平安神宮公演(9月11日) 4

連休中は、明日はちょっと忙しいんですけど、あとはひたすらバイト、連休が終わってもバイトと部活、ということになりそうです。
あとは勉強ですよねー。あと2ヶ月は、これくらいの感じでいくと思うんですけど、これだけでも意外と体力的に結構きついので、身体を労わりながら頑張ろうと思います!

以下、平安神宮公演の感想の続きです!

そうでした、演出のこととか、まだ全然触れられてないんですけど、一応、最後にまとめて書きたいな、と思っています。
なので、最後は今以上にあっちこっち飛んでしまう感想になるかもしれませんが、言葉を探すことを楽しみながら、書き上げていきたいなと思います。


○いとのとち
これも、「うわあ、こんなに良い曲だったのか!」って衝撃的でした。
「TU」を聴いたときは、他の曲に比べると、「いとのとち」にはそこまでは反応してなかったんですけど、生で聴いたら、物凄く良くて!!
これは、こんなに受ける印象が変わるなら、今までの全曲を生で聴きたい・・・!という無茶な願望を一瞬、持ってしまうくらい、生で聴くのが良すぎて驚きました。
剛さんの歌声の柔らかさと上手さ、色気がいかんなく発揮されていて、これが御本人作詞作曲って言うんだから、剛さん本当に、なんて素晴らしい人なんだ、魅力というアイドル性に満ち満ちている、って、全てに感謝したくなる衝動が湧きあがりました。

この曲に関しては、未だに、CD音源が聴けないんですよねー。
挑戦はしたんですけど、「駄目だ、生歌が良すぎた、上書きが出来ない・・・!」ってすぐに止めちゃって。
やっぱり、声の伸びやかさ、響きの良さ、気持ちの込められ方を聴くと、CD音源は、ライブへの叩き台みたいなものなんだなあ、っていう気持ちになりました。

そして、「これはもう、本当に、剛さんソロにしろ、キンキさんのコンサートにしろ、生歌を是非、聴きに行こう。もう数か月で、とりあえず一段落つくし。」っていう決意を新たにしました。それくらい、生のこの曲は凄く良かったです。

最初の一声から、うわあ、色っぽい!って思ったんですけど、特に「未知に導かれし〜」からの流れは、絶品でした。
あの音の流れ、剛さんに凄く似合う。ドラマチックで、綺麗で、それでいてどこか切なくて。

それから、生で聴くと「責めるなど出来ないけど」っていう歌詞も、ああ、剛さんだなあ、って感じました。
「過ち」や「罪」といったものと離れられない感じ。
それと、歌詞全体的に、あの場で聴くと、ああ、この場所で、神社仏閣で歌うのに相応しい歌詞だなあ、ってしみじみと思いました。
大きく、人間に向けて、人間に対して歌う感じが。

それにしても、剛さんの歌声には品があるなあ、っていうことも、凄く感じました。
色気と気品が共存してるって、本当に稀有な歌声だよなあ、って。

剛さんを見たり、歌声を聴いたりすると、「色気とは何ぞや・・・」みたいな疑問にぶつかることが多い気がします(笑)
私は剛さんの歌声の何に色気を感じるんだ、何に対して色っぽいと感じてるんだ、って思うんですけど、剛さんの色気は、こう、最後のところで曝け出し過ぎない、というところにもある気がします。多分、無意識になんじゃないかな、と思うんですけど、最後のところで、全てを曝け出してしまえないように見えて。

でも、それは決して、聴き手に対して、不誠実に何かを隠してるだとか、取り繕ってる、だとかっていうことではないし、節度を持っていてどうのこうの、とかっていうことでもない。
ただ、透明な、低めの防波堤のようなものが剛さんの中にはあって、それが崩れてしまえば、剛さんはもはや剛さんではいられない、みたいな、そういう強固なものがあるような気がします。
でも、そこに豊かな海があることも、不思議な生き物や、美しい生き物が沢山、生きていることも、波が荒れ狂うことも、こちらから見えるし、偶に波が防波堤を越えて流れ出てくることもある。
だから、ある意味、物凄く曝け出してくれてるんだけど、でも、その透明な防波堤は、ひっそりと存在し続けて、最後のところではきちんと防波堤としての役割をはたす。
だから、たまに大きな波が手に触れることはあるけれど、それを直接、掴みとることは出来ない。みたいな、そんなイメージです。
本当に勝手な、個人的な感覚なんですけどね!!

でも、その防波堤がひっそりと存在していることが、剛さんの色気の理由の一つであるような気がします。私にとっては。
私は、どちらかと言えば、健康的に曝け出されたものより、浴衣の項や踝に色気を見出すタイプなんですよねー。
日本人はそういう人が多いみたいですよね。そういえば、「おひたし」という言葉が云々、っておっしゃってる光一さんも、こちらのタイプのような気がします。

剛さんの場合も、全てを曝け出されているんじゃない、と感じるからこそ、その奥にあるものを思って、それが色気にも繋がっているような。掴みどころの無さ、というのもあるんでしょうねー。剛さんには、手に取るように伝わってくる(と、思えるような)感覚と、それとは別に、掴みどころのないところがどちらもあって、それがまた魅力的なんだろうなと思います。

この曲も、題名にしろ、歌詞にしろ、曝け出されきってはないですよね。
「どうか 叶えてと 胸が綾なす」も、何を叶えて、と言っているのかは明かされていない。
この歌、ラジオか雑誌かで剛さん御自身が解説されてるのかなあ。

ただただ、剛さんの美しい歌声が、美しい音の流れを紡いでいくことを追いかけられる、という、物凄く贅沢な幸せを味わうことが出来た曲になりましたし、単純に、剛さんの歌声が自分は本当に好きなんだな、って改めて実感しました。

「TU」は凄く好きなアルバムだし、最新のアルバムなので、ここからの曲も聴かせていただけて嬉しかったです!