ソメイヨシノ

ニューアルバム発売直後だというのに、『ソメイヨシノ』について書こうと思います。
全く空気を読んでなくてすみません(笑)

ここ数日は、まさに
【久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ】っていう感じで、あっという間に桜が全て散ってしまい、昨日で私の2012年の『ソメイヨシノ』週間が終わりました。

いやあ、切ない日々だった・・・。あの歌は切なすぎます。キンキさんの歌の冬の切なさとはまたちょっと違う、春の切なさが詰まってる。

特に『NIPPON』に収録されてるライブバージョンは剛さんの声が切なさ三割増し、って感じで、あれを聞きながら夜桜を一人で見た日は、壮絶に寂しくなりましたし、私はやっぱり、こういう強烈な感情をくれる作品が好きなんだよなあ、ってしみじみと感じました。

そして今年は、『Coward』に収録されてるほうは意外とお昼に桜を見ながら聞いてもそんなに違和感が無い、っていうことを新たに発見しました。お昼に聞くと、少し穏やかに聞けたし、切なさがぼやけて、聞きやすかった。

でも、朝は流石にちょっとイメージが違ったし、夕日に照らされた桜も、私の中では、あの歌とは合いませんでした。

剛さんは、いつの時間帯の桜をイメージして作ったんだろうなあ。

それから、散っていく花びらを【叫ぶ声】だと感じてしまう、って、剛さんは本当に沢山のものに苦しさや切なさ、悲しみを見出したがる方なんだな、って感じました。そうせずにはいられないんだろうなあ、あんなに愛されてる人なのに。