薔薇と太陽

これはもう・・・。
完っ璧だなと思いました・・・!

キンキさんはやっぱりキンキとして圧倒的に完璧だわ、当たり前だけどこう、キンキとしての在り方が完璧だ・・・、って天を仰ぎたくなるような、訳のわからない気持ちになって(笑)

いやでも本当に、これはキンキさんの勝ちだな、みたいな、何と勝負してるのか分からないんですけど(笑)、これはこの人達の勝ちだな、っていう感想が出てきました。

私、聴くのも昨日が初めてだったんですけど、曲自体も、とっっても好みで、まずそこが嬉しかったです!
歌詞も、曲調も、展開も凄く好きで。

そして、パフォーマンスとしても、凄く凄く面白くて!
この豊かさを出せるって二人組として最強だな、って思えましたし、改めて、この人達のファンとしてこれを見せてもらえるって、幸せだな私は!って思いました。

それと同時に、きっと、自分がもしキンキさんのファンじゃなかったとしても、これはかっこいい、好みだ、ってハマっただろうなあ、って思います。

もうすぐ20年、というタイミングでこれを叩きつけてくるキンキさん凄い。
お二人がそれぞれに、グループがあるという立場に甘えず、やりたいことを追及してこられた結果の一つがこれなんだろうな、と思うと、素直に、これが出来るところまでそれぞれにやってきたお二人とも、かっこいいな、と思います。
自分の世界を作り上げることが出来る表現を持つ人は、意外と少ない。
キンキさんは、お二人ともそれが出来る。

かつ、何より、それがここまで、一つの「キンキ」という単位として、違和感なく同じところに共存する。
これはもう、お二人の元々の相性と、年月の力だな、と思いました。
お二人がキンキとして表現してきた湿度や温度、ある種の暗さや空気感がお二人共の根本に共通してあるからこそ、あそこまで違和感なく、作品として調和して成り立つんだろうな、と思って。

明と暗、乾と湿、高温と低温、といったような正反対さでは、グループ内の対としては成り立たないんだろうな、と今回、ぼんやり思いました。
ある程度、共通の下地を持つことが出来て、更にその上でどう対比を作ることが出来るか、という問いに答えるのは、とても難しいと思うんですけど、キンキさんは常に、その解答の一つの形であり続けているような気がします。
だからこそ、二人組としてのキンキさんは、ここまで面白いんだろうなあ。

と、いうことを、ステージで表現できるのが凄い。

そして、これだけのものだったら、過去のコンサートのこともありますし、「最初からこういう演出です!」って言う事も出来ただろうに、と思うと、先日の光一さんの剛さんへのお気持ちというか、心遣いのようなものを改めて感じました。

ということで、前置きが長くなりすぎましたが(笑)、具体的な事を書いていきたいと思います!

光一さんのことから書くと、とりあえず、髪型もダンスも、普段より男性的な面が強調されているようで、ちょっと新鮮でした。私は基本的には、光一さんには鬱陶しいくらい長い前髪が似合うと思っている派なのですが(笑)、昨日の髪型は、曲の雰囲気にも合っているように思えて、好きでした。

衣装も、正統派、といった感じの中に、大きな首元の飾りがあって、面白かったです。
というか、そう、今回、衣装も好きなんですよね!
それこそ、ジャケットというカッチリした共通の要素があって、色も両者黒基調なのに、ここまで雰囲気の差が出てくるか、っていうのがあって。光一さんの首元の飾りがまた、曲の雰囲気にもあっていて、アクセントになってるなあ、って感じました。

ダンスも、振りや角度が割と男性的で、細かく作ってあって、見ていて楽しかったです。
結構、上半身の動きが大きくて、歌いながらだと忙しそうだな!っていう箇所もあって、マイクの行方に注目しました(笑)
個人的には、「君のその」辺りの、腕の振り落とし方が好きでした。

私、光一さんは割としなやか寄りの振りを得意とされているイメージがあったのですが、今回みたいな振りだと、光一さんの綺麗なお顔立ちとのある種のギャップみたいなものを感じて、それがまたセクシーで良いな、と思いました!

