意外性

私が、他人、自分、そして、大げさに言えば人生っていうものに求めるのって、単純に「意外性」なんだな!って最近、確信しました。

半年前には、自分がこんなことやってるなんて全く予想してなかった、っていうことが無いと、自分自身に飽きるし、生きることに飽きてくるんですよね。もう、半分病気だな、って思います。

今日は、部活の大会のスタッフをしてきたんですけど、私は、自分が体育会系、しかも武道の部活に入るだなんて、大学入学まで、一度も考えたことがありませんでした。無意識に選択肢から外してきたんですよね。本気で考えてみずに、なんとなく「きっと向かないから。」とか、「体力的に無理だから。」って決めつけてた。でも、一月やってみた今、意外と自分に向いてるな!って感じます。

体育会系の、きっちりとした上下関係や、礼儀作法、自分で自分の身体を作りなおしていくことや、技の習得。どれも、本当に楽しいんですよね。全く知らなかった世界、そして、意外と、飛び込んでみると、自分に向いてる世界。こういう新しい発見こそが、今のところ、私にとっての「生きる意味」だなあ、って思います。

まあ、うちの部が先輩にも同期にも恵まれていて、なおかつ、体育会系の無茶なノリがあまり無い部だから、っていうのもあるんだと思うんですけど。

思い返せば、私の今までの20年は、この「意外なこと」の繰り返しだったような気がします。まさか、優等生だった自分が不登校児になるとは。まさか、自分が高校に入学出来るとは、駄目になるとは。まさか、大学に行けるとは。本当に、「まさか。」の繰り返し。

そして、新しい環境に行くと、必ず、今まではその存在すら知らなかった、もしくは、知っていても「自分には縁がない。」と無意識に思い込んでいたものと出会って、やってみる。そして、自分の枠を広げる。それが楽しいんですよね。自分探しの旅、ってよく言うけど、旅をするより、日常の中で新しい自分の一面を発見するほうが、私にはずっと面白く感じます。

キンキさん、というか、「アイドルを好きになる。」っていうのも、私にとっては意外なこと、自分には縁が無い、と思ってたことでしたけど、その思い込みを壊すことで、今、こうやって日々の楽しみを得ることが出来てるので、やっぱり自分を決めつけない、枠に嵌めこんでしまわない、って大事なことなんだな、って思います。

20歳になって、ある程度、自分が固まってきた今だからこそ、もう一度、「自分を決めつけない」っていうことを意識しなおして、無理ない範囲で、色々とやってみたいな、と思います。そして、思想、って言ったら大げさだけど、自分の思考方法も、固定させないで、柔軟でいたいです。難しいけど。

明日は、フジ子・ヘミングさんのコンサートに行ってきます。だから、今夜はこうやって今までのことを振り返りたくなったのかな。