東京事変 ラストライブ

の、中継上映に行ってきました!東京のほうは雪や雨が降ってもおかしくないな、と思って心配したんですけど、トラブルなく終わって良かった。

地元の田舎の映画館だったので、数人しか居ないんじゃないかと思ったら、結構人がいて驚きました。さすが事変。

最近は特にそうだけど、林檎ちゃんのライブは、私の中ではライブっていうよりショーなので、今回は一番正しい見方をさせてもらったのかもしれない。質の高い音楽は勿論一番重要な要素なんだけど、完璧に計算された、林檎ちゃんの表情や仕草、目線の揺れや華やかでセンスのある衣装とダンスがとても大切。極上のエンターテイメント作品なんです。それこそ、主演女優が椎名林檎である映画のようなもの。

私は林檎ちゃんには割とがっついてるけど、事変のほうはそこまで追っていなかったので、CDは聞いてたけど、ライブに参加(?)したのは初めてでした。メンバー皆さんがお洒落で、かっこよくて、余裕を持って音楽を楽しんでる、素敵なバンドでした。少し迷ったけど、ラストだから、と思って行って良かった。あれを大画面で3500円で見せてもらえるなら、安いもんです。

にしても、事変のほうでも旗がグッズになってたとは!ソロだけじゃなかったのね!(笑)
私は正直、ペンラよりも旗のほうが色鮮やかで華やかだし、お祭り感があって好きです。アイドルは(私の知ってる限りでは)ペンラを自ら振ったりしないけど、林檎ちゃんは旗を振りながら歌ってくれるので、同じ動きでヒラヒラー☆って振りながら「私、今林檎ちゃんの指示に従って、同じデザインの旗を振ってるわ、嬉しい!女王様素敵!」って思えます(笑)

でも、事変での林檎ちゃんは愛らしい女王様でした。今日、ライブを見ながら林檎ちゃんがアイドルをやってみた、アイドルになってみたのが東京事変っていうバンドだったのかな、ってふと思った。

あとは、相変わらずスタイル良いなあ、衣装もこの人に着て貰えて幸せだろうな、って思いました。そして、肌が全身綺麗!足がまたもう綺麗でねえ・・・あんなに足を出した衣装でドラムを叩くのは反則。見惚れました。
それから、赤い衣装の時に左の肩紐がちょいちょい落ちてたのは計算ですか?!多分違うんだろうけど、林檎ちゃんなら計算であってもおかしくない気がしちゃうんだよなあ(笑)ドキドキしました。

そして、あれだけ『女』、それも『記号としての女』を上手に使った演出や表現が出来るってことは、やっぱり林檎ちゃんって物凄く男脳なんだろうな。あれ、根っから『女』なタイプの人には出来ない。林檎ちゃんは本来は女っぽくないからこそ、『女』を正しく演じられるんだと思う。そこが好き。

歌も勿論良かったけど、特に『タイムカプセル』の
『もうすこし もうすこし あともうすこし 生きてく力が欲しい』のフレーズが凄くて、一瞬涙ぐみました。どの曲も本当にかっこよくて、独特の世界観と癖がある。凄いバンドだったよなあ、まさにプロ集団だった。

ラストだっていうのに、MCはトータルでも10分程度で、湿っぽくもなく、華やかに終わっていきました。皆さんの雰囲気だと再結成もあり得るんじゃないかなー、それこそ4年後にまたやってくる閏年の2月29日なんかに。
林檎ちゃんの表情はスッキリしていて穏やかで、とりあえず今は、やるべきことを全部やったんだな、やり残した事ないんだろうな、って感じました。意味のある終わりなんだろうな、って。

これからも事変がこの世に生み出してくれた曲を繰り返し聞いていくんだろうと思います。今日のライブで、お洒落で大人の魅力に溢れた皆さんの楽しそうな笑顔を見てると、いつかまたこのメンバーでやる音楽を聞きたいな、と心から思いました。今までありがとう、東京事変

『またあなたに逢えるのを 楽しみに待ってさようなら』!