Lalbum感想

LOVEを書いてからだいぶ!時間が経っちゃったんですけど、凄く好きなアルバムなので、書き上げました!好きなものについて書く、ってやっぱり嬉しくなるなあ、ってしみじみと感じました。

「スピード」
新鮮でした!お二人の声がちょっと低く、硬めに歌おうとされてる感じで。
曲はどちらかといえば落ち着いていて、テンポも早くはないのに、歌詞は「一瞬で過ぎていくから気を付けて」って言ってて、そのギャップにちょっとドキッとさせられるなあ、って思います。こういう曲調だからこそ、「見逃さないで」という歌詞が生きてくるような。

・「命のキセキ」
この曲、凄く好きです。高見沢さんのお人柄が出てるなあ、って感じます。
真っ直ぐで、強くて、曲がらない健やかさみたいなものがあって。確か生放送のラジオのメッセージで高見沢さんが、お二人には内省的な歌のほうが、っておっしゃってたと思うんですけど(間違っていたらすみません!)、それが凄く印象深かったです。歌自体は、私には、聴く人や周りの人を力づけるような、外向きな歌に感じられるんですけど、キンキさんに歌われると、確かに、内省的な歌に聴こえる。キンキさんマジックだなあと思います。ただただ明るく穏やかには響かず、どこか重く響く感じが。そういうキンキさんの歌声が、凄く好きです。
それから、これは何度か書いちゃいましたけど、剛さんの「新しい朝陽が昇る希望という光に包まれ」と、光一さんの「君よ命ある限りその夢を追いかけて」っていう箇所が凄く好きです。それぞれの歌詞がお二人らしくもあって。
剛さんの歌声だと、堂本兄弟で歌われたときは特にそうだったんですけど、暗く長い夜の間中、待ちわびていた朝陽、待ち望んでいた希望、それがやっと、っていう儚さを含んだ喜びがある、っていうと言葉がおかしいんですけど、そんな風に聴こえるなあ、って思います。
そして、その後に一転、「君よ」っていう呼びかけの後、「命ある限り」っていう、一生の表現の仕方がされて、その夢を「追いかけて」いけ、って真っ直ぐ力強くシンプルに聴き手の道の先を指し示すような光一さんの歌声、っていうコントラストが良い。

・「変わった形の石」
この曲、アルバムのこういう位置にあると良さが引き立つんだなー!って感じました(笑)
LIFEは特に、どちらかというとテンションが高めな曲が多い分、この曲が良いアクセントになっているように感じます。
この曲好きなんですよねー。シングル向きだったか、って言われると、ちょっとどうなのか分からないんですけど(笑)、三十代の方に歌われるからこそ、な歌詞な気がするんですよねー。もう少し上でも下でもまた違ってきてしまいそうな。そして、キンキさんっぽい。ちょっと石を置いておくだけで、大げさなことはせずに意識する、みたいな感じが。柔らかめな歌い方が合ってるし、サビは特にメロディーが綺麗で聴きやすい曲だな、って思います。疲れたときにふと聴きたくなる。

・「Tomorrow Again」
大好きです。剛さんの声の伸び方が素晴らしい。素直な歌い方をされてて、それが曲に合ってるなあ、って思います。曲も歌詞も素直で、だからこそのエネルギーと明るさがあって、聴いててスッキリするというか、閉塞感が強いときでも風が吹いてきてくれるような、そんな曲だなあと思います。光一さんのハモり方も凄く好きです。特にラスト。キンキさんの声の相性の良さに改めて驚きます。キンキさんの曲にしては純粋に明るくて、何だか新鮮でした(笑)こういう歌も良いんだなあ、っていう驚きもあって、何度も聴きたくなります。何ですかね、やっぱり好きな人達が歌ってくださる歌詞は入ってきやすいので、「昨日じゃもう明日には勝てない」とか「欲張ればいい ためらえばいい」とか、こちらも素直に受け止められてありがたいです。ごちゃごちゃ考えずに聴けて、少し力が出るような曲で、しかも、ちょうど今の自分の状況だと凄く響く歌詞なので、これからも節目に聴いていく曲になるんだろうなあ、と思います。

