三年

丸三年が経つんですね。
あの震災で亡くなった沢山の方のご冥福をお祈り申し上げます。

今年は、去年とは全く違う気持ちで3月11日を迎えることになりました。
去年のこの日は、「今年は東北に行けたら」と書いていて、実際、9月に行くことが出来て、本当に沢山のことを教えていただき、どうしようもないことが沢山あるということと、こんなにも悲しくて苦しいところがあるんだ、ということを知りました。

あれから、報道の特集を見たり読んだりするときも、全く違う気持ちで触れることが出来るし、出来ることを少しずつでも探していけている、それだけでも、自分にとっては本当に大きな意味があることだったなと思います。

帰ってきた直後に、ここに書かせていただいた記事を読み返すと、やっぱり色々思い出して涙が出ます。生々しい感情、光景、あちらの女性達の泣き顔、気遣ってくださった優しさ、どれも、行かなければ絶対に分からなかったことで、行けるご縁があったことがありがたい、とも思います。

今、この時も、あちらの方々は変わらない環境の中で、歯を食いしばって頑張ってらっしゃるんだと思うと、いてもたってもいられない気持ちになるので、この気持ちをもっと行動に移せるように、今年は時間を見つけて、もう少しボランティアセンターに関わることが出来るようにしたいと思います。

ずっと、点に徹し続けていきたいです。行った、知った、あとはただ祈る、というだけではなく、線になることは難しくても、途切れてしまうことはなく続いていく点になりたいです。動けるところはきちんと動く、ということを繰り返して。

歯を食いしばって頑張って生活していらっしゃる皆さんが、どうか、これ以上、苦しめられることがありませんように。最近は、「行政は理不尽を軽減するものであってほしい」という先生の言葉を思い出すことが、以前にも増して多いです。本当に、そうであってほしい。あんなにも苦しい思いをしてらっしゃる、その中でも頑張ってらっしゃる方々が、これ以上、傷つけられることなんて、あってはならないはずだと強く思います。

行かせていただいたところを思い出すと、本当に悲しい。今日は、本当に悲しい、ということと、あちらで学ばせていただいたことを改めて噛みしめる日にしたいと思います。