穫やら工場でのことやら、沢山思い出すので、手に取る野菜のことを大事に思えるというか。

といっても、過剰に「頑張って作ってくださった農家さんに感謝しなきゃ・・・!」みたいなことも思わないんですけどね、意外と(笑)

農家さんは勿論、作物が美味しくなるように沢山研究して、気を配って、ってしてらっしゃるんですけど、「仕事」として作ってらっしゃるんですよね、やっぱり。
他の製品とかと一緒で、「良い商品」を作る、という感じ。
勿論、気持ちも籠ってるんですけど、シビアで冷静な部分も大きい。

だからこう、食物だから他よりも感謝する、ということではなくて、例えば美しく作られた切子の器を大事に使おう、とか、なんなら沢山の工夫と技術を凝らして作られた冷蔵庫を大事に使おう、みたいな、そんな感覚に近いです。
逆に言えば、野菜とか、食べ物を作ることを尊ぶのと同じくらい、他の物なり薬なりの商品を作ることを尊びたいというか、変な特別扱い(意識上での)をするのは違うな、と思うようになりました。

たった半年しか関わっていない素人の、個人的な感覚なんですけどね!

そして同時に、半年しか関わらなくても、農家さんは本っっっ当に大変なお仕事なんだ、と凄く強く感じました。
どんなにしたい作業があっても天候に合わせるしかないし、休みなんて勿論ほぼ無いし、毎日早朝から深夜まで働く方も多いし、機械は物凄く高いし、作物の値段は年によって違うし、草刈等の御近所付き合いも物凄く大変だし。
頭が下がる、と心底思います。

農家さんのお仕事というのは、実際に働かせていただかないと分からないことが沢山あったので、これを知ることが出来たのは本当に良かったな、と思います。私が知ったことなんて、ほんの一握りなんですけどね!

とりあえず、TOKIOさんの番組を帰ってきて久々に見たら、「ああ、植物の病気・・・!」って手に汗を握るような気持ちになることが出来たり(笑)、「分かる、台風とか本当に心配になりますよね・・・!」って共感することが出来たりしたので(笑)、自分の人生が少し豊かになったような気がします(笑)

ということで、自分の話がとっても長くなりましたが、キンキさん、この2か月くらいでも色々ありましたね。

フェスで無事にお二人揃って歌われた事(台風にはヒヤヒヤさせられました)、光一さんが無事に千秋楽を迎えられたこと(福岡の良さが未だに微妙に分かっていない身としては、光一さんに博多の良さを教わりたいくらいになってきました(笑))、剛さんが小喜利を開催出来たこと、アニメのOP、年末のコンサート開催が発表されたこと、シングルベストが発売されることが発表された事。
パッと思いつくだけでも、こちらに文章を書きたいと思った瞬間が沢山ありました。

特に、シングルベストに7月のイベントがダイジェストで収録されると知った時は、嬉しさは勿論ですが、「安心した」という気持ちが一番強かったです。
あのイベントに関しては、行けた組と行けなかった組に分けるのは、後々を考えても絶対に良くないのでは、って、ちょっと胃が痛いくらいの気持ちで思っていたんですよね、実は!

映像すら無かったら、どんなに言葉を尽くしあっても、行けた人と行けなかった人とで埋められない温度差が生まれるだろうし、その温度差は、時間が経てば経つほど大きくなっていきそうで。
なので、ダイジェストであっても、映像が出ること、本当に良かったなあ、と思います。
勿論、自分が見ることが出来るのも凄く嬉しいです。

そして、年末のコンサート。
の前に、アニメのOPかな。正直、11月初週、剛さんのバージョンを聴いたときは本当に、泣くかと思いました。
私にとっては、発症後の剛さんの、きちんと録音された歌声を聴いたのって多分、あれが初めてだったんですよね。
変わらず美しく、巧く、正確に響く剛さんの歌声を聴くことが出来て、もう顔を覆って泣き出しそうでした。

率直に言ってしまえば、今もそうですが、やはり怖い、というか不安があるんですよね。
私が知っている範囲では(狭いものですが)、片方であっても、そして軽度であっても、耳に関する病気を発病して、歌声に全く影響が無い方って、存じ上げなくて。

だからこそ、発病を知ってからずっと、どうなんだろう、という気持ちが拭えないところがあります。
剛さんは器用だし、技術もある方で、元々のポテンシャルも高いですし、剛さんのお気持ちさえ折れなければ希望はあるのでは、という気持ちと、こうして書くのも辛いことですが、剛さんの本来の歌声はもしかしたらもう、という恐怖と。
その恐怖があるからこそ、発表の際は身の毛がよだつくらいの衝撃があったし、希望と恐怖の間で揺れ続けていたような気がします。

その中で、今回、少なくとも録音では、この歌声を聴くことが出来る、出来ている、という大きな喜びがありました。

光一さんの、アニメのOPとして正統派、といった感じの力強い歌声と、剛さん特有の、品のある色気が含まれる歌声、どちらも楽しく、お二人合わさる12月もワクワクしています。

そして、年末。
まず、発症から半年程と思うと、大きな会場と音響への緊張もおありでしょうに、開催を選ばれた事自体が凄いな、と思います。
剛さんにも、光一さんにも、恐らく今までには無かったであろう負担がかかるでしょうし、演出や選曲等、悩むことが多いであろうこともハッキリしているのに、それでも開催を選ばれること、そのこと自体に、お二人のお気持ちの強さを感じられるようで。

