キンキさんの魅力に負けるまで その3

やっと本格的にファンになるまでの話に辿り着いた・・・。ここからはちょっと失礼なことも書いちゃうかもしれませんが、その時に思ったことを、そのまま書いとこうと思います。

2009年の1月になるのかな、うたばんだったか、HEY!HEY!HEY!だったか、とにかくいくつか鏡が置いてあるセットで歌ってらした『約束』を聞いたときに、「あ、やっぱりこの人達歌上手いし、すごく声が良いな。この曲と物悲しい感じの声がよく合ってる。」って改めてハッとしたし、「なんて『終わりを予感しながらもどうすることも出来ずにただ彼女から目をそらす僕・・・。』みたいな歌詞の世界観を上手く表現する人達なんだ!」って感動しました。
同時に、「でも、あれ?この人達って確かアイドルだったよね?私がぼんやり持ってるアイドル観が正しければ、アイドルってこういう暗い歌詞をあんなに的確に歌いこなしちゃいけないんじゃないか・・・?なんか、しっとりした曲の空気が似合いすぎというか・・・。何この人達、不思議!」って興味を持ちました(笑)

それから、キンキさんのことをちょっと調べてみて、まあ、一言で言えばドン引きしましたよね。最初に光一さんだけのファンのかたの凄いブログに行き着いちゃって。あの時の衝撃は忘れられません。いくつか引っ掛かっちゃったのがもれなく酷くて、アイドルってなんて可哀想な人達なんだろう、って心底思いました。今でこそ、アイドルのファン、キンキさんのファン、光一さん、剛さんそれぞれのファン、人それぞれで色々なスタンスのファンがいて、怖くない人達もたくさんいるんだって知ってるけど、あの時は初めてアイドルファンの方の文章を読んだので、光一さんファンの一部の方の過激さ=アイドルファンの過激さなんだと感じちゃって。

光一さんについて書くブログだと書いてあるのに、光一さんに関しては「今日も素敵でしたね。」くらいで、あとは延々と剛さんの悪口。またその悪口が、同じものを見たはずなのに全然理解できないような内容だし、人格から何から、すべてを口汚く貶めるものだし。
会った事もない芸能人についてそこまで書ける人がいる、ってことが単純に怖かったし、正直に言うと、そういうことをブログに書いて公開出来るようなファンがたくさんついてるってことは、剛さんだけでなく光一さんも何かしら問題があるのかな、良い人そうに見えるけど、そうじゃないのかな、と思っちゃいました。好きになった芸能人のファンの方のブログを読んでいて、「共感するところがあるからこそファンになるわけだから、芸能人とファンの性質、というか物事の考え方、捉え方ってやっぱりどこかしら似てるよな。」って感じる事が多かったので。

そんなわけで、色々とドン引きはしたんですけど、書いてあることを鵜呑みにすることはしませんでした。その方たちは皆さん、光一さんも剛さんもお互いの事を物凄く嫌ってる、って書いてたんですけど、そんな風には見えなかったし、光一さんはとても徳が高い聖人君子で剛さんは性悪の悪魔、っていう書き方(大袈裟で無く)をしてあったけど、私にはお二人とも普通の人間に見えたので。あそこまですごい書き方をされると、逆に読んだ方は冷静になりますね。
「これ、なんかに似てると思ったら気に入らない嫁を理不尽にいびる姑みたいな恐ろしさだわ・・・。アイドルグループって、メンバーのファンも敵になるのか。難儀だなあ、こういう人達を相手にしなきゃいけないとか・・・。この世界には関わりたくない、怖い!」って思いました。あの時は。そんな風に思ってる人間をファンにしたと考えると、改めてキンキさんの魅力はすごい(笑)

本当に、ファンになるでの過程をそのまま書いちゃってるんだけど、大丈夫かな。書き方は気をつけてるつもりなんですけど・・・。