・「ウタカタ」
この曲は、歌詞がまさにキンキさんの真骨頂、って感じだなあ、って思います。泡沫のような、というものを表現させたら天下一品、という感じですもんね、キンキさんは!そういうところが凄く好きです。そして、しみじみと、作詞家さん、作曲家さん、アレンジをされる方、皆さん、本当に才能がおありで素晴らしいな、ってここら辺で毎回感じます(笑)
そして、歌って基本的にはちょっとつらめな状況にいる人に向けられてるのかな、どの曲もちょっとグッとくる歌詞が!ってことも最近は感じます(笑)
キンキさんだからこそでもあるのかな。「Tomorrow Again」とこの曲は、曲の流れも綺麗で、盛り上がりが分かりやすくて、これがアルバム曲で聴けるって、キンキさんは贅沢だなあと思います。お二人の声は分かりやすく明るい訳ではない気がするんですけど、地味な歌声、という訳でもないので、こういう種類のキラキラした感じを表現されるのに向いてるような気がします。

・「Morning Groly」
この曲が一番、このアルバムの中で意外というか、キンキさんの新しい一面を聴けたな、って感じました。こういう曲調をキンキさんが歌われるとこうなるんだ!っていう面白さがあって。ちょっとテンションが高すぎて、ついていくのが大変なときもある曲なんですけど(笑)、剛さん→光一さんの「One Love,One Life かけがえのない愛をもっと」「One Love,One Life 大切にして日々をずっと」の歌い方の違いが面白くて、ここを聴くのが凄く好きです。ここの部分、剛さんの歌い方に凄く納得したんですよねー。確かに、剛さんはこの歌い方かあ、言われてみれば!みたいな。何でしょう、ここに来て急にどこか幼さがある、そしてどこか品がある力の入れ方。抜け方も好きで、この箇所にいつも「!!」ってなります(笑)
そして、光一さんの「ずっと」の力の込め方もかっこよくて凄く好きです。光一さんはこういう曲調とか、こういう歌い方が似合われますよねー。Kコンの「Destination」を見て同じことを思ったような気がします。光一さんの綺麗で正統派な感じの見た目と似合われる曲のギャップが光一さんの大きな魅力の一つだよなあ、って以前から思ってるので、ここは特にグッと来ました。

・「Welcome」
お二人の声と歌い方が凄く優しくて、素敵だな、って聴くたびに感じます。バイトで年下の子達と関わる機会が多くて、自分より年下の子ってこんなに可愛くて仕方ないんだな、とほぼ会うたびに思っているので(まあ、凄く相性の良い子達だから、というのもあると思うんですけど!本当に可愛いんですよね、全てが!)、その子達を想うと、歌詞で言われてること、良く分かるな、って感じますし、子供に対して、こう言える大人でありたいな、って思います。どんな子も幸せでいてほしいし、幸せになってほしい。語りかけるような歌詞がまた凄く優しく感じられるんですよね。それから、この曲を聴くと、お二人が二人組で良かったなあ、って改めて思います。何でしょう、もっと多い人数で歌われても勿論、それはそれで良いんでしょうけど、お二人でかわるがわる歌っていただけると、より純度が高くなるというか、歌詞の内容がより入ってくるような気がします。そして、この曲、意外と自分が辛いときに聴いても、凄く穏やかな気持ちになることが出来て驚きます。

・「君らしく生きる君が好きだ」
AKB系列さんっぽいタイトルだな、と思ったら秋元さんが作詞されてて、納得しました(笑)
個人的には、サビの歌詞が自分のキンキさんに対する感覚に似ている部分があって、何となくそんな感じで聴いてしまっています。本当に、まあ、お二人ともお仕事的に周りの視線に気づかずに、っていうのは無理な話でしょうけど、自由に、好きなようにお仕事していただいて、それを楽しく見て応援していたいな、って思います。そして、作詞家さんが一緒だからか、ちょっと「破滅的Passion」と系統が似ているような気がしました。ストレートに情熱的な感じだからかな。

ということで、長くなってしまいましたが、Lalbumは聴きやすいし、一曲一曲の完成度も高いしで、時間をかけて作られただけある良いアルバムだなあ、って感じました!力を入れて作ってあるんだな、っていうのが伝わってきて、そういう意味でも少し安心しました。よく聴いてますし、これからも聴いていくだろうなあ、って思います。このアルバムで歌われる曲の幅が広がっているぶん、これからのキンキさんの活動が楽しみだな、って心から思うので、次の活動をお二人のソロ活動を応援しながら、楽しく待っていたいなと思います!