いつか生まれる君に

昨日は、久しぶりに祖父母の家に親戚で集まってバーベキューをしました。
そういうのが好きな人達が身内にいてくれると、それなりに会って交流できるのでありがたいです。
絶対、自分で思いつきはしないしなあ。

おかげで、昨日は火おこしや準備や机、椅子の組み立て方に続き、焼きおにぎりの美味しい焼き方まで身に付けることが出来ました(笑)

いつまでこうして集まって楽しんで、ということが出来るか分からないので、こういう機会を大切にしないといけないんだろうと思います。
祖父母も楽しんでくれていたので、それが一番だな、とも思うし。

昨日、しみじみと思ったのですが、私は実は祖母のことは特に、身内だから好き、そうでなかったら、というような気持ちがずっとあるんですよね。
でも、年を重ねた人達なので、もう傷つけなくていい、傷つかず過ごしてくれればいい、というような気持ちが強くて。
まあ、うちの身内も、私含めて色々あるし、あったので、なかなか難しいんですけど、それでも、出来るだけ、辛い思いをせずに日々を過ごしてもらいたいなと思います。

それから、午前中は、近くの寺であった藤まつりにも行ってきました。
凄く立派で綺麗な藤が毎年咲くんですよね。
そこで、藤を見て、傍の公園であった、高校生の子達の吹奏楽のステージを見て。

改めて、私は吹奏楽とかオーケストラとか、その系統だと、高校生の子達のこういうステージが一番好きなんだよなあ、って思いました。
プロの方々のも勿論、素敵ですし、技術的には、素人にも分かるくらい、高校生の子達のものは発展途上だな、という感じなんですが(笑)、躍動感と取り繕えない表情が魅力的で。あと、ひたすら楽しんでいるように見える子も多いし。

表情だとか、仕草だとかに、そのままのその子が出ているように感じるんですよね。
イキイキしていたり、緊張していたり、単純にこういうことが好きなんだろうなあ、って思わずこちらも笑ってしまうくらい楽しんでいたり。
些細なところから、それぞれの部員の子達の仲の良さが伝わってきたり、これくらいの年の子達が呼吸を合わせて一つのものを頑張って作り上げる難しさを感じたり。

それと、多分、若い子達ならではの分かりやすさが良いんだろうと思います(笑)
高校生って、本当に良い時期でもあるんだなあ、って表情やら音やらから感じさせられて。

昨日は特に、「例えば君が傷ついて」からはじまる「Bilieve」という曲を手話付きで歌って演奏して、その次に「花は咲く」をピアノの伴奏の子以外の全員で前に出てきて歌う、という流れが凄く良くて、思わず涙ぐみました。花は咲くのほうもサビは手話付きで。

あの年代の子達に歌われること、吹奏楽部の子達が、楽器ではなく歌で伝えてくれる意外性、合唱程作りこまれていない素朴な声、それぞれの子達の表情に、なんだかグッときてしまって。

語りかけてくれるような豊かな表情の女の子や、こういう表情がこの年代の男の子には出来るんだなあ、っていう清々しくなるような笑顔の男の子、恥ずかしさが抜けきれてはいないのかな、というような表情の子達(笑)
まだ表情を取り繕うのが苦手な子達もいる年代だからこその豊かさがあって、その子達皆でああいう歌詞を歌われる、っていうのが、もう。

「Bilieve」のほうは久しぶりに聞きましたが、改めて聴いたら、本当に歌詞が良いんですよね。ああやって歌われると、本当に良い。
真っ直ぐで、隣で歌ってくれているようで、未来を、お互いを、自分を信じているようで。あの曲だからこそ、この歌詞が映えるんだろうと思います。

それから、「花は咲く」のほうは、「いつか生まれる君に」のところで、赤ちゃんを抱きかかえて覗き込むような手話が入って、そこがもう特に駄目でした、なんだか泣けてしまって。

今回の説明で初めて知った気がするんですが、あの曲、亡くなった方目線で書かれているんですね。
今までは、あまりピンと来なくて、さらりと聴いていたような気がするんですけど、ああやって高校生の子達数十人で歌われると、改めて、幸せな未来が作られていきますように、と願いたくなりました。それこそ、そんな未来を信じたい。
そして、それと同時に、あちらで聞いた、小さい子を亡くされて、月命日には海に向けて、その子が好きだったアンパンマンの歌を流されてるお母さんの話だとか、そういう哀しさが改めて想われて。

思わず人前で涙ぐんでしまったことに驚きました。
歳を重ねるごとに涙もろくなってきているような気がして怖いです。
多分、思い入れたっぷりに歌われるのではなく、ああいう形で歌われるからこそ、逆にグッと来てしまったんだと思うんですよねー。そういうものなんですかね。表現という世界は奥深いです。

1時間ほどのステージは踊ってくれもしてとても楽しく、元気をもらえて、しみじみと、こういう祭りのステージを見るの、好きなんだよなあ、って思いました。太鼓とかも凄く好きなんですよねー。それから、昨日はお琴と尺八も聴くことが出来ました。

天気も良く、藤も美しく、音も楽しく、行って良かったです。

そうそう、昨日はヒヤッとしたこともありました。
祖父母の家には、私が車を運転して行ったのですが、途中、後ろの車と接触しそうになって、それを避けようとしたバイクが私達の車の前に倒れ込んできて。丁度信号が変わったときだったので、まだスピードを出す前で、咄嗟にブレーキを踏めたので良かったのですが、いきなり後方から人が倒れ込んできて驚きました。

そのバイクの方も、とりあえずその時は大丈夫だったようで、すぐにバイクをおこして行ってしまわれたのですが、やはり車やバイクは怖いものだな、と改めて思いました。

父はまだ骨が完全にはついていないのですが、人も足りず、もう休めないから、ということで、明日から職場復帰、ということになったので、もう今までのように沢山運転する、ということは無くなると思うのですが、公道では本当に、歩き、自転車、バイク、車、なんであっても気を付けないといけないな、と感じました。

改めて、いつか亡くなる命、亡くなった命の重さを感じると。

今日は、そろそろしたいなと思っていた衣替えも出来たので、良かったです。
明日からはバイトや部活や友達と会うやらでバタバタすると思うので、勉強含めて、色々と頑張ります。
おやすみなさい!