蜷川実花・蜷川宏子 二人展

に、今日は行ってきました。いやー、楽しかった!!

私は、藤原竜也さんを好きになる→舞台芸術家の蜷川幸雄さんを好きになる→娘の実花さんの写真を見て、その毒々しさ満載な感じが大好きになる、っていう経緯をたどったんですけど、今日、新たに、奥さんの宏子さん(実花さんからするとお母さん)のキルトを好きになりました。我ながら、どんだけ蜷川ファミリーを好きになれば気が済むんだ!って思います(笑)

宏子さんのキルト作品は初めて見たんですけど、実花さんの色彩感覚はお母さん譲りなんだなあ、って感じました。それくらい、鮮やかで華やかで、どこか毒々しい。パッチワークやキルトって退屈なものだと思ってたんですけど、今日見た作品はどれも楽しかった。草花の中に置いても、全く負けないくらいのパワーがありながら、ちゃんと自然に調和する。沢山の色、それも原色ばかりを使っているのに、力技で一つの美しい作品にしてしまう、調和させてしまう感じが実花さんの作品に似てる気がしました。

実花さんの写真のポストカードやクリアファイルも売られていて、沢山買いそうになっちゃったんですけど、頑張ってクリアファイル一枚で我慢しました。今度また買っちゃいそうだけど(笑)

なんでこんなに毒々しいものが好きなのかなー、身に付けるものは全然害の無い雰囲気の、正統派な感じのものが好きなんですけど、作品や芸能人は趣味が悪い、って言われるくらい毒の強いものじゃないと興味を惹かれない。単純に、わかりやすいものが好きなのかなー、でもただ奇抜で癖が強いだけじゃ駄目なんだよなあ。

ところで、実花さんは、キンキさんとお仕事してみてほしいな、って思ってる人のうちの一人です。私が知らないだけで、もしかしたらもうされてるのかもしれないけど。

蜷川妄想劇場 mika’s daydreaming theater

蜷川妄想劇場 mika’s daydreaming theater

こういう感じで、って言っても表紙だけじゃ伝わらないかな。正直、私にとっては、実花さんの人物写真は、風景写真と違って当たり外れはあるんですけど、当たると凄く良いんです。濃厚な世界観と、独特の毒々しさが、上手くいく人は本当に上手くいく。この中では、成宮さんが良かった。

剛さんなら、面白い作品を作れるんじゃないかと思うんですよねー。実花さんの世界に負けない、強い色彩と毒を持ってる方だと思ってるので、毒をもって毒を制す、みたいなイメージが浮かびます。できれば、剛さんの沢山の色を使って、沢山の作品を作ってみてほしい。攻撃的なものから中性的なものまで、剛さんならあの強烈な世界の中でも的確に自分自身の色を出せて、質の高い作品になると思う。

それから、光一さんも映えるんじゃないかと思います。あの美しさなら、実花さんの世界の毒をさらっと受け流せそうで、それも見てみたい。光一さんは写真の被写体としてはあまり毒や色が無い方ですから、実花さんの毒とは共鳴できないと思うんですけど、その交わらない感じが、光一さんの何にも染まらないでいる部分を惹きたてそう。見てみたいなあ。シンプルに大きな花と光一さんだけでもいいけど、作りこんだ世界の中に光一さんが無表情でいる、っていうのも面白そう。

そして、お二人で、っていうのも難しくはなりそうだけど、見てみたい。キンキさんは唯でさえ、お二人揃うと他の色がいらなくなるっていう方々なので、実花さんみたいな強い色が入ると、何もかもが成立しなくなりそうではあるんですけど。いや、実花さんの世界に入ることで、逆にKinKiKidsっていう単色が見えやすくなるのかもしれないなあ。あの強い世界と調和するには、お二人が同じ色になるしかない気がする。うわー、どんな色になるんだろう、見てみたいなあ!!

キンキさんを本格的に好きになってからは、こんな感じで何でもキンキさんに結び付けちゃってます(笑)
これが、アイドルのファンになるってことなんだろうなあ。すごく楽しいし、不思議な感覚です。実際に叶う、叶わないはあまり重要ではなくて、こうやって「もし、」を考えるのが楽しい。