あっちゃん

あっちゃんの卒業について、ちょっと書いておこうと思います。

私は、AKB自体にもそんなに詳しくないし、あっちゃんのこともほとんど、といっていいくらい知らないんですけど、AKBの中にいるあっちゃんを見るたびに、「ああ、やっぱりこの人がセンターだよなあ。」って思ってました。センターにいるあっちゃんを見るのが好きだったので、卒業は仕方ないと思ってはいても、やっぱり寂しいです。

あっちゃんは、大勢の中にいるときでも、一人で立ってるような感じがしたんですよね。たった一人で、センターでピシッと、誰にも寄りかからずに立っていられる強さがあるように見えたので、AKBみたいな大所帯のグループでは、彼女みたいなタイプの人がセンターにいるのが一番締まるな、って感じてました。

それに、あっちゃんって、私についてこいタイプの人では無いと思うんですけど、この「私についてこいタイプじゃない」っていうのが、意外とアイドルグループのセンターには求められるんじゃないかな、って思うんですよね。センターの人がリーダーも兼ねる、みたいなことになっちゃうと、トップの力が強すぎて、下が潰れると思う。

私が高校時代にやっていた部活の部訓の一つに、何故か、「エースと部長は別の人」っていうのがあったんですけど(笑)、これはアイドルグループにも言えることな気がします。センターとリーダーは別の人であったほうがいい。センターはセンターの役割に徹して、リーダーはリーダーの役割に徹する。AKBは、あっちゃんとたかみながしっかりこの役割分担をしていたからこそ、ここまで大きくなったんじゃないかな、って思います。

だからこそ、卒業発表後に、あっちゃんとたかみなが二人で歌う映像にはグッときました。この二人は、まさに戦友だよなあ、って思って。

こんなに大きくなった、そしてあんなに大所帯であるグループのセンターでいるのは、本当に大変だったと思います。そのポジションから離れた後の彼女が、今まで以上に輝いていけますように。

これからは、あと僅かだろう、AKBのセンターであるあっちゃんをしっかりと目に焼き付けていきたいです。そして、今はどうしても、「センターがあっちゃんじゃないAKBなんて・・・!」って感じちゃうAKBが、これから誰をセンターにして、どう変化していくのかも楽しみにしたいなって思います。