秋祭り

昨日は、部活後、友達と秋祭りに行きました。
何年か前から、地元の小さな秋祭りに一緒に行こうね、って言ってたんですけど、なかなか実現していなくて。
やっと実現出来て良かったです。彼女が入院してる病院に帰らないといけない時間があったので、18時くらいまでしか一緒に居られなかったんですけど、色々食べたり、ステージを見たり、穏やかな時間を過ごせました。

地元の小さな祭りとか、それくらいがちょうどいいんですよねー。
ステージで地元の子供達がダンスの発表したり、盆踊りがあったり、地元のよく行くスーパーが感謝の気持ちで、ってことで出店出して安く売ってたり。

そういうのが、安心するというか、嬉しいというか。そうそう、それこそ小学生だった頃、私もこの祭りのステージに出たんですよね、ダンスで。懐かしい。
そういう意味での人前は、全然、問題無いんだけどなあ。

あと、盆踊り、地元の有名な曲くらいはちゃんと覚えてて、踊れるんですよねー意外と(笑)
友達と一緒だったので輪には入りませんでしたけど、盆踊りの踊りも好きです。ゆるやかで、おじい様おばあ様がベテラン感のある動きで踊ってらして、皆で楽しめて。
やっぱり、まわる、ってなんか良いんでしょうねー。

それから、久しぶりに風船やシャボン玉を見ました。風船は、青いものが一度に沢山、空に飛んでいって、風の流れがよく分かって、なんだか心つかまれました。

そして、シャボン玉は、沢山出来る物が今はあるんですね。日の光で綺麗に色づいていて、子供達が楽しそうで、とても美しかったです。シャボン玉をあんな風に見たのは数年ぶりだったんですけど、良いなあ、自分も今度、久しぶりにやってみたいなー、人のいない所で、っていう気持ちになりました(笑)
それくらい、綺麗でびっくりしました。

18時過ぎて友達がバスに乗るのを見送ってからは、少し肌寒かったのもあって、帰るかどうか迷ったんですけど、折角来たから、と思ってステージ企画を最後まで見ることにして。後半はやっぱり、半分プロ、みたいな方が多いので、見ようかな、って思って。

これが、大正解でした。残って良かったです。

私が住んでいるところは歴史的に重要な古い遺産が沢山あって、この秋祭りもそのうちの一つであるんですが、ステージの後ろは山しか見えないんですね。
山と空だけ。だんだん、暗くなって、山の輪郭だけが何となく見える状態になっていく。
そんな時に歌った女性もお上手で、良いなあ、って聞いてたんですけど、ふと、剛さんいらしてくださったら良いのになー!!って思いました(笑)

山と空だけが後ろに見えるところで、水の性質に思える聲を持つ剛さんが歌われたら、とっても面白そうで。まあ別に、私の地元のような田舎でなくても良いんですけどね!(笑)
それこそ、三輪山の近くとかでライブをやりますとか言われたら、何が何でも行きたくなるだろうなあ。
最近、涙奏のほうの「瞬き」の何度目かのグッとくる周期です。あれ、本当に好きです。
「そっと明日を信じてる」って本当にそうだよな、「そっと」っていうのがまた良いよな・・・みたいな気持ちになって。
そっと、っていう繊細さと、信じてる、っていう強い言葉の組み合わせが良い。
剛さんらしいなあ、って思うところの一つな気がします。

そして、面白かったし、なんだかグッときたのは、こう、典型的な感じの男性のラップと女性ボーカルと、っていう二人組が出てきて歌ってらしたときに、手を振って、みたいなことを言われたんですね。
そしたら、会場のおじいちゃんおばあちゃん達が、凄く一生懸命手を振っていらして。
孫みたいな世代の人達を応援して、乗ってあげたい、っていうお気持ちとか、素直に楽しもうとされてるんだな、っていう感じとか、本当に素敵で、こういう風になりたいなあ、ってしみじみと思いました。
年を重ねるなら、こういう風に重ねていきたいな、って。

