KコンDisc1 その2

Family〜ひとつになること
KinKi Kidsはアイドルだな、って思いました。
こういう歌詞の歌が、ここまで様になるのはアイドルだからだと思う。勿論、全てのアイドルがこういう歌を歌いこなせる訳じゃないでしょうけど。
とりあえず、お二人の声が溶け合いすぎてて他人とは思えない。こういう、一つになることが出来る声じゃなかったら、この歌の力は半減するだろうな、って感じます。
そして、スクリーンの映像が落ち着いてて綺麗。

ライブで、お二人が歌ってらっしゃるのを見ると、改めて、どちらが、どこの歌詞を歌うようになっているのか、ってことや歌詞の内容を考えますね。

こういう歌を、剛さんが、光一さんと歌いたい、って望んだ、ってことにまず、KinKi Kids凄い、って思います。「この人となら歌える」って剛さんに思われた光一さんも凄いし、理想を詰め込みました、っていう歌詞を書き上げた剛さんも凄い。

それにしても、サビの歌詞はやっぱり、剛さんらしく、不思議なとこがありますよね。
「一つになることや一つであることは、怖くて恥ずかしいことだ」っていう前提があるからこそ、それを否定するんだと思うんですけど、そうなると、よっぽど特殊な関係性の人達にしか、この感覚はあてはまらない気がする。本来は一つの単位として扱われてはいけない人達なのか、同化してしまうのが怖かったのか、もしくは、何かしらの抵抗感があったのか。

それから、『君がいるから 一つを生きること 疑わず疑いもせずに 歌えるよ 照らせるよ ありがとう』ここを聞くと、「ああ、剛さん疑ってたのかなー。」って思います。自分が以前、疑ってたからこそ、今は疑わないでいられることを強調したいのかな、って思う。
この箇所は、歌うのが剛さんで、照らすのが光一さん、っていうのも、ちゃんと意味を持たせてあるんだろうな、って感じます。

あとはやっぱり、『捧げる』っていう言葉が2回使われてるけど、2回とも剛さんが歌われてるんですよね。光一さんは、愛を捧げることを求められてない。この言葉を歌うとき、剛さんは、本当に気持ちを込められてるので、綺麗で哀しいな、って思います。

それと、今回、グッと来たのは、『We'll be the one now and forever』って箇所です。今まではさらっと聞いてたんですけど、今回は、確信をもっての言葉、というより、希望に満ちた切なる願い、みたいな感じに聞こえました。悲壮さは無いんだけど、心からそうなってほしいと望んでる感じ。お二人が歌ってるんじゃない、っていうのがまた、ひっそりと曲に埋め込まれた願い、って感じがして良い。

お二人とも、とても丁寧に歌われていて、大切な曲なんだな、って改めて感じました。キンキさんらしい、ドラマチックな曲。

ヒマラヤ・ブルー
スタンドマイク!!似合う!かっこいい!凄くテンションが上がりました。
何故なら、私はスタンドマイクで歌う人が大好きだから!(笑)
ここでのマイクへの手のかけ方も、お二人の違いが表れてて面白かったです。光一さんは何故こんなに「ガッ!」と掴んでるように見えるんだ、と思ったら、多分、肘と肩が入ってるから。剛さんの、スタンドへの左手の添え方が私の理想すぎてもう。この角度可愛いわー。
細かい動きが多い光一さんと、基本的に、姿勢が固定されてる剛さん。どこまでも正反対。

そして、肝心の歌ですが、凄く良かった!この歌は、CDで聞くより、こうやってライブ映像で聞くほうが、私にとっては、ずっと魅力的でした。ただの綺麗な歌じゃなくなって、より歌詞に血が通うというか。

きみとぼくのなかで
スタンドマイク!(もう分かったから)
とりあえず、振り付けが可愛い。そして、ダンサーさん達の衣装が凄い。なんでこういうテンションの衣装になったんだろう・・・(笑)
歩く歩道は素晴らしい仕事をしてくれました。間奏での、剛さんの身体の傾ける→左足ぴょんって上げる、っていう流れが好きすぎる。剛さんのこの足の上げ方可愛い。ベビースターのCM(黒い服でちょっと歌うバージョン)のラストの瞬間も、確かこの足の上げ方してらしたと思う。あの時も、「この角度可愛い!」って思った覚えが。

歌は、CDのちょっと幼げな歌い方も良いけど、こちらの、かっこよさを前面に押し出した歌い方も好きでした。歌ってらっしゃる時の表情も、お二人ともかっこいいし。
ただ、この歌こそ向き合う感じの振りで見たかった気もします。これは、明らかにお二人自身の歌だから、そういう演出が映えたんじゃないかなー。

たった三曲分なのに、どうしてこんなに長々と書いてしまうんだろうなあ、私は。
書きたいもんは書きたいからしょうがない、ともう開き直ってはいるんですけどね!
ちょっとずつ、楽しく書いていきたいな、と思います。