いまあなたと生きてる

感想を書くのがだいぶ遅くなってしまいました!

剛さんは本当に飽きさせない人だなあ、ってしみじみと楽しかったです。

なんですかね、剛さんは多分、ファンよりも誰よりも御本人が一番、サイクルが早いというか(笑)、どんどん、新しく変化していかれるから、こちらとしては本当に楽しいなあ、と思います。私、最近、自分自身も飽きっぽいほうなことに気が付いたので、剛さんのその性質は凄くありがたいな!って感じます(笑)

お若い頃から、色々な面を見せ続けてくださる、っていうのがまず凄いし、御本人、その面に関しては、別にこう、「変わっていかなきゃ、飽きられないようにしなきゃ」みたいな強迫観念的な苦しさはなく、自然と、っていう感じがしますもんねー。御本人が一番、それを望まれてるような。

どんどん新しく、っていうのは難しいことでもあるし、勇気がいることでもあると思っていたんですけど、剛さんを見てると、そんなことないのかなあ、っていう気持ちになります。変化を難しく感じるのは、自分が凝り固まっちゃってるだけかな、本当は軽やかで楽しいことでもあるのかな、って。

また、剛さんは根っこの個性が強烈だから、どんなに「新しく」っていうのがあっても、どこか共通するものがあるというか、ぶれる、というようには見えませんもんねー。核がしっかりしてるからこそ変化していけるんだろうなあ、って感じます。

ということで、「いまあなたと生きてる」は剛さんの歌としては、私からすると新鮮でしたし、ああ、こういうのも歌ってほしかった、確かに!ってまず感じました。

私、4歳だったか、それくらいの時に初めて歌えるようになった歌は、祖母に聞かされた美空ひばりさんの「川の流れのように」だったんですけど(笑)、そんな私からすると、どこか懐かしい曲調と歌詞で、凄く嬉しかったです。

ああ、確かに剛さんはこの系統も、特にこれからの年代では歌っていける方だよなあ、って思って。

なんだかこう、三つ子の魂百まで、みたいな気持ちになりました。「しらず、しらず あるいてきた」って一生懸命歌っていた頃の(以前、かろうじて残っていた自分の映像を見たときは、こんな歳の子にこんな歌詞歌われてもな!って面白かったです(笑))音楽の好みというか、心地良いと感じたことを、ここに来て、男性アイドルさんである剛さんの曲と歌声で改めて噛みしめる面白さ。

曲調と柔らかに語りかけるような歌詞が昭和っぽく、あるいはひばりさんっぽく感じるんですかねー。キンキさんはデビュー曲からしても、こう、昭和の古き良き歌謡曲を、若いアイドルさんを媒体にして次に残したい、という意志をほんのり感じるようなところがあるように思いますが(笑)、ここに来て剛さん御本人の作詞作曲で、こうやって歌っておられる、っていうなあ。凄い。

そこに面白さを感じてしまうと同時に、本当に、言い方は凄く悪くなってしまいますが、アイドルさんは長い人生そのものが売り物というか、そうならざるを得ない面があるんだな、と思います。幼い、と言っても良い頃からの軌跡そのものが意味を持ってしまう、周りが持たせることが出来てしまう。
それはアイドルさんの武器でもあり、辛いところでもあるんじゃないかな、とぼんやりと想像します。

そうそう、衣装も白の重ねかたが流石、センスがあるなあ、って思いました。曲調に合わせてか、硬めなのが、Mステと正反対に感じて楽しいですね!
それから、曲自体が大きいぶん、剛さんが今後、長い時間をかけて完成させていく曲の一つになるんじゃないかな、って聞いていて思いました。
剛さんは偶に、そう感じさせられるような曲を作られるので、それも面白いよなあ、って思います。
ある種、今のための歌じゃない、というか。数年後のため、数年後の剛さんのための歌にもなりそうな。

アルバムではまだこの曲に辿り着けていないのですが、通しで聴けるのが楽しみです。
出来れば、静かな夜に、ゆっくり聴きたいなあ、って思います。