剛さんに関しては、万全の状態で、というのはどう頑張っても難しいでしょうし、なるべくお身体にもお気持ちにも負担がかかりませんように、と心から願っています。

ということで、色々と迷ったのですが、自分が次にどう動くかもまだ決めていないこともあり、行ける時に行こう、と思って、東京初日のみ申し込みました!
そして、ありがたいことに、当選したので、行ってきます!
まだまだ慣れることが出来なくて、いつもと同じように緊張していますし(笑)、今までとはまた違う思いもあるのですが、それと同時に、お二人が用意してくださるものを、心から楽しみにしていたいと思います。

それから、今回のツアータイトル、「Everything happens for a reason」、初めて知った時、凄く衝撃的で、よし、書こう、と思いました。
その割には、書きあげるまでに時間がかかりすぎなんですけど!(笑)

全ての物事には理由がある、
全ての出来事は(何らかの)意味の為に起こる、
あるいは、全ては必然である。

これを今、このタイミングで打ち出すキンキさんの意志の強さ。

これが3年後、あるいは1年後でも良い、もっと後に打ち出されたのなら、ここまでグッと来ないだろうな、と思います。
本当は、まだまだ、こんな心境になれる状態ではないんだろうな、と思うと。

まだあの夏から半年も経っていないくらいで、きっとまだまだ、振り返るとか、糧にするとか、消化するとか、しきれないタイミングだと思うんですよね。
ドームで通常の年のようなコンサートをやるのもあれ以降初めてだし、どうなるかもきっと、お二人にも読み切れない。

そんな、恐らく完璧な安心感とは無縁であろうコンサートにおいて、このテーマを叩きつけるあたり、キンキさんは何気に、闘志と無縁でいられないお二人なんだろうな、と胸が熱くなります。

このタイミングだと、「今の時点から過去を振り返ると、全てに意味付けが出来るよね」というような柔らかいニュアンスより、どんな事が起ころうとも、自分達二人の存在で全てに意味をつけてみせる、あるいは、自分達の今後を良くしていくことで、いづれ全てが必然だったと言ってみせる、くらいの気概を感じます、勝手に。

キンキさんはお二人共、ど根性でやってます!みたいな雰囲気ではないと思うんですよね。
どちらかと言えば、泥臭さよりもスマートさのほうがしっくりくる。
デビュー前から売れていたからこそのことでもあるでしょうし、お二人共、暑苦しい性格ではない(笑)からこそでもあるのかなと思います。
その、ある意味では親しみやすくない、「すました」とも言えるくらいの感じが、エリートならではの他者を寄せ付けない雰囲気に繋がっていて、それがキンキさんの大きな魅力でもある。

でも、そんなお二人がお二人共、根っこには、環境に、あるいは病に、その他様々なものに、負けてたまるか、という負けん気と強気を隠し持ってらっしゃるようで、そこが本当に好ましいです。
そして、この性質を共通して持ってらっしゃるからこそ、キンキさんは面白い。
多分、お互いにとっても。

そして、そんなお二人が、今回の病のように、一つの困難に一緒に向き合うと、共通する性質が上手く作用して、この夏のような強い気持ちをお持ちになることが出来るんじゃないかな、と感じます。

光一さんも、剛さんも、キンキに対する、あるいは音楽に対する気持ちが折れなかった、それだけでも凄いな、って未だに本当に思うんですよね。

折れたって全然おかしくなかったくらいの事だろうし、実際どうだったかは御本人にしか分からないことですが、少なくとも、お二人揃って、未来に対する弱気を表に出さなかった。
大きな困難があると、人間、取り繕うことが難しいものだと思いますが、その意味では、剛さんの発症前の段階で、キンキさんはかなり強い、揺らがない基盤をお二人で築いてらっしゃったんじゃないかな、と思います。

仕事の面でも、気持ちの面でも、関係性の面でも。

そう思うと、ここ数年、ツアーにしろ、新鮮味のある楽曲にしろ、一緒にロケをする番組にしろ、全ての活動がプラスだったんじゃないかと感じますし、その数年を自ら引き寄せるキンキさんの引きの強さというか、ドラマティックさは凄いな、と思います。

ここ数年の活動が無かったら、この夏は無かったんじゃないかな、と思うと。

ということで、この夏付近の話なのですが、帰ってきてから少しずつ番組やらドラマやらコンサートDVDやらを見ているのですが、まだまだ全ては見ることが出来ていなくて、あまりの幸福感に眩暈がしそうなくらいです(笑)
もともとが一つの作品を長く楽しめるタイプなので、一度に沢山見るのが勿体なくて、なかなか進まないんですよね!(笑)

このままだと、剛さんの殺陣に辿り着けるのはまだ先になりそうです。

にしても、光一さんはいついかなる時もお美しくてびっくりしますし、剛さんも不意に物凄くお美しくて、三度見くらいしそうになる時があります(笑)

半年間、ほぼテレビを見ることが無かった人間からすると、キンキさんはちょっとお美しすぎて、もはや驚くしかないレベルなんだと分かりました(笑)

感想も色々書いていけると良いなあ。
ということで、あまりに間が空きすぎて話がグチャグチャになっちゃいましたが、もう上げてしまいたいと思います!
もう少し気軽に書けるようになりたいです。