そうそう、それから、バックの女性ダンサーさん達のキレが凄くて、一体どこの方々なんだ、と思いました。

そして、剛さんがまた、気だるさ全開で、特に表情が素晴らしくて!
片方しか目が見えないくらいになる髪型も、曲に合ってるなあ、と感じました。
衣装も、ジャケットなのに、ちょっと異国情緒みたいなものも感じさせて、所属不明みたな雰囲気になっているのが、良く似合ってらして。足元隠すの似合われますよねー、相変わらず。
首飾りも好きでした。
剛さんはあの辺、色白で滑らかな肌をしてらっしゃるように見えるので、ああいう首飾りがよく似合うよなあ、と思います。

ジャケットの下も、シャツではない、だけど色は光一さんと同じ白、という合わせ具合が良かったし。
合わせる、外す、の上手さはやっぱり、個性の強いキンキさんならではだよなあ、といつも思います。

歌い方も、曲に合ってちょっと低めで気だるげで、柔らかさと鋭さが織り交ぜられているようで、とっても好きでした。
光一さんも剛さんも、歌い込まれていくのが楽しみだなあ、ってワクワクしています。

そして、剛さんは何より、表情が良くて!改めて、この人、表情一つ、目の使い方一つで、物凄く色々表現してくるよなあ、どこまでが計算でどこからが素なんだろうなあ、って考え込みたくなりました。
そして、今くらいの感じだと改めて、剛さんって昔から、お顔が全然変わらないな・・・!って衝撃を受けました。
こう、お顔立ちが、偶にハッとするくらい、昔と変わらなくて。

「それでいいじゃない」辺りの、気だるげで、物憂げで、それでいてちょっと乾いた冷たさもある視線とか、もうこの表情だけで物語を感じさせるな、という感じで、凄く好きでした!ちょっと刹那的な感じもして。

というか、そもそも、剛さんって、こういう路線の表情が凄く似合われるんですよねー。
普段の、未だにちょっと幼さすらある表情とか、あらゆる意味で情の深い性質な方なのと対照的な感じが、剛さんの強烈な魅力の一つだよなあ、って思います。多面的にも程がある。
これだけ表情の引き出しがあるということは、やっぱり役者肌なんだろうなあ、って感じます。

そして、「誰の生まれ変わり」辺りのマイクに手をかける+かすかに目を細めつつ険しいお顔をされるところがもう、これは罪じゃないか、っていうくらいに色っぽくて!
あそこでああいう手のかけかたをするのも、目の表情だけであれだけハッと引き付けるのも、どちらも多分、無意識なのでは、と思うんですけど、それが異常に様になり、あそこまで色っぽくなる、ってもう、選ばれし者だなあ、キンキさんは!って改めて思います。

「この星では僕ら 誰の生まれ変わり」の箇所、歌詞も音も、まるで真紅のサテン生地が無機物だけの世界で、ゆっくり滑り落ちていくような色気があって、そこにキンキさんの独特の雰囲気が加わって、凄いことになってるなあ、って思います。凄く好きです。曲始まりの時点ではは、ここに連れてこられるとは思わなかったなあ、という感じもして。

にしても、この歌詞もそうですが、曲全体を通して、どことなく「死」の匂いもほのめかされているようで、やはりキンキさんにはこういう歌詞が似合ってしまうよなあ、なんなんだろうなあ、このお二人の独特の雰囲気、って思いました。男性二人組でこのイメージに違和感が無い、っていうのがまた凄い。

そして、歌詞の世界観が本当に、凄く好きなのですが、特にここは、キンキさんが歌われるからこその、というのも感じて、好きでした。

この星では、というスケールの大きさ、「誰か」の生まれ変わりである、という自分自身の意思だけではない、半分因果のような関係性、いや、どうなんだろうな。

ここだけじゃ分からないですけど、「僕ら」それぞれが、別に因果関係の無い「誰か」と「誰か」の生まれ変わりで、その二人がたまたま出会っただけ、という乾いた解釈も出来るのか。
それぞれが縁もゆかりもない「誰か」でしかない、ということなのかな。
早く歌詞を全部通して読んでみたいです。

でも、キンキさんに歌われると、やっぱりこの「僕ら」は一緒に何度も生まれ変わるような間柄で、もう生まれ変わった回数が多すぎて、今までの「誰の」生まれ変わりとしてこの星で出会っているのかも分からない。
ただ、出会ってしまったらもうどうしようもない、なんなら、心中くらいは何度かした間柄なのは間違いない、という風に聴こえて、キンキさんはあらゆる意味で凄いな、と思います(笑)

どちらの解釈にしても、この歌詞だけでも、凄く濃い世界観があって、とっても好きです。

ということで、凄く好きな曲なので、これからのプロモーション含め、発売をとっても楽しみにしています!!
他のことも書きたかったんですけど、予想外にいっぱい書いてしまったので、番組の他の事や、数日前の番組の事は、また違う日に書きたいと思います。

おやすみなさい!