千々に

心乱れるとはこのことか、という心境です。

光一さん、早い時間だったこともあり、一人で見ることが出来ました。

剛さんの昨日の番組も、チラリとは見ることが出来たんですけど、最近は本当に、表情も綺麗で、良い年の重ねかたをしてらっしゃるな、としみじみと思います。
私、剛さんがお若い頃から、年を重ねることを歌ってらっしゃるところが凄く好きなんですよね。

アイドルである剛さんが、年を重ねることを歌われる、その意味こそが美しく思えて。

帰って見るのが、今から楽しみです。

その剛さん、やはり一番、気になるのが病状ですが、今日、光一さんが、言葉を選びながらも、このタイミングで「良くはなっていない」「歌うのはまだ厳しい」というようなことをおっしゃっていて、やはり胸が詰まりました。

そうなんだろうとは思っていても、やはり辛い。

そして、このタイミングで初めて、良くはなっていない、と伝えてくださる光一さん、流石だな、と思います。

週末を見据えてなのかな、って。

確かに、今、おっしゃってくださるのが一番良いし、きっと、今しか無かった。光一さんのこういうところ、本当に凄いな、と思います。

もう本当に、これも今しか言えないからぶっちゃけちゃうんですけど、週末、たまらなく心配なんですよね、私は。個人的には。

今の時点で歌えないくらいの状態で、確実に日常生活より大きな音量の音を聞いて良いのか。

例え歌わず話すにしても、そもそマイクを使って良いのか。
単純に考えて、耳に負担が無いわけないのでは、と思ってしまう。
分からないんですけどね、専門家でも何でもないし!

御本人のお気持ちや、状況や、会場押さえてあるとか、20周年とか、変な話、金銭面とか損失とか、今後に繋げるためにとか、勿論、勿論、どうしようもないようなことが沢山あるでしょうし、沢山の人が関わり、沢山のファンがいるお立場では、やる、と今の時点でなってるのも、分かる。

分かるんですけど、でも、と思ってしまう自分がいるんですよね。

剛さんは、剛さんの聴力は、代えのきかないものだ、と思うと、どうしても不安になってしまう。
本当にその場に立つおつもりなのか、と怖くなってしまう。

楽しみにしてらっしゃる方が沢山、いらっしゃるでしょうに、こんなことを書いてしまって申し訳ありません!

やっぱり、心乱れてるんですよね。
ああして光一さんからハッキリ、良くはなっていない、と伝えていただくと、目を閉じてしまいたくなる。

どうか、と思ってしまう。

だからって、剛さんがその場に立たなければ安心なのか、立ちさえしなければ良くなるのか、って言うと、そうではないんですよね、きっと。

剛さんのお気持ちの面での負担もあるでしょうし、何が最善なのかは、後にならないと分からない。
きっと剛さんは、キンキさんは、最善に向かって努力されるんだろうと思うと、結局、応援するしかない、と思う。

剛さんの、光一さんの選択が、お二人にとって良いものになりますように。

と、言うようなことを、更に激しい感じで思っていたのですが、そんな中、まさかの曲で驚きました。

これ?!
この曲を、この流れで、今歌われるんですか、光一さん…!嘘やろ…!

みたいな気持ちになって。
予想外すぎる。
番組的にも、もっとこう、軽めの歌を歌われるように思っていたのですが、キンキさんですもんね…。

いやでも、どんな流れと思考があったにせよ、このタイミングでこの歌詞の歌で行こう、ってなって、本当に歌うって凄すぎる。

なんというか、光一さんは、今の状況を、多分、こちらが思ってるよりずっと大きく感じてらっしゃるんだろうな、とつくづく思いました。
じゃないと、この状況でこの歌を歌えない気がする。

そして、恥ずかしい、とおっしゃりながらもなんだかんだ凄くストレートで、真心の方なんだな、って思います。

光一さんがこういう方だからこそ、剛さんが20年以上、一緒におられるんだなあ、って、改めて納得しました。

キンキさんには、こういうところがあるよなあ、って思います。
不意に、物凄く真っ直ぐな真心を相手に渡す感じ。
それがあまりにも大きくて、純度が高いから、端から見てるだけでも圧倒されるというか。直視出来ない。

しかも今回、光一さんは剛さんが御覧になってると思ってらっしゃったっぽいのが、また凄い。
そう思いながら、この状況でこの歌詞って。

Anniversary2番も凄い選曲だな、と思いましたが、同じ系統のストレートさで、剛さんは、光一さんがこういう人だからこそ、光一さんのことは信じてこれたのかな、と感じます。
疑いようもない感じ。

言葉では御自分の心情をおっしゃらないのがまた、光一さんらしい。
剛さんのことについても、元気は元気なんですけど、っておっしゃるのが、お元気だと伝える意味と、でも、それだけじゃない、それ以外のことがある、ということを軽んじない感じがして、光一さんのこういうところ、本当に良いな、と思います。

やっぱり光一さんは、根が誠実な方なんでしょうね。
取り繕われたものはすぐ感じてしまわれそうな剛さんからしたら、根が誠実って、物凄い美点なんだろうな、って勝手に感じます。

そんなこんなで、剛さんを思い、光一さんのお気持ちに当てられ、キンキさんは本当に濃いな、と再確認しました。

ここまでストレートに思える相手がいる光一さんも、それを受け止め続けて、同じように重い気持ちを持ち続けてらっしゃるように見える剛さんも、どっちも凄い。

こうして見ると、お二人はどこか似てるし、情が深いという意味では、相性が良いんでしょうね、本当に。凄い。

そんな、滅多にいないお二人の組み合わせであるキンキさんのことを、心から応援しています。

光一さんも剛さんも、どうか御自愛ください。
週末、良い時間になりますように!