聞いてみること

金曜日に、ほぼ丸一ヶ月かけて考えた内容を発表する合同ゼミが終わって、一息つくことが出来ました。
最近は、夜、早めに帰ってこれた日に、早く眠ることが出来るのが最高の贅沢、みたいな気持ちになってしまっています(笑)
あとは、気が合う同期と同じ感覚で話せたり、やらなければいけないことがひと段落ついたときにホッと出来たり、そういう瞬間が贅沢な気がします。
最近、緊張していないといけないことが多かったからかな。

部活関係でも、人と関わるって、やっぱり長くなればなるほど、色々な面が出てきて、きつくも、面白くもなってくるなあ、っていうことが多くて。自分は正しい、と思うことは、どうしたって独りよがりに近いところに行く可能性が高くなる。それをいかに上手く処理するか、というか、良い方に進めるようにするか、っていうのが大切なんだよなー、きっと。それがあまり得意ではないように感じる人と関わるのは、なかなか、こちらの受け取り方が難しいです。

今日は母の日だったので、母にカーネーションと、それなりに可愛い(多分)畑仕事をするとき用の帽子をプレゼントしました。喜んでもらえて良かったです。

それから、久しぶりに、髪を切りました!15cmくらい。それでも、まだそれなりに長いほうだと思うんですけど、ポニーテールにしないと、っていうのがあるので、しかも、上で結びたいので、引退まではこれくらいの長さかなあ、と思います。あと半年くらいかあ、寂しいです。練習は大好きなので。

今日の美容師さんは、むやみに話しかけてこないでいてくださって(笑)、後半、軽くお話しするくらいだったので、良かったです。出来れば、美容室でくらいは気を使いたくない、みたいな気持ちに、今日はなってしまっていたので、ありがたかったです。良い日曜日でした。

県大会のお知らせも送れたし。

合同ゼミに関しては、今回、内容が、まさにやりたいと思っていた路線で、ありがたいな、って思いました。

内容は、性暴力、私の学部と選んだゼミ的に言うと、性犯罪です。わざわざ京都大学から、とりあげる本の著者の先生をお呼びしてくださって、その方やら弁護士さんやらとも話し合いましょう、というものでした。

私は社会学部にいる訳ではないので、ジェンダー系を研究してらっしゃる方とお会いできる機会ってやっぱり少ないんですよね。

なので、今回は色々とお話を伺えて、とても興味深かったです。

それから、私がずっと、なぜこうでは駄目なのか、って思っていたことを質問出来たことも、本当に、本当に良かったです。
条文、規定に関することでめんどくさい話だと思うので、ここで詳しく書きはしませんが、ずっと、なんというか、納得がいかないことがあって。

ゼミ後に勇気を出して質問したら、凄く真剣に、丁寧に聞いてくださって、「それは確かに、今まであまり言われてきてはいませんが、重要な指摘、論点です」とおっしゃってくださって、それだけで、言いたいことを分かってくださるだけで、救われるような気持ちになりました。先生ともお話したんですけど、そんなことを書いてある本って私が知ってる限りでは全然無くて、凄く頓珍漢なことを考えているのかな、と思っていたので、そうじゃない、と言っていただけるだけで、とても嬉しかったです。

この一ヶ月、ゼミの班の子達と話すときも、ゼミ全体で話し合うときも、一切、特別な感情の揺れ方はさせなかった、つもりなんですけど、昨日は駄目でした。
規定に関する話でありながら、どこかで、自分がもう17年くらい前になるのかな、にされた、きっと人からしたらちょっとしたことを思い出してしまうような内容の質問になったからかもしれません。

私には、やっぱりどうしても、自分の性別に対する嫌悪感や、無力である自分に対する嫌悪感が、強烈にあるんですよね。
まだ強烈に、あの時の感覚が残ってる。
それが、どこかで、自分自身の女性蔑視のような感覚に繋がってるな、と思います。

全然、そんなに感情を揺らすつもりは無かったのに、先生のところに行って、質問していたら、勝手に涙が出てきて焦りました。その気はないのに、物凄い涙の訴え、みたいになってしまって。話せないほどの号泣、にはギリギリならなかったので、少しの間、お話させていただいたんですけど。未だに、こんな風になるのか!って、自分で自分にびっくりしました。たったあれだけのことだったのに。そして、何より、先生に申し訳なかったです。

先生は名刺もくださったので、その夜、かなり迷ったんですけど、今日はありがとうございました、とメールを送ってみたら、凄く丁寧な、優しいお返事をくださって、本当に嬉しかったです。お返事は来なくて当たり前だと思っていたのに、社交辞令のようなものが感じられない内容のお返事をくださって、私も、頑張って考え続けてみよう、と思いました。

内容的に、無難なものでもないし、本なんかでは全然、読んだことが無かったし、質問するかどうか、凄く迷ったんですけど、勇気を出して質問しに行って、本当に良かったな、と思います。こういうときに、迷いはしても結局、話せる機会を逃さないでいられるところは、自分でも自分を好きだと思える数少ない所な気がします。

聞いてみることで、こんなに、嬉しい、と思えるお言葉やメールをいただけるとは思っていなかったので、何ですかね、人に、特に、研究をされてるような先生に何かを聞いてみることって、こんな風に、思ってもみなかった希望のような、先への気力のような、そんなものをいただけることがあるんだな、って、驚きましたし、しみじみと嬉しかったです。

それにしても、勉強してみると改めて、子供には護身術を少しだけでもやってほしいな、と思ってしまいます。男児の被害も多いし、女の子だけではなく、男の子にも最低限のことは教育課程の中で教えてあげてほしい。今のところは、結局、自衛するしかないんですよね。
どんな犯罪もそうですけど。その流れで、加害者を出さないような教育も出来たら良いのに。この分野の教育は凄く難しいんでしょうけど。
私はきっと、なんだかんだ、あのことから、少なくともまだしばらくは逃げられなさそうなので、これからも、考えて、勉強して、出来れば大学にいるうちに、ある程度の、自分が納得できるようなところまで行きたいなと思います。