平安結祈

昨日は、一人で午前三時から『平安結祈』の本編を見ました。暗いリビングで(笑)
いやもう、ほんっとに幸せな時間でした。剛さんと剛さんの音楽と剛さんの歌声が好きです!!!久しぶりに、しみじみと幸せだと思える一人の時間を過ごすことが出来ましたし、自分の芯から力を抜いて、緊張を解くことができました。

『平安結祈』、本当に良い作品だなー。買ってよかった。もう一枚のほうはまだ見れてないけど!(笑)
本編をちゃんと通して見ることが出来たのも、買って以来初めてだったと思います。今年は本当に忙しかった。

どの曲も好きなんですけど、『時空』が本当に良い。剛さんの繊細さと、痛々しい部分を癒そうとする感じが出てる気がします。音楽を聞いて、心から「これは癒される」って感じることって、私はほとんどないので、この曲は貴重な曲です。

ライブ全体を通して見ると、やっぱり、剛さんはどこか歪に突き抜けてて、そしてどこか痛々しくて、そんな剛さんだからこそ、見聞きしていて、癒されてしまう自分がいるな、って思いました。こんな人がいてくれる、そして人前で歌ってくれて、それを作品にしてくれる、ってことに癒される。『平安結祈』は特にそう。それから、赤っていう色は凄く色っぽい色なんだなあ、って思いながら見てました。

『空』の切なさときたらもう。剛さんはなんでこんなに一人ぼっちなんだろう。『Help Me Help Me・・・』は何度見ても哀しくて、儚くて、祈りに満ちてていい。剛さんがこの歌声を持ってる人で良かった。『縁を結いて』の涙、というか泣き方はやっぱり不思議。剛さんは私にとって、不思議な人であり続けるんだろうな、って感じます。

そして、映画館で見たときはあまり意識しなかったけど、虫の声がなんともいえず良い色を出してるな、って感じました。それから、このライブを見ると、なんかもう、それこそ「もし、剛さんに『僕、巫女さんになります』って言われても、もはや驚かないな・・・。」っていう気持ちに一瞬だけなります(笑)

それから、以前から思ってたんですけど、剛さんは音楽を奏でるとき、歌うとき、幸せそうに見えることが本当に少ない方ですよね。この人にとっての音楽は楽しい、とかそういうものではないんだろうな、って感じる。そういうところが好きなんですけど。そして、音楽を奏でてるときの剛さんは、あんなに沢山の素敵な音楽仲間の皆さんがいらっしゃるのに、どうしても一人に見える。一人であることに耐えて立って、歌って、弾いてるように見えます。元から一人で、どうしたって一人になってしまう人みたいに見える。だからもういっそ、ソロの剛さんを見てると、この人に光一さんっていう人がいる、っていうことのほうが不思議だと感じるときがあります。そんな風に見えない。だからこそ、キンキさんは切ないのかもしれません。

お二人一緒のところを見ると、全然そんな印象は無いんですけどね!

本当に見れて良かった。痛いんだけど、その痛さが沁みて、自分のどこかが癒される、みたいな感覚があります。そして、私はやっぱり、剛さんのインスト曲と、あの歌声が本当に好きです。年末に良い時間を過ごせました!