全力疾走で叩き込むような

あー、長かった!!
ここ数日はなかなか大変でした!部活が!
昨日は、武道館である大会の枠をかけて他大さんの組とやりあう選考会、に出る組を決める学内選考会がありました。

そもそも、私は、11月3日の全国大会に出る相手の子と、後期の大会は全部やっていけると思っていたんですけど、退部したいだ休部したいだ、っていう子達が出たことで、全国大会後は、うちのペアを崩すことになったんですよね。

11月は3日、23日、30日と3回大会があって、30日の武道館の大会で私たちは引退になります。

なので、3日の全国大会が終わったら、23日の大会にはお互い、後輩の子と組んで違う大会に出ることになります。ということで、今から2つのペアを同時進行で練習して、かつ、団体のほうも頑張る、ということになりました。

ここに至るまでもそりゃあもう、数人の子の色々な事情と話し合いがあって、本当に、もう勘弁してくれ、そろそろ呪うぞ、って一瞬思うような(笑)、流れでした。

うちのペアを崩すことが決まった後も、私は、同期の体格の良い男の子と組んである程度作り上げた頃に、また1人、後輩で悩んでます、って言ってた子がやっぱり辞めたい、って言いだして、3日前に、その辞めたいと言っている子の相手だった後輩の子と組むことになって。

で、3日で死ぬ気で仕上げて、昨日の選考会に出ました。
結果としては、4組中2組が他大さんとの選考会に出れる、ということだったんですけど、うちも選んでいただけて。
びっくりしましたけど、組んでる後輩の子がよく頑張ってくれていたので、とても嬉しかったです。

道場にいらした指導部や監督、先輩方の多数決で決まったんですけど、私達が3日で作って練習して出てる、ってご存知ない方も多かったので、そこに関しては、変に勘ぐらなくても良いし。
1個下の後輩の子達は、賞をとることがあまり出来てないんですよね。なので、組んでる子には、獲らせてあげたい、と思います。最後の大会、私も賞を獲って終わりたいですし、今回、組決めが色々変更になってしまったのは、彼女には何の落ち度もない事だし。

指導しながら、って難しいと思うんですけどねー。
実は、私が後輩の子とやるしかない、ってことになった日は、不安だし憂鬱だし、で泣きました。
女の子の後輩と組む、って自分にとっては、一番、負担が大きくて。
でも、実際に練習してみたら、かなり相性が良いので、これからも頑張れると思います。
まあ、同期とやる以上にあらゆる意味で探り探りだし、「良かったら後輩が頑張ったから、悪かったら先輩の指導が悪いから」ってことになるので、大変っちゃ大変なんですけど(笑)

性格的に合わないような、ってちょっと心配してたんですけど、2人でやってたら、今まで以上に打ち解けてきたし。まあ、思うことはあっても言うことをあまりしない、というタイプの子なので、なかなか、こちらが気を付けてあげないとな、って思うんですけど。

これからですよね。あと丁度2ヶ月くらい。全国までは1ヶ月と少しか。
いやあ、間に合うかな、色々と怖いですけど、とにかく全力で頑張ります。
3日でここまで出来るなら、今後も怖いことなんてないような気もするし。

そうそう、やってみる、ってやっぱり大事だな、って今回はしみじみと思いました。
嫌だ嫌だ、って色々と呪うような勢いで思って、道場に行きたくない、って思っても、とりあえず後輩の為に行って、練習してみたら意外と良くて、話も出来て、っていうことがあるんだな、って改めて実感できたので。何でも、全力でやってみないと分からないし、憂鬱でも不安でも、やってみるまでは本当のところは分からないよな、って。

にしても、今回の選考会の結果は、なかなか複雑だったんですよねー。同期の黒帯同士の組は1組は体調不良で辞退、1組は選ばれずで、選ばれた2組はどちらも、黒帯茶帯の先輩後輩で組んでる組、っていう同期の気持ちになると悔しさや辛さがあるだろうな、というもので。
まあ、評価される、ってこういう色々を飲み込むことでもあるよなと思いつつ。
選んでいただいたほうが言うのは物凄く感じが悪いですが、他の組を見ていても、正直、納得はいく結果なのかな、とも思いましたし。

選んでいただけたからには、10月13日の他大さんとの選考会に向けて、この勢いを殺さずに、ガツガツ練習していきたいと思います。
今までにも何度か感じたことがあるんですけど、余裕を持って始めるよりも、追い詰められた状況で、とにかく追われて、間に合うように全力疾走してねじ込む、叩きこむ、というようなときのほうが、良いものが出来ることって多いですよね、何でも。

今回も、まさにそうだったんだろうと思います。これはこれで楽しくもあったし。
組、組、団体と3つ抱えて、構成が自分の中でごっちゃになってしまったり、時間が無かったり、色々厳しくはあるんですけど、最後にこれだけ色々やらせていただけるのも凄くありがたいな、って選んでいただけた今なら思えるので(笑)、このまま、全力疾走で大会に作り上げたものを叩きこめるように、頑張りたいなと思います。

部活に関しては、本当に、物凄くありがたいことに、嫌だ、と思ったことを、結果を出すことで、嫌でもない、むしろ、希望を持って頑張ろうと思えることに変える、っていうことが結構出来ているので、嬉しいことだなと思います。
やっぱり、人間、良い結果が出ると、何でも悪く無いように思えてくるものですよね(笑)
その良い結果を自分の、自分たちの努力で引き寄せることが出来る、ってなかなか出来ない経験だと思いますし、自信にもなるように思うので、本当にありがたいです。

悪い状況、嫌だと思っていることは、自分の行動次第で、反対のことに変えられる、って実感できる機会を、今みたいな、個人的に難しくなってきている状況の中で与えていただけたことを、きちんと感謝して、気持ちを新たに、頑張っていきたいなと思います。