shamanippon songs

あー、もう・・・。何て言えばいいんだろう。何から書けばいいんだろう。
言葉が追い付いてくれないけど、とにかく、剛さんがいてくれて良かった。そして、剛さんがあの歌声を持っててくれて良かった。っていうか、知ってたけど、やっぱり剛さん本当に歌が上手いし、センスがずば抜けてる。それに、なんだかんだで、剛さんはめちゃくちゃ綺麗。綺麗じゃないとこもあるんだけど、だからこそ余計綺麗。なーんで、あんな人が存在するんだろうなあ・・・。本当に、この世界は捨てたもんじゃない。


私には珍しく、全曲好きでした!剛さんが作る曲は大体好みど真ん中なので、物凄くありがたいです。それに、どの曲も、剛さんの声で歌うからこそあんなに良いんだろうな、って感じます。あの歌声は本当に素晴らしい。そして、年々、歌うときの声が中性的になってきてる気がするんですけど、気のせいですか。高く、柔らかくなってるのかな?『I'm you You're me』とか、ちょっとびっくりするくらいだったような。

今のテンションでそれぞれの曲について書いていくと物凄いことになっちゃいそうだから、とりあえず今日は全体のことを少し書こう。

正直な感想としては、なんというか、安心しました。私、明るすぎる曲が苦手なんですよね。そして、今回は、コンセプト的にも未来に目が向けられてるようだし、確か、『音楽と人』で今回は意外と明るい感じですね、みたいなことをインタビュアーさんがおっしゃってたので、「これは覚悟しとかないと・・・!もしかしたら、受け入れられないかもしれない。」って、結構怖かったんです。勿論、凄く楽しみではあったけど、不安でもあった。

剛さんは、「本当に悲しかったからこういう曲になった。」って感じの返しをしてらっしゃったので、そこに一縷の望みを託してはいたし、剛さんが作ってる、ってことは100%明るい、ってことには成りえないはずだ、とは思ってたんですけど。

そして、聞いてみたら、予想していたよりずっと、悲しみや切なさ、寂しさに目が向けられていて、だけど奥底には強い希望がある、っていう、剛さんの曲の特徴がしっかりと出ていて、どの曲も好きになれたので嬉しかったです。

未来を考える、ってことだったから、今までよりも憂いのない、明るい未来への希望を表すような曲や、「とにかく次の世代に繋げていかないと☆彡☆彡」みたいな雰囲気が強い曲が多いのかと思ってたんですけどねー。剛さんは本当に独特。

それから、ところどころの歌詞で光一さんを思い出しました。キンキさんはやっぱり、根っこの感性は似てるとこがあるんだと思う。
お二人とも死を見たがる、というか、「死」ありきの表現に意味を見出してらっしゃるように思えます。私、お二人のソロ活動を見ると、結構な確率でメメント・モリだっけ、「死を思え」って訳されてた気がしますけど、あの言葉を思い出すんですよね。

普通、アイドルと死、って対極の存在ですよね。でも、キンキさんはお二人とも、死を匂わしてくる。剛さんの曲にしても、光一さんの舞台にしても、「死」の存在感たるや、アイドルの作品にあるまじき、ってくらい強い気がします。そこら辺が、キンキさんの儚さの源なのかなー。また考えてみよう。

しばらくはこのアルバムばっかり聞きこむことになりそうだなあ。それくらい好きです、今回のアルバム。幸せな時間を過ごせそうで嬉しい。
剛さんを知ることが出来て、そして、ひるまずに追い続けてきて良かったなー。ここまで満足出来る、しみじみと好きだと思える作品を出してもらえることってなかなか無いので、本当に嬉しいです!