大好きな音楽を

久しぶりになってしまいました、皆様お元気にしてらっしゃるでしょうか?

私は、自分自身の環境について言えば多分、この半年が物心ついてから一番、ストレスが少なく、幸せな日々だな、としみじみと感じています。

9月末までにするかに少し悩んだのですが、やはりなるべく長くこちらにいたくて、10月半ばに北海道を出ることにしました。
友達や後輩の子に会いながら、10月下旬に福岡に辿り着くように帰ります。

ギリギリ、雪は降らないでいてくれるはずなのですが、少しドキドキしています(笑)

今は、南瓜やとうもろこしの収穫を終え、玉葱や芋の収穫や選別、珍しいところでは葡萄の収穫もしています。
どんな風にするものなのか、想像もしていなかったようなことばかりで、日々、新鮮で面白いです。

こちらは一雨毎に寒くなってきているのですが、なんとか、あと2週間程、無事に最後まで勤めたいです。

ということで、自分に関してはこれくらいにして、やはりキンキさんの、剛さんのことを書いておきたいと思います。

新曲、フェス出演、おめでとうございます。

今の段階では、自分がぼんやりと想像していたよりもずっと複雑な気持ちになっていることに驚きます。

勿論、勿論、剛さんの、光一さんのお気持ちを考えると、喜ばしい。
決まっていたお仕事をキャンセルすることにしろ、活動しようと思って出来ないことにしろ、かなり負担が大きいでしょうし、その意味では、こうして動けること、本当におめでとうございます、と思います。

純粋に、お二人が歌われること、特に剛さんが歌われることが嬉しくもある。

ただ、思っていたよりは動き出す時期が早かったので、なんというか、分かっていたつもりで、「ああ、やはり剛さんは、変化した聴力を抱えたまま、これから進まれるんだな」と改めて実感して、初めて御病気のことを知った時とほとんど同じような感覚になっています。

信じられない、という衝撃と、剛さんが元々は耳の良い方だからこそのやるせなさと、これが剛さんの歌や音楽にどう響いてくるのか、という不安と。

多分、私がpartyに参加出来ていなくて、剛さんの発症後の歌声を知らないから、というのも大きいんだろうと思います。

本当に、あのイベントは、参加出来たか出来なかったかで全く違う、そういう意味でも大きな意味のあるイベントになってしまったんだろうな、と感じます。

もしこのまま映像化されなかった場合は特に、おそらく、参加不参加によって、キンキさんに対する感覚も、ファンの方同士の感覚も、かなり違うものになりそうで。

どのイベントも多かれ少なかれそうでしょうが、やはり映像化って、こういう意味でも大切なことなんだなあ、と思います。

ということで、私はpartyを知らないので、お二人の御様子や雰囲気が実際には分かっていない、ということ大前提なのですが、今の時点で一番、しみじみと感じるのは、忘れないでいたいな、ということなんですよね、意外と。

剛さんの御病気はどれも、外傷があるものじゃないから、見た目には何も問題ないように見える。

だからこそ、動き出すからもう良いんだ、とか、治ったんだ、だって出来てるじゃん、となりがちだよな、って思います。

でも、今回にしても、完治しました、という発表がされたわけでもなく、ご本人にしか、その負担は分からない。

膝の時も、私、剛さんが椅子に座って後方で振りを入れてらっしゃるのを見た時、本当に切なくて、見えてる、あるいは見せてらっしゃる部分なんてほんの一握りなんだな、って改めて思ったんですよね。

座って覚える、って、結局は身体というより頭で覚える感覚が強くなって不安になるし、きちんと動きたくて仕方なくなるけど、それでも椅子に座ってやったほうが良いくらいの状態の時がある。

でも、本番ではそんなことを感じさせないようにされるんだよな、って。

過剰に意識するのも違うと思うんですけど、活動するんだからもう何も不自由無いんだよね、みたいな思いかたはしたくないな、と個人的には思います。

分からないんですけどね!
活動するんだから何も問題ない、心配いらない、とサッパリ思うほうが、鬱陶しい気持ちにならなくて良いのかもな、と感じる時もあるんですけど。

剛さんの状態にしても、実は物凄く良い、という可能性もない訳じゃない。

でもやっぱり、気持ちのどこかには、剛さんが万全ではなくても活動されること、ステージに立たれることの重さを置いておきたいな、と思います。

剛さんこそ、負担とか、不自由さとか、ある種の御自身の裏側をほとんど(映像では)見せない方だと思っているので、きっと今後も、負担の有無からして、分からない事が多いままなんだろうな、と思いつつ。

これまでの映像作品にしても思うんですけど、剛さんって、可哀想だと思われるような、あるいは、苦しいのに頑張ってるんだね、と思われるような御自分の映像をあんまり良しとされないんじゃないかな、と思うんですよね。

