お見舞い

山から帰ってきた後は、シャワーを浴びて叔母のお見舞いに行ってきました。
一昨日かな、に、従兄から電話があって、脳梗塞で入院した、って聞いたときはもう、本当に本当に怖かったです。

私、この叔母には小さい頃からお世話になっていて、大好きなんですよね。しっかりしていて、可愛くもあって、仕事に関してもきちんとしていて、可愛がってくれて。多分、親戚で一番慕ってる、って言っても良いような人です。

脳梗塞、って聞くともう、相当、って思ったんですけど、色々と運が良かったみたいで。
まず、夜19時くらいに少しだけ左手とか、左足が痺れるな、でも動けるしな、っていうくらいの感覚があって、仕事中の従兄に「今日、来てもらえそうだったら来てもらえたら嬉しい」みたいなメールを送ったらしいんですよね。
そしたら、普段は仕事中に携帯なんて見れないのに、たまたま、従兄が気が付いたらしくて。で、早めに行って。

叔母は、ただ単に、来てくれたら安心かなー、くらいの気持ちで、どうせ明日は内科に行く予定があるし、その時にお医者さんに言えば良いかな、って思ってたらしいんですけど、従兄は、とりあえず病院に行こう、って言って連れて行ったらしくて。これが良かったんですよね。

病院に着いたら、丁度救急車が来たとかで、結構、待ったらしいです。それで、診察を受けて。手を動かしてみて、とかには、普通に対応できるし、叔母は糖尿もあって、それで痺れが来ることもあるしで、まあ大丈夫でしょう、ってことになったらしいんです。
でも、受けたいようだったら、MRIだったかな、脳の検査をしますけど、どうします?って聞かれて、じゃあ、一応、って受けたと。
ここで面倒がらずに受けたのがまた良かった。というか、ここで、じゃあ帰りますー、ってなってたらどうなってたか、って思うと身体が強張ります。

で、検査受けたら、そこから、急に話が変わって、とりあえず寝てください、安静にして、で、小さな詰まりを薬で散らすための薬だったかな、を点滴で入れて。入院です、って言われたから、驚いて、とりあえず帰らないと、息子も何を持ってこれば良いか分からないだろうし、って言ったけど、駄目です、安静にしないと、で、結局、一度家に戻ることも出来ず今に至ってるらしいんですけど、ほんっとに、次の日だったらどうなってたか、という感じだったらしくて、もう、良かったです。

そして、こんなこと本当にあるんだな、って驚きました。全く、こんなことになると思ってなかったでしょうし、叔母も。

という詳しい話は今日、初めて本人から聞いたんですけど、本当に、お見舞いに行って良かったです。大丈夫だとは聞いてたんですけど、実際に顔を見ないと駄目ですね、やっと安心できたな、って、病室を出てから気が付きました。力が抜けたというか。本当に、点滴以外は普段通りで。

顔を見るって大事だな、って思いましたし、それだけでホッとしました。

叔母は今、57歳かな、なんですけど、父は55歳だし、母は52歳。そろそろ、急に何かあってもおかしくない年代なんだな、って思うと、怖くもあり、しっかりしないと、と思いもし、です。

まあ、うちは父方も母方も糖尿がある家系だし、他にも色々あるしで、自分自身も若いからって、何があるか分からないんですけど。

とりあえず、入院セット的なものは作っておくべきなんだろうなあ、って今回、しみじみと感じました。叔母は、そういうバッグを作っていて、今回もそこまで困らずに済んでるらしくて。

それから、身体に異変を感じたら、きちんと、そしてすぐに、病院に行く、そして、両親も、何か言ったら、無駄になっても良いから、安心するため、と思って、すぐに連れて行くようにしよう、って改めて思いました。迷ったり、様子見たり、っていうことをしていい年代じゃなくなってきてるんだな、って。

今日は本当に、紙一重だったんだな、目の前の叔母を失ったり、あるいは、麻痺が残ったり、そういうことがあっても全然、不思議じゃなかったところを、大丈夫でいてくれたんだ、って思うと、凄く怖くなるのと同時に、凄く感謝というか、安心して、今なら神に感謝できるな、くらいの気持ちになりました。

人間、本当は皆、紙一重の所にいるんですよね、多分。大人も子供も。
それを改めて肌で感じて、自分の人生についても、大事にしすぎることなく、ある程度は、その時、その時の満足も求めていったほうが良いのかな、っていう気持ちになりました。
どうせ、予想した通り、計画した通りにはいかないんだろうし。

とにかく、無事でいてくれて良かったです。安心しましたし、言葉を交わせること、叔母の笑顔が、しみじみと、沁みるように嬉しかった。

2週間くらいで退院できそう、とのことなので、もし行けそうだったら、もう一度くらい、お見舞いに行きたいなと思います。苦労してきた人でもあるので、本当、これからは再発せず、楽しく穏やかに過ごしてもらいたいです。