京都

一ヶ月以上経っちゃいましたが、京都のことを書いておこうと思います!

京都、今回は初日に八坂神社、知恩院、青蓮院門跡、南禅寺、無鄰菴、平安神宮、帰る日に三十三間堂伏見稲荷大社東本願寺西本願寺に行きました。一泊二日のわりには、色々と見ることが出来て、大満足でした!

初日は、京都駅から八坂神社まで移動する以外は、全部歩いたので、そこそこ歩いたんじゃないかなと思います。

最初は、京都駅からバスを使おうかとも思ったんですけど、いやあ、流石京都、並んでました!私は、一人の時は出来るだけ並ぶという行為をしたくないほうなので、バス停の行列を見て即座に、よし、電車を使おう、と思って、移動を開始して(笑)

八坂神社、お二人が番組でお店に入られてるのを後で見て、そういえばあんなお店あったような、ってちょっと楽しくなりました(笑)
あの通りはさらりと見て行ったんですけど、やっぱり素敵なお店が沢山あって、楽しかったです。
お昼ご飯も、時間的にここだな、と思って、あの通りから一本入ったあたりのお店でいただいたんですけど、美味しかったです。

そして八坂神社、思ったよりこじんまりとしていて、お天気が良かったのもあるんだと思うんですけど、色の鮮やかさや、ごちゃごちゃしてない感じが、明るい雰囲気で良かったです。

それから、知恩院。あそこの石段と三門の雰囲気が好きでした!流石国宝。
やっぱり大きい物を見ると、単純に、凄いなあ、と思いますし、あの門をくぐって石段を上るだけで、ちょっと楽しかったです。
京都や、奈良もそうでしたけど、お寺系のところは、いくつかまわると、ほぼ間違いなく、どこかが改修工事を行っている気がしますが、今回は知恩院の御影堂でした(笑)
知恩院では、とりあえず有名どころを押さえておこうかな、と思って、七不思議の説明を読んで、見ることが出来るものは見て。
あの七不思議って、最初は何で読んだんだったかなあ。ああいうところに、七不思議と呼ばれるものがある、って、堅苦しくなくて面白いよなあ、って感じます。

青蓮院門跡はさらっと観たんですけど、もう京都くらいになると、重要文化財や国宝が沢山あるから、他の所だと「国宝なら見とくかなー」って思うような物でも、そんなに興味を持てないと、まあ別の機会があったらでいっか、って思って見ないで通り過ぎちゃう、みたいなことを何回かしちゃいますね!

恐るべし質と量の威力。

そうそう、南禅寺は結構長い時間ました。
凄く好きだったんですよねー!
特に、三門。そればっかりか、っていう感じなんですが(笑)、南禅寺は三門に登れる、っていうのがまず、びっくりで。三門の上ってあんな風になってるんですね!階段がかなり急で、登ると、格子の隙間から仏像が見えて。
天気も良かったので、凄く気持ちよくて、しばらくのんびりしていました。風も気持ちよくて、久しぶりに穏やかな時間を過ごせて、良かったです。
思ったより大きいんだな、っていうことも体感できたし、これがあの「絶景かな、絶景かな」の三門かあ、っていう楽しさもあったし。

それから、方丈も良かった。
狩野派の、しかもかなり有名な人達の絵が普通に襖に描かれていて、そのあまりのさりげなさに「?!」って三度見くらいした絵がいくつかありました(笑)
復元されたものだけかと思ったら、偶に本物が表れてびっくりして。
あんなにも普通に飾られていると、びっくりしますね!
流石京都、ってしみじみと思いました。
庭園も良かったし、それに、水道橋が凄く好きでした。
こんなところに、っていう意外性と、それがまた、上手く溶け込んでいる不思議と。
南禅寺は、また機会があったら行きたいなあと思います。

