望むこと

フィギュア、町田選手と日本女子の皆さんも、さらりとではありますが、見ることが出来ました。皆さん、ミスもあって、悔しさがおありだったでしょうが、それぞれに美しく、素晴らしかったです。

繰り返しになってしまいますが、演技中の表情、演技が終わった直後の表情が人それぞれ、沢山の感情が詰まっていて、オリンピックだな、と感じました。特に、鈴木選手。フリーのラストの笑顔にはグッときました。良かった。それから、重圧から解き放たれた人達の表情っていうのは、やっぱり惹きこまれるな、って思いました。

スポーツには大会、オリンピックというはっきりとした区切りがある。それが芸事との違いなのかなと感じます。スポーツの醍醐味の一つは、区切りである大会というものの存在だよなあ、って。

浅田選手とキム・ヨナ選手の関係は、「RUSH」を見た後だからか(笑)、長年争ってきた相手がいるからこその感覚って強いんだろうなと改めて感じました。浅田選手のフリーは、メダルがかかってはいなかったからこその演技だったように思うので、今回はこういう展開で、ある意味、良かったのかなと感じます。お疲れ様でした。

今回の大会は引退される方も多いようで、皆さん、長い間お疲れ様でした、ありがとうございました、という気持ちです。

それから、リプニツカヤ選手はあの年でもう表現力があって、これからが楽しみな選手だなあと思います。表現力っていうのも、後から身につくというよりは勘であり才能の分野だよなあ、って改めて感じました。

気がつけば明後日から合宿です。
今考えるべきは、とりあえず筆記試験と実技試験を頑張って初段昇段考試に合格して黒帯になることと、初めての本山を経験する後輩の子達のフォローをしてあげることだなと思うので、きちんと頑張ってきたいなと思います。そう思えるくらいには気力があるので、本当に良かったです。

そうそう、少し嬉しかったことがありました。
今、私が使っている帯は、今後一年、下の子達が使う色になるので、毎年、この先輩から欲しい、っていう先輩がいたら頼みなさい、っていうことになってるんですね。
私は特定の子と凄く仲良くなる、というよりは、出来るだけ皆に平等に接したい、お気に入りの子を作りたくない、っていう気持ちがあって、そうしてきているので、私に連絡してくる子はいないだろうなー、って思っていたんですけど、意外と物好きな子がいて、私の帯を欲しい、と言ってくれて、少し嬉しかったです。

これが、私の形なり何なりが好きだから、という理由であってくれたらもっと嬉しいのですが(笑)、そこまで上手くないからどうかなあ。なんにせよ、帯が欲しい、って言ってもらえるとは思っていなかったので、改めて、もっと上手くなって、目標だと思ってもらえるような先輩になりたいし、ならないといけないなと思いました。自分自身も、上手い先輩がいてくださったからこそ、自分もやる気が出たので。上から受けた恩を下に返せ、っていう教育をされているので、こういう面でも、そう出来たら良いなと思います。

あーあ、本当に、私最近、多分初めて、強くなりたいと思ってるんですよね。精神的に。昔は、精神的に強くなりたい、とか考えるだけで疲れるし、精神的な強さって何だ、何をもって強いのか、弱いからこそ強い、とかいう話もあるし、どこ目指せば良いんだ、って思ってたんですけど、最近は少し思います。

いや、どうなんだろうなあ。グラつかないようになりたいような気もするんですけど、グラつかなくなったらもう、本当に無味乾燥というか、今以上に情緒もへったくれもない人間になりそうで怖いような気もします。グラつき続けて十年とかなので、もはやグラつかない感覚もよく分からないし。変わりたい、とは望んでないような気もするんだよなあ。

ただ、格闘技をする上での強さは欲しい、って思います。続けられる強さ、辛さをねじふせる強さ、冷静に相手の動きを見続けることが出来る強さ。そういうのが今、足りないのかなと思います。精神的に強くなりたいから始めた、なんてことは全く無いんですけど、今は、あと一年、もないか、あと九ヵ月で、どこかしら強くなれたら、って思っている気がします。凛として、少しは自信を持って背筋を伸ばして終われるように。帰ってきたら、じっくり考えて、自分のことを見極めて、きちんとした覚悟を持ちたいです。終わりに向けて。そして、来年度は、初めての大会で組んだ子と丸一年かけてやっていくことになるんですよね。彼女の為にも、きちんと覚悟を決めておきたいなと思います。それが出来る時期が来たようにも思うので。

今は、少し沈んでるときなので、剛さんのアルバムにも手をつけないどこ、帰ってきてからの楽しみにしとこ、って思っていたのですが、楽しみにしていたぶん、我慢できずに聴いちゃいました!(笑)
っていっても、最初の数曲と「Ginger」だけですけど!もう、すっごく好みです!
剛さんに関しては、もう、とりあえず曲が好き、音が好き、歌声が好き、っていうのがあるからこそのファンだな、私は!って思います。剛さんの音楽はとにかく、力がある。
今回のアルバムで私が聴いている数曲の場合は、否応なく楽しくなっちゃって、血肉湧き踊る、ってこういうことか!っていう感覚になります。いやあ、今すぐライブやりましょう、九州にいらしてください!生で聴きたいです!ってとりあえず思いました(笑)

私は何かを楽しむときにどうしても、「考える」ということが間に入っちゃうタイプなのですが、剛さんの曲を聴いてるときって、その感覚が無いんですよね。音、声、歌詞の世界観だけになれる感じがある。それだけ濃くて完成されてる感じがあるのか、単に物凄く趣味が合うからなのか分からないんですけど(笑)、純粋に、単純に楽しめる、って凄くありがたいです。もう一人の自分がいない感じ。そんなものいらなくて、1から100まで浸って楽しめる感じ。それが、スッキリもするし、びっくりするくらい楽しくて快いです。

今回は、剛さん、更に歌声が良くなってらっしゃって凄いな!とか、こういう方向に来たのかあ!とか、より洗練されてきてるなあ、とか、どぎついなあとか(笑)数曲でも思うので、感想を改めて書くのが凄く楽しみで嬉しいです。

明日は友達と会って、準備して筆記の勉強をして、明後日からに備えたいなと思います。
とにかく合宿まで、元気に頑張れますように!