泣かれること

昨日は、予定通り、午前中は元バイト先に御挨拶に行ってきました。

凄く天気が良くて、ほぼ初めて、10時くらいに通い慣れた道を歩いたんですけど、同じ道でも、時間帯が違うと随分印象が変わるなあ、と感じました。

早朝はやっぱり、まだ街がひっそりしているというか、活動していない感じがして、その中をなんとなく密やかに歩いていくのも楽しかったな、って思います。

御挨拶自体は、和やかに出来て良かったです。
これで本当に一区切りというか、終わったんだなあ、って感じました。
そういう日が青空で嬉しかったです。

そして、午後は、運転をして近くの大きな公園に行って、大きな調整池の周りを母と二人でのんびり歩いてきました。
そういう時間も、たまには作っていけたら良いな、と思います。

それから、夜は、組んでいた後輩の女の子と二人で飲みに行ったのですが、意外と4時間半近く、二人だけで沢山話して飲んで、って出来たので、びっくりしました。

もうお互い引退して、思い煩うことなく話せるからこそだったんだろうなあ。
良い時期に二人で飲めて、良かったです。

楽しかったし、可愛かったし。

ただ、これはこの子には先に言っておかなければなるまい、と思って、「実は今の大学は卒業しないんよー、ちょっと色々あってねー」くらいの感じで伝えたら、ぽろぽろ泣いてくれてしまって、久しぶりに本気でアワアワしました。

まさか泣かれてしまうとは思わなくて、「どうした?!いや、ごめん、急だったよねごめんね!急だったね!!」って一人でアワアワして、咄嗟に頭を撫でてあげるくらいのことしか出来なくて。

話を聞いたら、こう、自分で書くのもアレなんですけど、私の事を凄く好いてくれているぶん、「そんな・・・!」みたいな気持ちが強かったらしいんですけど。

いやあ、驚きました。
が、先輩ならこれからも絶対大丈夫です、先輩みたいな人に事情があるなんて、世の中は不公平ですね、なんでですかね、みたいなことを言ってくれるのが、新鮮で、かわいくて。

真っすぐな子なんですよねー、小学生の頃から県警に入ろうと思ってたくらいの子で。
ハッキリしていて、良い気の強さというか、気位もあって。

そんな子だからこそ、泣いちゃったのに凄く驚いたと同時に、申し訳なかったです。
そして、泣かせてしまったな、というなんだろうな、切ないような、愛おしさと切なさが合わさるような、そんな気持ちになりました。

妹がいたら、こんな感覚になるのかな。
一人っ子だから、よく分からないんですけど。

よく考えたら、私も確かに、あの子のためなら泣けたんですよねー。
最近だと、彼女の最後の大会の時も、久しぶりにあんな泣きかたをしたし。
他人のために泣けることって、実はそうそう無いんですけど、彼女に関しては、私も泣けるなあ、って思います。

きっと、ちょっと似ているところがあるんですね、お互い。
本音と建て前をきっちり使い分けるタイプなんですよねー、二人して。
だからこそ、お互いにちょっと難しい、読みにくい面もあるんですけど、共感できるところもある気がします。
そういうとことが似ているからこそ、ちょっとぎこちない面もありつつ、お互いに相手への好意は伝わってるんだろうと思うし。

とにかく、卒コンの前に、彼女には伝えられて良かったです。
そうそう、卒コンなあ。今までにも、卒業しない先輩方も来られてたので、自分も行くつもりではあるんですけど、何をどう喋るかが難しいですよねー。

その時も、やんわりとしか言わないつもりなんですけど。
そう考えると、改めて、試験に合格出来たのがありがたいな、って思います。
まだ、今後の事を色々と話しやすいから。

それにしても、予期せぬ泣かせかたをしてしまったことが、今日になって、じわじわと胸にきます。昨日より。
ああ、こんなところに、こんな風に泣いてくれる子が私にもいたんだな、ってハッとしたんですよね。今まで、こんな反応をしてくれた人が身近にいなかったから。

それと同時に、切ないような、傷つくような、寂しいような、それでいて、嬉しくて愛おしいような、様々な気持ちが混ざり合っています。
あの時の彼女の泣き顔は、忘れられない重さだなあ、ってぼんやりと感じます。
決して嫌じゃない、むしろ、大事に抱えたいような重さなんですけどね。

ある種、彼女の私への無防備な情の深さを、ストレートに感じさせてもらったようで、ありがたいな、って、ストンと胸に落ちたような気持ちにもなりました。

人の気持ちは複雑ですよね。
人と関わると、傷つけたくないと思っている子を、でもあの時、傷つけてしまったかな、無神経だったかな、って気にしちゃうことがあったり、時間を巻き戻せないかな、と思ったり、そういうことの繰り返しでもあるな、って思います。

そのぶん、予想外の心の揺さぶられ方をして、ああ、こんな感情もあるんだ、って気が付いたり、自分が想像できる範囲なんて、本当に狭いものなんだな、って思えたりもして。

そんなことを、今日は考えました。
今、21歳かな多分、そんな歳の女の子を、あんな風に泣かせてしまった罪は重いなあ、と思いつつ、その重さがどこか大切にも思えてしまって、とにかく、きちんと覚えて、受け止めていこう、と思います。

あんな風に泣かれることは初めてだったので、本当に、色々と思いました。
全くなあ、人の泣き顔なんて見る機会は少ないものなのに、なんで、よりによって、この子だけは大切にしよう、と思っているような子達の泣き顔や泣き声を知ることになるんだろうな。

もしくは、大切に思っている子達だからこそ、そういう関わり方が出来るようになるんですかね。

つらつらと書いていたら、今まで書いた中でも1、2を争うレベルで何が言いたいんだ、っていう文章になってしまいましたが、とにかく、泣いてもらえる、それだけの気持ちを持ってもらえるって、こんなに、申し訳なくも嬉しいような、あらゆる意味を含めて大切に覚えておこうと思えるような、そんな気持ちになるんだな。
と感じたことを、書き残しておきたいと思います!

本当はキンキさんのことをまた書こうと思ったんですけど、明日が早いので、今日はここまでにして、それは明日の楽しみにとっておきたいと思います。
明日も頑張ります!おやすみなさい!