それから、全然、行く予定が無かったのに、凄く良かったのが、無鄰菴でした。
ここはそもそも、瓢亭さんのお蔭で行くことが出来たところです(笑)
南禅寺に向かってる途中で、急に、ひっそりと瓢亭さんの案内が出てきて、「!!瓢亭って、あの瓢亭さん?!朝粥の?!こんなところにあるんだ、凄い!!」ってテンションが上がって、思わず、道一本入って、お店の前まで行っちゃったんですよね。
瓢亭さん、本でちょっと読んだことがあって、お値段的にも、雰囲気的にも、縁が無さそうなんですけど(笑)、気になっていて。
いつか、年を重ねたら、一度行ってみたいです。
そっと見ただけなんですけど、お店の前の雰囲気と、あと、お花の生け方が美しくて、静かに落ち着いていて、素敵でした。ごちゃごちゃしておらず、品良く生けられたお花がイメージ通りで、勝手にホッとしたような気持ちになりました。
そして、いやあ、思いがけず瓢亭さんの場所を知ることが出来るとは、って思いながら、元の道に戻ろうとしたら、すぐそこに無鄰菴があって。

へえ、こんなにひっそりとあるんだ、と思って、入ってみたら、凄く凄く好みでですねー!
山県有朋の別荘なんですけど、あの人が庭園の設計をしたとは知りませんでした。庭園も建物も、凄く好きでした。
よく手入れもされていて、母屋も洋館も、それぞれきっちりしていて、気持ちが良くて。
水の流れも、拘って作ってあるんだろうなあ、という感じで、これは、本当に、ここが凄く好きだったんだろうなあ、って伝わってくるようでした。
何より、すぐそばに大通りがあるのに、静かなんですよねー。
あんなにひっそりと、あんなに良い庭園と建物がある、しかも、物凄く大々的に宣伝しているわけでもない、っていう辺りに、しみじみと、京都の底力を感じました。

無鄰菴も、機会があったら、また行きたいなと思います。

それから、平安神宮。あそこも、思っていたよりずっと好みで、凄く嬉しかったです。
色合い、規模、どれも可愛らしさがあって、想像していたよりもずっと伸びやかで。
蒼龍楼、白虎楼が特に好きでした。
今回は、着いた時間的に、神苑に行けなかったんですけど、あそこの神苑はとっても広いんですね。
いつか、神苑にも行ってみたいなと思います。

そうそう、平安神宮の側にある府立図書館と市立美術館の建物が、凄く素敵で、それにも驚きました。
京都の皆さん、羨ましい・・・!
思わず、美術館に入りたくなりましたけど、時間的にギリギリだったので、諦めて。
良いですねー、あんな建物内で行われる展示を見る、って、凄く嬉しいんだろうなあ。
それから、図書館!図書館も、良い建物ですよねー。
私は、旅先で図書館に遭遇すると、とりあえず入って本棚を見てしまうのですが、流石京都、源氏物語コーナーがあって、思わず、ちょっと読んじゃいました。あれは期間限定だったのかな。
中もお洒落で、螺旋階段的なものもあって、ちょっとウキウキしました。
あの建物が図書館、って羨ましいなあ、って思います。

そして、美術館、図書館、平安神宮が、あんなに近い位置にあるのも凄いですよねー。美、知、祈が近い、って京都っぽいような気がします。

それから、開演前、少しだけ時間があったので、近くの武道センターにもちょっと行ってみちゃいました(笑)
弓道場とか、ああいう所にあるんだなあ、って面白かったです。

ここからは、ライブの翌日、帰る日の観光なのですが、この日は、割とのんびりしました。

三十三間堂、とりあえず近い所で、と思って行ってみたのですが、思ったよりずっと!凄くて!!
行って良かったです。
やっぱり、数の力ってありますよね(笑)
それだけで伝わってくるものがあるというか。
1001体、ってやっぱり凄い。入って、まず、ずっと続く仏像が目に入ったときの衝撃が凄かったです。
うわあ、これは・・・、って思わず見入っちゃって。
整然と並んでいる前を、自分で歩きながら見ていくことが出来る、っていうのも、とっても良かったです。
圧倒されましたし、これをつくろうと思ったのが凄いよなあ、信仰心って凄まじい、って改めて思いました。
人の、救われたい、という気持ちがああいう形で表現されているようで、それに、半分は共感し、半分は、その気持ちのあまりの強さに、思わず引いちゃうような気持ちにもなり。

