SHOCK

昨日の朝、あと五分で家を出よう、ってときに千穐楽の映像を見ることが出来て、「!!光一さん!びっくりした!そっか、千穐楽もニュースになるんだ!光一さん良い笑顔だなあ、お元気そうで良かった。いやー、今日は良い一日になるな!」って嬉しくなりました。私は、キンキさんをラッキーアイテムか何かだと思ってるところがあります(笑)

さて、今日は、光一さんを素敵な笑顔にするSHOCKに対する、複雑な思いを書いておこうと思います。
これに関しては、良いことだけを書くことが出来なさそうだったので、今年の公演が終わってからにしようと思って色々考えてたんですけど、いざ書こうとすると、何を書いて何を書かないか、ちょっと悩みます。

まず、私はSHOCKを生でも、そして、映像でも見たことがありません。というのは、私、舞台だけは生で見ないといけない、と思ってるんですね。生で見て、とても面白い、素晴らしいものだと感じた舞台が、映像で見るとつまらないものに思えてしまうことが何度かあって、舞台っていうものはやっぱり、目の前で見ることを前提に作られてるんだな、と分かったので。

だからこそ、なかなか見たい舞台を見ることが出来なくて悲しい思いをしてるんですけど、初めて見る作品は絶対に生で見たい。生とは全くの別物になってしまう映像だけで中途半端に知った気になって、その作品を決めつけてしまいたくない、と思うんです。

なので、来年こそは東京まで出ていこうじゃないか、待ってろSHOCK・・・!と楽しみにしてます(笑)

というわけで、私のSHOCKに関する知識は、ほぼ全て舞台雑誌から得たものだし、内容について、今、どうこう書く気はありません。思うことはあるけど。なので、これから書くのは、光一さんの活動内容についてです。

素朴な疑問なんですけど、光一さんは「SHOCKという作品」が好きなんでしょうか、「舞台そのもの」が好きなんでしょうか、それとも「自分が作る舞台」が好きなんでしょうか。それによってだいぶ話は変わってくるんですけど、とりあえず、舞台がお好きなんだ、ってことで話を進めます。

もし、光一さんがSHOCKだけをやりたい、と思ってらっしゃるんじゃなければ、そろそろ、どんな手段を使ってでも、外部の舞台に立つべきなんじゃないかな、と思います。
難しいとは思うんですけどね。自分がトップの立場で10年以上、一つの作品だけをやってきたアイドル畑の人ってやっぱり使いづらいだろうし、年齢的にも微妙なところだし。それに、光一さんは持ってるものとしては舞台に向いてない。小顔で小柄だっていうのはアイドルとしては良いところなんですけど、舞台に立つ人にとってはマイナスですもんね。でも、年齢を考えると、やっぱり出来るだけ早いうちに、SHOCK以外の舞台をやらないといけないと思う。本当に舞台が好きで、舞台に立ち続けたいなら。

そもそも私、再演にそこまで魅力を感じないんですよね。毎年再演して、少しずつ変化していくのも良いけど、出来れば数年おいて、役者さんの成長を見せつけてほしいし、年齢を重ねて対応しきれなくなった部分をどう演じるかを見たい。

もし、今、私が応援してる役者さん達に「これから10年、毎年、同じ作品だけをやります。」って言われたら、正直、本気で失望します。役者としての向上心はどこに置いてきた!!って思う。(実は、光一さんに対しても、最初はそう感じちゃってました。)

とにかく沢山の作品をこなさないと成長しない部分、ってやっぱりあるし、何より、もったいない。今の年齢だからこその感性を生かした解釈で、今の年齢だからこそ出来る役をやっていってほしい。舞台上では年齢なんて関係ない、っていうのは勿論その通りなんですけど、それでも、身もふたもない言い方をすれば、役者本人が若くないとおかしくなってしまう役、魅力が薄れてしまう役ってやっぱりあるんですよね。そういうタイプの役を、出来るときにやっておいてほしい。

もし光一さんが「自分が作る舞台」がお好きなんだとしても、折角、向上心が強い方なんだから、外で色々な役を経験して、様々な演出方法を吸収して、そこからまた新しいものを作ればいいのに、と思ってしまうんです。それが、SHOCKをより輝かせるんじゃないかな、って。

私は、ジャニーズさんの舞台に対するスタンスがいまいちよく分からないので、本当に勝手な意見ですし、光一さんの、SHOCKでの孤独な感じは、私も好きなんですけどね。

信頼できるメンバーやスタッフさんがどんなに沢山いてくれようが、主演は光一さんただ一人で、「堂本光一の舞台」と言われる限り、舞台の質や動員数に関する全ての責任は光一さんにある。舞台の座長をやる、っていうのはそういうことで、その立場で10年以上やり続けてる、っていうのは本当に凄いことだと思います。そして、それが出来る人だからこそ、外に出てみてほしい。固まってしまわないように。帝劇を大事にしながら、SHOCKを大事にしながら、新しい作品や他の舞台のありかたを知ることは決して出来ない事じゃないし、絶対にマイナスにはならないと思う。

蜷川さんとかなー!ジャニーズさんとも結構お仕事してるんだけどなー!なんなら、キンキさん二人まとめて蜷川さんの舞台に出てくれたりしないかなああ!それなら、ただのイベントっぽい雰囲気が出て結果をそこまで重視しなくてもよくなったりしないのかな。蜷川さん演出で、お互いを追い詰めあって、傷つけあって破滅する悲劇とかしてくれたらもう、どこまででも見に行くんだけど!!って考えちゃいます(笑)
でも、光一さんはミュージカルにしか興味がないのかな。お芝居だけの舞台をやってみる気はないのかな。

蜷川さんと仕事すると、その人が今まで積み上げてきた全てを否定するようなドギツイ駄目だしされるし、精神的にぼろっぼろに痛めつけられるけど、最近は椅子も灰皿も飛んでこないらしいし、お二人とも蜷川さんみたいな言葉の使い方をすることが出来る人好きだと思うんですけどねー。光一さん、ギリギリのところまで追いつめられるのがお好きだそうだし、一度、全部壊してもらって、何が残るのか見てみたらいいのに。そして、蜷川さんから見てお二人がどういう人間なのかも聞いてみたい。蜷川さんは、その人の魅力や本質を見抜いて言葉で表現するのが抜群に上手い方だから、雑誌を読み漁るのが楽しいと思う。

もし本当にそんなことになったら、3日間くらい踊り狂うだろうなあ(笑)