そして、エンターテイメントの無限の可能性を見たような気持ちにもなりました(笑)
昨日は何度もそう思ったんですけど。

久しぶりにエイサーも見れたんですよね、女性、男性、子供、全部で20人くらいだったのかな。その中に、動きもよくて、しっかり止まれてる、20代後半から30代前半くらいなのかな、の女性がいらして。凄く目が吸い寄せられたんですけど、その方の笑顔がまた良くて!
挨拶の号令とかもしてらしたので、きっと指導者的な方だったんだと思うんですけど、その方が特に、本当に凄く良くて。
皆さん、お上手だったんですけどね!
彼女に、イーヤーサーサ!ハーイヤ!っていう、沖縄のかけ声的なやつがあるんですけど、あれを言われると、もう駄目でした、なんか涙が出ちゃって!
自分でもびっくりしたんですけど!
いやあ、やっぱり疲れてるのかなー。昔は、エイサーを見て涙が出るようなことはなかったんですけど!
初めてでした、エイサーで涙が出る、って。最初のかけ声でちょっと泣きそうになって、凄く驚いたんですけど、二度目でもう考える前に泣いてしまって。なんだったんだろうなー、本当に、心揺さぶられる、という感じでした。半分流れてる血が反応したのかなー。
高く上がるんですよね、その女性のかけ声が。それでもう、駄目でした。何だろう、懐かしい、とかいうのとも違ったんですけど。そもそも、明るくて、沈むような、郷愁を誘うようなものでもないんですけどね、エイサーって。
帰ってきて母になんとなくそれを話したら、沖縄にそんなに執着がない、と言っていて、どちらかというと嫌っている母なのに、「私も実は、どこどこでエイサーを見るとなぜか必ず泣いてしまう」って言っていて、やっぱり血が反応してるのかなー、っていう気持ちになりました。
まあ、沖縄だもんなー。ありえる。

そして、久しぶりに市民吹奏楽団の演奏も聞きました。やっぱりああいうのって、素人が聞いても、あ、この曲は慣れてるんだな、とか、この曲は難しいんだろうな、そもそも今年の曲だしな、とか分かるくらい完成度が違うんですねー。よくやってるんだろうな、って曲はやっぱり安心して聞けました。それにしても、大河は毎年曲が良いですよねー。今年の曲も凄く好きです。

それから、一番印象的だったのは、和太鼓集団の方々でした。
最後がこの方々だったんですけど、十人いないくらいだったのに、凄くエネルギッシュで、エンターテイメント性もとってもあって、体力も技術も凄いんだろうなあ!って思いました。
最初はそんなに期待してなくて、のほほんと、何で和太鼓系の男性はとにかく脱ぎたがるんだろうなあ、くらいの気持ちで見てたんですが(笑)、凄く良かったです!こんなに凄いなら、そりゃあ、あれだけ腕も太くなるよな、っていう。
そして、海外でやることもある、というだけあって、言葉はなくても伝わるコミカルな演出も凄く良くて。また、それも、とっても技術が高くないと出来ないよな、こんなこと、っていうもので。
何より、どれだけ練習したらこれだけのものが出来るんだ、っていうくらい、揃ってるし上手いし乱れないし勢いがあるし、で、感動しました。
人間、突き詰めればここまで出来るんだな!!って。自分達に厳しく練習してらっしゃるんだろうなあ。参考にしたいです。
そして、何より、迷いない表情というか、やりたいことをやってるんだ感を凄く感じて。笑顔も良いし。
本当、下手したらこういうステージに立つ方のほうが、下手なプロよりよっぽど良い表情してらっしゃるんですよね。
ああ、本当に、こうして太鼓を叩いているのが、自分達のパフォーマンスが好きなんだろうな、って心から思いました。じゃないと、こんなステージにはならないよなあ、って。

お客さんも、老若男女、皆、思わず声を上げるんですよね、凄い!っていうパフォーマンスには。思わず手拍子をして、思わず引き込まれて。
ステージの上の少数精鋭、という男性達があまりにも息ピッタリなものだから、こちらまで乗せられていくというか、乗りたくなるというか。
凄く!!良い時間でした。ただでこんなにも楽しませてもらえるのが申し訳ないくらい。他人同士が皆で楽しんで。
芸能や祭りって、本来、きっとこういうものなんだろうなあ、って強く感じてしまうくらい、良かったです。
最高の贅沢だな、って思いました。家から一応、頑張れば歩いていける距離のところで、こんな風に祭りを楽しんで、人から元気やら感動やらパワーやらを貰う、ってこういうことか!って思える時間を得る、って。

良い日でした。来年も是非、行きたいなと思います。