そして、そんな仏像様の場で、通し矢を思いついて、それに熱狂しちゃう人達が沢山いた、っていうのがまた、愉快なような、人間って本当、どうしようもないな!って感じるような(笑)
まあ、縁起物的な意味合いも強かったんだろうと思うんですけど、あの額とか見ちゃったら、これ後半はただのお祭りみたいなものになっちゃってたんじゃ、って思っちゃいました。そして、その逞しさが、良いような悪いような(笑)

伏見稲荷大社は、思っていたよりもずっと大きい、というか、何も考えずに前の人についていっちゃったら、うっかり登山しそうになりますね!
鳥居の密度も、ぼんやり思っていたよりずっと凄くて、びっくりしました。あれは、外国の方とかお好きそう。
今回は、そこそこのところで引き返したので、ちゃんと行った、と言って良いのか自信がないのですが(笑)、とりあえずの雰囲気は掴めたような気がします。
そうそう、あそこで、うずらを初めて食べました。うずらと雀が売ってあって、折角だからどちらかを食べてみよう、と思ったんですけど、雀よりうずらの方が、食べる機会が少ないような気がしたので、今回はうずらに挑戦しようと思って。
タレが甘めで、意外と、思ったよりは食べやすくて、美味しかったです。鳥ですね、っていう感じの骨の多さと味で、肉っぽさはあんまり無かったかな。そういえば、これがこの日、初めて食べた物でした。剛さんの歌声効果で、いまいち物が食べられなかったのですが、「いや、ここまで来たからには、何か一つくらいは土地の物を食べねば」という気持ちで挑んで(笑)
量的にも、かなり挑みやすい量だったし、他ではなかなか味わえない物だと思うので、食べられて良かったです。

伏見稲荷大社からは一度、京都駅に戻ってちょっと休憩して、東本願寺西本願寺に行きました。
京都駅では、モダンな、明るいお茶屋さんみたいなお店で、バニラシェイクに濃茶を混ぜていただく、という飲み物を飲んだのですが、これが凄く美味しかったです。甘さと苦さが程よくて、自分で量を調整出来て。
私は、濃茶も好きなので、全部、バニラシェイクに加えたんですけど、凄く美味しかったです。濃茶の味もしっかり感じられて。
これも、京都まで来たからには、御抹茶でも、と思って、お茶を飲めるお店に入ったんですよねー。
飲みやすそうだから、と思って、バニラシェイク+濃茶を選んだのですが、期待以上の美味しさで嬉しかったです。
結局、京都二日目で口にしたのは、うずらとバニラシェイク+濃茶、という凄い組み合わせになってしまったのですが、どちらも印象深くなったので、食に関しても楽しめて良かったです!

そして、東本願寺西本願寺、行ったのは二度目だったのですが、京都駅からあんなに近いところに、あんなに大きなお寺がある、ってやっぱり凄いなあ、って思います。
あの大きさと雰囲気、凄く好きで。あの日は、東本願寺西本願寺、多分、それぞれ一時間くらい、ひたすら柱にもたれて、ぼんやり空を見て、前日の剛さんの歌声を思い出して過ごしました。あんなにぼんやり出来たのは久しぶりで、剛さんのライブの翌日の過ごし方としては、これはこれで結構正しい気がする、って思いながら、ここが家の近くにあったら助かるのになあ、って考えもして(笑)

あんなに安心する建築も少ないような気がします。ただのお寺とか、庭園とかだと、あそこまでの安心感は得られないような。
東本願寺、私、前に行った時が確か、剛さんの特設会場の奈良公演の時だからもう三年くらい前かな、にも改修してたんですけど、まだ終わってなくてびっくりしました。そりゃあ、あれだけ大きな建物だし、大変だろうなあ、と思いつつ調べたら、今年の末までみたいですねー。
改修が終わった後にも、是非、行ってみたいです。

ということで、二日間、剛さんのライブだけでなく、京都もかなり満喫出来て良かったです。
建物が好きなので、そういう意味でも、京都はとっても楽しくて。
有名所だけでなく、ふと出てくるところが、凄く美しかったり、素敵な道がふいに出てきたりして、京都の底力を感じました。
東寺等、行ってみたいところはまだ沢山あるので、また機会を見つけて、ゆっくりと京都に行きたいなあと思います。