瞬き【ふつうよし盤】 その2

今日は、ぼんやりと拓郎さんと剛さんの番組を思い出してたんですけど、剛さんは、ご自分のことを聞かれたときだけでなく、キンキさんについて聞かれたときも、「アイドルだと言ってくださる方がいるので」的な言い方をされてたのが興味深いなー、って感じました。

光一さんは、私の中では、かなり王道のアイドルさんだな、って最近は思ってますし、剛さんも「キラキラしてる」的なことをおっしゃるのをちょくちょく聞くので、剛さんは「光一さんは勿論、キラキラしてるし、アイドルですけど」的なことをおっしゃるのかなー、ってちょっとだけ思ったんですよね。まあ、それは無くても、キンキさんは確実にアイドルとして見られる存在なのに、「アイドルだと言ってくださる方がいるので」系の言い回しだったのが、「そうかあ」って感じました。

何というか、勿論、そういうのが嫌だったり、良くないと感じたりする方もいらっしゃるんでしょうけど、これに、何となく、剛さんの、キンキというものに対する愛情と期待を感じたように思います。

アイドルが歌うとされていることじゃないことでも、キンキなら歌える、伝えられる、っていう感覚が、剛さんにはあるように思いますし、というか、確かどこかで剛さんがおっしゃってたのを読んだような気がするんですけど、それは剛さんのキンキに対する、凄く純粋な期待であり、剛さんの言い回しで行くと、希望であるような気がします。そして、それは多分、そのまま、光一さんへの期待であり、希望なんだろうなー、って思います。
そう思うと、光一さんはしみじみ、大きな期待をかけられて大変だろうなあ(笑)

まあでも、光一さんもSHOCKみたいな、ある種精神論っぽい舞台を何年も出来るタイプの方だからなー。剛さんの期待も分からないでもないような。でも、あれは主張があるようでない(ように私には思えちゃった、っていうだけなんですけど)舞台な気もするしなあ。
どうなんですかねー。
キンキさんのそこら辺の押し引きはどんな感じなんだろうなー、って考えると、ちょっと面白いです。

以下は、瞬き【ふつうよし盤】の2〜4曲目の感想になります!


・Clap Your Mind
もう、凄く!!好きです!!
剛さんの歌声が物凄く色っぽくて!
全体的に、良い色気だなー!って感じます。し、剛さんが作られる音には身体の何かが持って行かれる感じがあるので、本当に好みなんだろうなー、って感じます。こういう感覚になることって、ほとんど無いので。

そして、曲始まりのほうは特に、「剛さん、低音も良いなー!」ってここまで強く感じたのは初めてな気がする、っていうくらい、しっくりきました。今までは、まだ剛さんの物に成りきってないような気がしてたんですけど、これは凄く納得がいくというか、この路線を完全に物にされてる感じがあって好きです。
それから、後半の高音の色っぽさは、また質が違う色気で、剛さんの歌声は一粒で何度も美味しいな!って感じました(笑)
これを聴くと、ライブに行きたくなっちゃいます。生で聴きたいよなあ、これは。絶対、気持ちいいもんなあ。
途中、ちょっと可愛いとこもあって、ここ数日、かなり楽しく聴いています。

・Tearful melody
これも、物凄く好きです。
これに関しては、そうか、剛さんってこっちもありなのかー!っていう新しい発見がありました。ああ、言われてみればこれ系って凄く剛さんに合うよなあ、って思ったというか。
どこかでガッと上がるところがある訳ではなく、どこか哀しく揺蕩いながら、それでも、そこには哀しみだけでなく、愛情のようなものが溶かし込まれてる感じがして、作られてないというか、ここまで「生々しいな」って感じた曲は、剛さんでは初めてなような気がします。
ある意味、剥き出しな感じというか、取り繕っていないというか。
素な印象を、勝手に受けました。

そして、歌詞的にも、恋愛、という感じにはあまり聴こえなくて、何となく光一さんを思いました。この音のテンションも、キンキさん、というか、剛さん→光一さんな感じのイメージに、私の中では凄く当てはまって。
何ですかね、静かで、深海っぽくて、どことなく冷静さもあるんだけど、溢れるような情と湿度がこもってる、ってう感じが。

そして、何というか、音的にも歌詞的にも、「あなた」に対して、訴えたり、伝えたりすることをそんなに望んでない感じがしました。ただ、歌ってるだけ、言葉にしてるだけ、音にしてるだけ、という感じで。
「あなた」に対しては、この歌詞への共感も理解も何も求めてないように感じました。
本当に、ある意味、独り言っぽい。
そして、この曲の歌詞があんまりにも静かで崩れてしまいそうで、改めて、剛さんって本当に繊細な方で、かつ、多分、哀しみを愛さずにはいられないタイプの方なんだろうな、って感じました。

「愛を結うknifeのよな腕で抱き合って」って、結う、という結ぶ行為をしてるはずなのに、その腕は刃物のようで、それでも、そんな腕で抱き合う、って果てしなく無為で、矛盾に満ちていて、痛くて切ないな、って感じます。

ラストの一行も、結論は「Tearful Melody」なのか、っていう哀しさがありました。
暖かい意味でのものなのかもしれないんですけど、音的にはやっぱり哀しいように感じます。
静かな哀しさ。これも、剛さんらしいな、って感じる系統の一つだなー、って、この曲で気が付きました。

何となく光一さんを思ったのは個人的な感覚でしかないんですけど、この曲と歌詞は、光一さんの感想を聞いてみたいなー、って思います。無理だろうと分かりながらも。

この曲は、夜に聴くと特に、本当に落ち着いて、自分の中に沈んでいけて、ぼんやり出来て、凄く好きです。こういうのを待ってたかもしれない、って感じます。

・Welcome to shamanippon
これはもう、ひたすらかっこよくて、どんな時でも強引にテンションを上げられる系で好きです!何ですかねー、血が騒ぐというか。入っていかずにはいられないというか。音楽が古代宗教の重要な要素の一つだったの、凄くよく分かるな、って感じます(笑)
そして、剛さんって攻撃的なところが結構しっかりあるんだろうなー!とも感じて、私はそういう人が好きなので、そこでもテンションが上がってしまいます(笑)
これも、ライブで聴けたら凄く嬉しい曲だろうなー。

ということで、とりあえず【ふつうよし盤】の感想を書けたので、明日はPVを見て、感想も書けたら良いなと思います!