北海道

レス不要の拍手コメントやお星様、ありがとうございました!

無事に北海道から帰ってきました。

私達がいる間は丁度暖かくて、思っていたよりはずっと過ごしやすくて良かったです。
雪はやっぱり滑るなあ、と感じましたし、叔母が滑らないように、という意味では緊張しましたが、とりあえず二人とも一度も滑らず、転ばず帰ってくることが出来ました。
叔母は目を悪くしてから、段差や文字がよく見えなくなってしまっているんですよね。
なので、雪で滑りそうなところは手をとって、二人でゆっくりと進んで。
そういう意味でも、思い出深い旅行になりました。

今回は道北に行ったのですが、もう雪と木しか見えない、見える限りの先まで、ただただ白い雪、という景色を沢山見ました。
雪と、黒や緑の木と、ただそれだけ。
あまりにも綺麗で、ずっと外を見ていました。

自分がこんなに、雪景色や、何もない景色が好きだとは思わなかった、というくらい、安心感のようなものがあって。
何もない=不安になる、というイメージだったんですけど、いざ自分の目でそういう光景を見ると、とっても安心するというか、安らぐような気持ちになって、驚きました。
解放感に近いような感覚もあって。

それから、太陽の光の中の雪ってこんなに輝くんだなあ、って思うくらい、雪が眩しくて綺麗で、白って凄い色だなあ、って感じました。
偶に出てくる、雪の白の中に、黒や灰色の墓石がそっと並んでいる光景も、凄く印象的で。

曇りの日もあったんですけど、曇り空と雪だけの景色、というのも、雰囲気があってドラマチックだなあ、と感じました。
Coccoさんの「水鏡」のPVも思い出して。好きなんですよねー、曲もPVも。
そうそう、キンキさんは冬や雪の歌が多いように思いますが、キンキさんの雪は、広大な雪に埋もれる大地、というよりは、やはり街中に降り積もるイメージだなあ、って感じました。
意外と、剛さんソロの「電」が雪だけが続く景色にも合っていて、それが発見だったかな。
曲にも雪だけの景色にも、魂がさらわれていくような印象があるからかもしれません。

そうそう、川や海が凍っているのも見て、幻想的に感じました。
川ってこんな風に凍るんだ、海ってあんな風に凍るのか、って、凍り方が目に焼き付いて。
日の光の中で見る凍った川は、時が止まっているように見えたし。曇り空の下、冬の海に浮かぶ白い氷は、驚くほど暗い迫力が籠っているように見えました。きっと、天候が違ったら、また違う印象を受けるんだろうな。

旅の醍醐味の一つは、普段は見ることが出来ない景色を見ることにあるんだなあ、って初めて実感出来るくらい、北海道の広さと大きさに見入る4日間になりました。
そして同時に、雪かきやスリップ等、寒い地域で生活することの大変さや厳しさも思いました。

それから、土地の力、というものを初めて考えました。
やっぱり、生まれ育った土地の影響って大きいのかなあ、って。
こういうところで育つ場合と、建物に囲まれた中で育つ場合と、そりゃあ何かしらの違いがあるよな、って感じられて。
私は、自分が結構移動しながら育ったこともあって、あまり「故郷」という物の力を感じることがないんですけど、北海道に行って初めて、故郷への思い入れという物が理解できるような気持ちになりました。
土地ならでは、という色への思い入れって、こうやって景色に否応なく心惹かれるのと似たものがあるのかなあ、って。

なんとなく、凄く久しぶりに歌の「カントリーロード」を思い出しました。
それから、ぼんやり、剛さんの奈良という土地への思い入れを、改めて考えてみたりもして。

そうそう、動物も沢山見ました。
野生の鹿やキツネ、ワシをバスの中から見たのですが、野生の鹿が物凄くしなやかで、美しくて、ちょっと神秘的で、咄嗟に、剛さんにこの野生の鹿を見てもらって、感想を伺いたいな!っていう気持ちになりました(笑)

そして、鹿と言えば、北海道では、車に鹿がぶつかってくることなんかもよくあるそうで、それに備えた鹿保険がある、と初めて知りました。
レンタカーを借りる際も、鹿保険の確認をしたほうが良いですよ、ってガイドさんがおっしゃっていて、地域の特色を感じました(笑)
本当に、そういう意味でも、旅の醍醐味に溢れてたなあ。

それから、旭山動物園にも行ったのですが、ホッキョクグマの話から、円山動物園の話をガイドさんがしてくださって。

なんでも、つよしという名前を付けていたホッキョクグマが実はメスだったと判明した、ということがあったそうで、不意に「つよし」という名前を聞いて「!」と思ったところで、実はメスだった、というなかなか愉快な話になって、ちょっと面白かったです(笑)

いやあ、何故そんなに長いこと気が付かれなかったんだ、と思ったんですけど、ホッキョクグマの性別の判断は難しいそうなんですよねー。
そうなると、中性的な、男女どちらでも良さそうな名前を付けておいたほうが良いんだろうなあ、って感じました。

あとは、日本最北端の宗谷岬に行ったり、網走監獄の博物館に行ったり、小樽で硝子に見惚れたり、旭山動物園でペンギンが散歩をしているのを見たり、アムールトラが大きなネコにしか見えなくて飼いたくなったり、北キツネやレッサーパンダに心惹かれて、やっぱり自分はネコ系統の動物が好きなのかな、と感じたり(笑)しました。

白子とか、いくらとかサーモンとか、海産物をはじめ、食べ物もやっぱり凄く美味しくて、また是非行きたいな、と感じました。
寒いのは苦手なほうなので、北海道、どうかなあ、と思っていたのですが、物凄く好きな土地にりました。

そうそう、これは北海道とは関係ないのですが、叔母と、女性同士のお友達で旅行に来ている人はどの年代も多いけど、男性同士で、というのは見たことがない。
年代が上がった男性は奥さんしか旅行に行く相手がいないのか、大変だな、という話になって、ちょっと面白かったです(笑)
勿論、御夫婦で旅行、って素敵なんですけどね!ただ、他の選択肢はないのか、というのが二人してふと気になっただけで。

いやあ、これ実際、どうなんでしょうねー。
女性の友情と男性の友情の形は違うのか、旅という物の性質なのか。
意外と、目に入っていないだけで、男性同士で旅行している場合もあるのかな。
男女の友情の違い、今後、ちょっとだけ気になりそうです(笑)

そして、キンキさんファンとしては、お二人に北海道の雪景色の中に居てみていただきたいなあ、って感じました。
似合いそう。少なくとも、沖縄よりは似合われるような・・・(笑)
キンキさん、光一さん、剛さん、と3パターンの綺麗な映像を見てみたいなあ。
それぞれに違う雰囲気が出そう。
そんなことを考えるくらい、どこを見ても絵になる、という所が多くて、美しいなと感じました。
また行きたいです。

書いているうちに、日付が変わって11日になりました。
また今日の午後にでも、改めて書きたいなと思います。