sの意味

私は、小クラプレミアムは見ることが出来なかったんですけど、アンテナさんのブログを読ませていただいて、「あああ、光一さん・・・!やっぱり・・・!」って思ったことがあったので、それについて書こうと思います。

光一さん、「夢が叶わなかったらパニックになるから、夢は見ない。」っておっしゃったんですね。もう、その感覚、凄く良く分かる。し、光一さん、きっとそういう人なんじゃないかな、って思ってました。
私もそう考えるタイプなんですよね。最近はだいぶその意識が薄れて楽になってきたんですけど、今でも、光一さんと同じ理由で、基本的に、夢は見ません。

多分、こういう考え方をする人って、自分を「ちゃんとやれる人間」だと思っていたいんだと思う。完璧主義、っていうのもあるだろうけど、それよりも、自分が「出来ない人間」「やりとげられない人間」になるのが怖い、っていうほうが強い気がする。

出来ない、っていうのがもう本当にありえない、あってはいけないことだから、出来なかったときにパニクるところまでいっちゃう。というか、自分が「出来ない」っていう選択肢そのものが存在しないんですよね。そんな、存在しないはずの選択肢が目の前に現れたら、そりゃあ、パニクりもします。仕事に関して、そこまで追い詰められてやってるとなると、本当に、光一さん大変だろうな、と思う。そして、パニックになる、っていう言葉が出た、っていうことは、実際にそうなった、もしくはなりかけた経験があるんだろうなあ。

こういう脆さがあるからこそ、光一さんは剛さんとやっとくべきだと、ほんっとに思います。剛さんはそこら辺、強いと思う。「出来ない」ってことを乗り越えた・・・というか、乗り越えざるをえなかった感じがするんですよね。

「出来ない」って言う訳にはいかないから、真面目に、必死に答えてたけど、限界が来た。そこで、開き直り、って言ったらあれですけど、失敗すること、人の期待に添いすぎないこと、出来ないこともあるんだから仕方ないって考えること、っていう選択肢を自分で作ることが出来たんだと思う。作るしかなかったんだろうけど。それはそれで怖かっただろうし、辛かっただろうな、って思います。

今の剛さんは、「出来ない」ことにあまり動じないように見えるんですよね。だからこそ、そこに関して、いつか光一さんの命綱になれる可能性があると思う。剛さんなら、もし、何かあったときに、光一さんに「出来ないこともあるよ、大丈夫」って嘘っぽくならずに言えるんじゃないかな。そして、相方さんがそう言える人だったら、いつかどうしても出来ないことにぶつかったときに、光一さんも少し力を抜けるんじゃないかな、と思います。

剛さんも物凄く危うい方ですけど、光一さんの危うさも相当だな、って今回、改めて思いました。違うところが強くて、脆いお二人だからこそ、一緒にいてもらえると、見てて安心するんですよね。