おしゃれ

今日はイヤリングを一つ買いました!素敵なデザインで手頃なお値段のものを見つけたので嬉しいです。最近はデザインが豊富になってくれて、ピアスの穴を開けていないイヤリング愛好者としてはありがたいです。

外出するときはいつもイヤリングをつけているんですが、朝つけると気合いが入るし、帰宅して外すと帰ってきたなと安心するし、オンとオフがはっきりしていいです。ブレスレットや指輪と違って作業の邪魔になることもほとんど無いし、一番好きなアクセサリー。

私は今まで一度もファッション雑誌を買ったことがないくらいおしゃれに弱い女で、「おしゃれってなんのためにするんだろう?おしゃれする人って要は人に良く見られたかったり、ナルシストだったりするだけでしょ。」って思ってました。考えが変わったのは17歳で偶然光野桃さんのエッセイ『着ること、生きること』を読んだときで、それまでの自分の浅はかな考えを恥ずかしく思ったのを覚えてます。

光野さんの作品は、小説は読んでないんですけど、エッセイのほうは大体読んだんじゃないかな。とても繊細な方で、おしゃれって物凄く大切だし面白いし奥深いものだし、自分と関わってくれる人の為にするものでもあるんだな、って教わりました。今の年齢で出会えてよかった。
また光野さんの文章が上手で品があって、根暗な私でも前向きになれるというか、素直に自分に出来る範囲、無理ない感じでおしゃれをしてみようと思わせてくれるんです。

で、剛さんっておしゃれを上手に使ってるなあと思うんですよね。特に思ったのが剛紫のときかな。今までの色鮮やかさからモノトーンへ、っていう視覚的な変化があのプロジェクトの主旨をわかりやすく表していて、これこそ私が思うおしゃれの正しい使い方・・・!ってちょっと感動しました(笑)

それから、剛さんを見てると少し切なくなるのは、多分剛さんって今現在の自分に満足できない、今の自分を認められない人なんだろうな、って感じちゃうからだと思います。もちろん自分自身にすら飽きてしまうほど飽きっぽいっていうのもあるんでしょうけど、あんなに追い立てられるようにして「ちょっとイメチェン☆」レベルじゃなく変わっていくっていうのは多分、より良い自分、もしくは違う自分を求め続けてるからだと思う。

その点、光一さんは見てて安心しますね、変わらないでいられるってことは今の自分が嫌いではないんでしょうから。剛さんも自分が変わらずにはいられないからこそ変わらない光一さんを見るとホッとするんじゃないかなと勝手に考えてるんですが、どうなんでしょう。・・・って『変わったかたちの石』を聞いてつらつらと考えました(笑)