言葉や音楽で能動的に自分の苦しさ等について語ることと、受動的に外から撮られることは全く違うだろうし、外から撮られるのは抵抗がおありなのかな、とぼんやり思います。

正直、これまでを思えば、それなりにキツい映像もあっただろうし、やろうと思えば、そういう方向に持っていくこともいくらでも出来ただろうと思うんですよね。

それを、私が知ってる限りでは一度もやらなかったご本人、あるいはキンキさん、事務所の方々の選択を思います。

ある意味でのプライドだよな、これも、って。
あるいは、剛さんの、アイドルのイメージ的に、あまりにもその方向には持っていけないくらいの状態だったか。

だいぶ話が逸れてしまいました。
久しぶりに書くと、こうなりがちですみません!

なんにせよ、今回のことにしても、多分、剛さんの負担とかって、こちらが思うよりは表に出てこない、出されないんじゃないかとなんとなく思います。

だからこそ、自分の中にはちゃんと、剛さんがそれでも活動される、ということを置いておきたいなと思います。

感覚が急に、しかも予期せず変わってしまっても、すぐに音楽に取り組もうとされて、実際、半年も経たないうちに歌われること。
剛さんと光一さんは結局、根っこが似てらっしゃるのかな、ってこういう時に思うんですよね。

折れてしまわずに対応しようとする、その意思の強さ。

光一さんにしても、相方さんの聴力が、という事態でも、キンキに対する、あるいは剛さんに対するお気持ちが全く折れていないように見えて、それは全然、当然のことではないよな、って思ったんですよね。

光一さんの剛さんへのお気持ちの凄さを改めて感じると、剛さんみたいな情の濃い方となんだかんだありながら、結局20周年を迎えてらっしゃるんだから、そりゃあ、光一さんの剛さんへのお気持ちの強さだって物凄く濃いよな、そうじゃないとお互いにここまで来ないよな、って本当に思います。

未だに、たまに、あの流れで「もう君以外愛せない」って一体…って思いますもんねー。
結局、あの選曲については今のところ言及されてないんですかね?余計凄い。

Anniversaryも歌詞重視で2番、っていうのも、本当に剛さんありきでの選曲なのか、っていう驚きがあったし。

それから、フェスのコメントも、光一さんの剛さんへのお気持ちが滲み出ているようで、キンキさんは相変わらず凄いな、としみじみと感じました。

光一さんから見て、剛さんは「音楽が大好き」に見えていらっしゃる(好きな、でもなく、大好きな、という言葉の選択がまた、年上っぽい優しさのある眼差しで見てらっしゃる感じがしました)ことがもう。

かつ、その大好きな音楽と「距離を置き」「我慢をし」(音楽を我慢して、ではなく、言葉を重ねてらっしゃることにも、伝わってくるものがありました)いることも、治療に専念するよう努めてらっしゃることも見てらっしゃったんですね。
光一さんは、人から伝え聞いたことをああいう風に書かれないように感じるので、光一さんも、そんな剛さんを直接見ていて、思うところがおありだったんだろうな、と感じます。

だからこそ、ああして他者に対して言わずにいられなかったのかな、って。
剛さんがいかに我慢して、治療に専念したのかを他者に伝えたかった光一さんのお気持ちを思うと、なんというか、光一さんにとって、剛さんってこちらが思う以上に大事にしたい存在なんだろうな、と感じます。

大事にしたいからこそ、剛さんが努めたことを他者に伝えたい、他者に分かってもらいたいのかな、って。

光一さんの剛さんに対する情は、そんな種類であるような気がします。
光一さんがああいうことを書かれること自体が珍しいような気がするし、フェス出演に向けて、にしてはこう、私事に寄りすぎというか。

キンキさんの情は本当に濃い。

剛さんに関しては、長いこと側に居た存在がこのタイミングで離れた場所に、という、辛さが重なりすぎてなんと言えば良いのかも分からないくらいのことの後なのもあって、改めて、光一さんのような方がいらっしゃって良かったな、と素朴に思いました。

剛さんは他者の情に敏感な方だから、光一さんのような裏表のない情をちゃんと感じてらっしゃいそうで。

剛さんのフェスのコメント、噛み締めるように読みました。どうか、剛さんが思うように歌えますように。
本当に、また光一さんと歌われるんだなあ。
大好きな音楽を。

キンキさんには色々在りすぎるくらいある。
だからこそ、それでも踏ん張る姿勢が、単純に凄いな
と思います。

どうかお二人の全ての選択が、音楽が、お二人を良い方向に導いてくれますように。

久々だと、やはり文章がまとまらなくて、言いたいことが分からない文章になってしまってすみません!
帰ったらまた色々と書けますように!