また一つ

本当は今日、堂本兄弟の感想を書きたかったんですけど、先にこちらを書いておきます。

数日前、また1つ歳を重ねて、21歳になりました。
この年まできちんと這いずって生きてこられたことに感謝です。今年は、自分が生きてこられた年月に感謝した初めての年になりました。

誕生日の日には、先輩や同期や、昔からの友達や、学部の友達、沢山の人から、メールやプレゼントを貰って、びっくりしたと同時に、嬉しかったです。4月生まれの人っていうのは、2年目に入らないと誕生日を祝われないことが多いと思うんですが、私はいつもいつも、1年くらいで他人との関係を切ってしまっていたので、こういう経験は初めてでした。今までも、数人の人がお祝いしてくれて、それでも凄く嬉しかったんですけど、今年は心がこもったプレゼントや、優しいメールを沢山もらって、慣れないものだから、どうしたら良いか分からなくなるくらい、とっても嬉しかったです。

そして、沢山の人に誕生日をお祝いしてもらえて嬉しい、と思えると、素直に、頑張ってきて良かった、ここまで生きてこれて良かった、無駄じゃなかった、って心から思えるんだな、って感じました。祝ってもらう、って、こんなにありがたくて、嬉しいことなんだな、って思って、とても嬉しかったです。

昼は空きコマで、母とも予定が合ったので、母にご飯をおごってもらって、夜は、練習後に大好きな先輩方にご飯に連れて行っていただけて、幸せでした!その後は、帰りが遅くなってしまったんですけど、父と母が寝ないで待っていてくれて、ケーキを用意してくれていて、嬉しかったです。その、ほんの五分の気遣いが嬉しかった。こんな日が来るなんて、本当に思ってもなかったです。いつもいつも、来年まで生き延びてるか、来年はどんな思いをしてるんだ、って、そんなことしか考えなかったのに。

これからも、年を重ねれば重ねるだけ硬くなってしまうことを忘れずに、柔軟であることを意識して、頑張っていきたいです。自分が正しい、なんて思うようには、絶対にならないように。

私は、一度も、「自分らしくありたい」って思ったことがないんですよね。確か、岩崎峰子さんの本だったと思うんですけど、どんなに、誰かの真似をしよう、完璧に真似ようと思っても、絶対にその人の癖のようなものが出る。絵にしろ、字にしろ、どんなに頑張っても、上手い人、好きな人と全く同じことは出来ないし、同じものは作れない。そんな風にどんなに消そうとしても出てしまうものが個性だ、って、確か中学生のときに読んだんですが、それをずっと覚えてます。どう行動したって、何を変えよう、真似しようとしたって、結局は自分らしくなってしまうしかない。個性なんて、意識しなくたって出てしまうものだ、ってずっと思ってます。どんなに普通になろうと頑張ったって、誰かと同じようにしようと思ったって、自分は自分でしかないし、自分でしかいられない。そういう諦めのようなものを持って、これからも、特に自分の今までのことを意識しすぎることなく、他人様に迷惑をかけない程度に、思うように生きていきたいな、って思います。

どうせ生まれたなら、苦しみつくして死にたい、って、これもずっと思ってるので、苦しむこと、悲しむことを恐れず、他人と関わることをいとわず、ひるまず、生きていきたいです。

21歳かあ。今年こそ、ちゃんとした大人になりたいです。
自分の力だけで真っ直ぐ立って、風に揺れてさらさらと音を鳴らす、柳のようになれたら良いなあ。
頑張ります。