吉高(と普段は呼んでます)

昨日の記事にお星様ありがとうございました!

最近会った女友達が揃って「吉高由里子は好き」って言ってたので、意外と同性受けがいいんだなーと思ってたら、アンテナさんでは評判がイマイチでした(笑)
あれ、吉高さんと剛さんってちょっと似てると思ってたんだけどなー、あの、世間様に「頑張って不思議ちゃんキャラを作ってる人」だと認識されてる感じが。

というわけで、いい機会だから、自分がなんでこんなに吉高さんに惹かれるのか考えてみる。
まず、本名非公開。色々な噂を引き連れてる。18歳で交通事故にあってICUに入った。19歳のとき『蛇にピアス』で、ガッツリとしたヌードをやることが出来る人だった。ちょいちょい留学、というかホームステイをする。英語と北京語が出来る・・・くらいかな、演技以外で知ってるのは。

あと、とにかく不安定な印象がある。目付きかなー、脆そう。うん、こうやって書き出してみるとやっぱり好みなんだよなあ、どっか違和感がある感じが。キャラに計算が何割含まれてるにしろ、ああいう独特のキャラを作り上げることが出来てる時点で女優に向いてる。ただ、吉高さんがずっと女優を続けるつもりがあるのか、ってなるとちょっと確信が持てないけど。

この、いつまでやってくれるか分からない、っていうのも私が好きな人達の共通点なんだよなー。ふと辞めちゃいそうだったり、引退しちゃいそうだったり、活動休止しちゃいそうだったりする。その、やりたいうちはやる、っていうのが彼らの自由さと魅力の源なんだと思うけど。そういう意味で、今一番怖いのは林檎ちゃんです。もう気が済んだので家庭に入ります、とか言われたらどうしよう!大丈夫だとは思うんだけど!

あとは、なんだかんだ色が濃いし、毒がある。人を不快にさせることがある、と言ってもいいかな。吉高さんにしろ、剛さんにしろ、初期の林檎ちゃんにしろ、言動や活動内容に賛否両論あって、「皆に好かれる」タイプじゃない。嫌いな人は強烈に嫌いになる人達な気がする。そして、私が惹かれるのってそういう人なんだよなあ。皆になんとなく好かれてる人じゃなくて、強い愛憎を一身に受けるタイプ(笑)

皆に好かれるタイプの芸能人って、きちんと自分を客観視出来る人なんですよね。だから、上手に自分を作りあげることが出来る。そういう人は立派だなあとは思うけど、頑張ってね、って感じで「この人のこと気になる!」とはあまり思えないし、そういう人の「素なんですよー。」って感じのほうが苦手。そういう人よりは、あからさまに作為的な人のほうが好きだし、意外と、作為的に見える人のほうが素の割合が高かったり(そう見えるだけかもしれないけど)するんですよね。剛さんもそのタイプだと思う、ん、だけど、どうかなー。

吉高さんにしろ、剛さんにしろ、いくらでも、もっと大衆受けする、一般的なキャラを作りあげることが出来ると思う。ご本人が望みさえすれば。剛さんなんか特に、若いころは実際、そうしてたんだし。でも、その道を選ばないんですよね。そこが好きです。

なんだろうなあ、もったいない、って思うことも正直あるんだけど(出来るから余計に)、もし剛さんが若いころのままの路線で行ってたら、それこそ二十代半ばで限界が来てたんじゃないかな、精神的というより、年齢的な限界が。それを考えると、結局、ご本人が意味を見いだせる、無理の少ない形になるしかなかったんだろうし、それが今の形なら、これで良いんだと思う。

ってなんだか剛さんの話しかしてない気がする。吉高さんの話に戻します。
吉高さんって、いつもどこか張りつめてるんですよね。触れてはいけない場所があるのはわかるんだけど、それがどこなのかが分からない感じ。だから、一緒にいる人をリラックスさせるタイプの人じゃない。そして、私は、女性に関しては、相手を寛がせるタイプの女性よりも、相手を緊張させるタイプの女性が好きなので、そこら辺も良いんだと思う。

演技も、不安定で、衝動的に何をするかわからない、みたいな役は凄くハマる・・・けど、最近の「普通の明るい女の子」路線はどうかと思ってるよ吉高・・・目指すべきはそっちじゃないんじゃないか、吉高・・・。定期的にドギツイ役をやってほしい人の一人です。それが出来る、毒のある役者なんだから。
そして、舞台向きの演技じゃないのがちょっと残念。折角縁があったんだから、蜷川さんと舞台の仕事をしてみてほしかったんだけど、演技見る限りやめといたほうがよさそう。