大会

昨日、3回目、最後の九州である大会が終わりました。
例年だと、この大会で引退なんですよねー。
今年は武道館が後になったので、順番が逆になったんですけど。

結果としては、残念でした。
3位までで、3位が同点、主審の判断でうちではないほうの組が勝ちあがって。
2位とも1点差でした。
まあ、黒帯茶帯でそこまで点数が出ただけでもありがたいことなんですけど、やっぱり相手の後輩の子の喜んだ顔を見たかったです。

後輩の子は、終わった直後から、すみません、って泣いちゃって。駄目だった、って分かった時は流石に私も少し泣いてしまったんですけど、落ち込む、というより、悔しい、という涙でした。多分、二人とも。まあ、評価ポイントなんていくらでもあるんですけど、それでも、あそこよりはうちのほうが!!みたいな気持ちになることが出来て。

下手したら、自分たちの実力不足を認めない、という感じですけど、そういう気持ちになれる、っていうのが、実は一番、大事なのかな、とも思いました。今回。
これで、あっさり、「うちが駄目だったからだよね・・・」みたいな受け入れ方が出来るようなら、それは、良いものを作ろうとしてなかったり、練習しつくしてなかったり、自信が持てるくらいまで出来てなかったり、っていうことなんだろと思います。
謙虚さが足りないのかもしれませんけど(笑)

でも、私とこの子のやつのほうが!絶対良かった!!って本気で思えるくらいには出来たし、それに、しみじみ思うんですけど、下手に同期とやるより、ずっと面白かったように思うんですよね。彼女の形も好きだし。上手くなってくれるのもよく分かったし。
彼女もなかなか気の強い女の子なんですけど、私は彼女をなんというか、慈しむというか、それに近い気持ちになって。
色々悩みもしましたし、最初は自分の中では、少しぎこちなくなっちゃったりもしたんですけど、やっぱり、不安で泣きながらも組むことにして良かったな、って今は思えます。

練習も楽しかったし。二人で自主練してみたりもして。だいぶ本音を言ってくれるようになって、彼女への情も増して。
そういう意味では、そこそこ理想的な感じでこれたような気がします。

結果に納得いくか、って言われたらまあ、そこはまあ、という感じなんですけど(笑)

泣いたら頭痛が酷い、というタイプだった彼女を休ませながら、二人で静かに15分か20分くらいかな、話をしたんですけど、お互い、疲れもあるし、泣きもしたし、一区切りついたし、で、結構、腹を割って話すことが出来て。
多分、私達二人とも、そういうの苦手なタイプだと思うんですけど。
特に先輩相手、後輩相手では。
うん、本当に、こういう機会でもないと、ああいう話は出来なかっただろうし、良かったです。

ただ、本当に、彼女に賞をとらせてあげたかった。
すみません、って言われるのが辛くて。
こちらこそがごめんね、です、本当に。
獲らせてあげたかったし、獲らせてあげないといけなかった。
彼女は彼女で、私の最後の九州の大会だから、っていうのがあったし、私は私で、幹部になる前に賞を、っていうのがあったので、そこに関しては本当に辛いです。
気持ちもあったし、練習もしたし。
本当、いけると思ったんですけど。実際、点数差はリアルにあってないようなものだったしなあ。最終的な結果を見ても。
本当に、何がいけなかったんだろう。構成が簡単すぎたかな、とか、色々考えます。

私、部活3年間やってきて、主要な大会では、今回、初めて賞を獲れなかったんですよね。
よりによって今回だけ。今回は、今までよりもずっと獲りたくてやってきたつもりだったんですけど。
本当に申し訳ないです。

ただ、本当に、彼女とのやつ、私は好みで、凄く好きなんですよね。
身体は凄く痛いし、腕は特に、物を握るのも辛いくらい痛めますけど、だからこその良さがあって。思い切り動けるし、楽しいし。
なので、私のほうでは本当に、ありがとう、という気持ちなんですけど。
それを伝えたら、嬉しそうにしてくれていたので、少し安心しました。

明日からまた、来週の武道館での大会に向けて頑張ります。

そして、団体のほうですが、これがまたもう、だから採点物はいやなんだ、という感じでですね・・・!こっちも一点差だし!!!
また、審判の人間関係とか派閥とかうっすら分かる方々だったからもう、余計!!
納得は!!いかないんですけど!!!

まあ、今更言っても仕方ないので、今日までは全力で恨んで、明日には恨む気持ちは忘れたいと思います。まあ、ご本人も、自分のせいだ、的な後悔はしてらっしゃったそうなので、まあ。まあ、それで手打ちというか何というか。と、思えはするかなー。恨めしいけど!!(笑)

ほんっとにもう、この競技嫌い、ってなりそうなくらいの気持ちなんですけど(笑)、こういう気持ちの揺れ方が出来るくらいにはしっかり練習した、ということなんだろうと思いたいです。

どっちも、良いものは出来たと思うし。それに関しては疑わずに済むので。少なくとも、自分の感性では、良かったし、好きでした。それが何より大事なのかな、と思います。意外と、賞を獲れる、獲れないも大事ですが、自分が良かった、と思えるかどうか、好きだった、と言えるかどうかのほうがリアルに大事なんだな、って今回、獲れなかったことで分かって驚きます。綺麗事か苦し紛れに近いのかと思ってたら。

正直、賞が獲れても納得いかなかったり、好みじゃなかったりしたものもあったんですよね、今、素直に考えると。
それよりは、今回のほうがずっと、気持ち的にはストレスはないように思います。

1年生の有段者の子と組んだ同期の主将も言ってたんですけど、本当、来年、彼女にはもっと良い人と組んで頑張ってほしい。応援しています。

そうそう、後輩と言えば、1年生の女の子も間違えてしまったそうで、泣きながら、「先輩、来週引退した後も教えに来てくれますか」って言われて、なんて可愛いんだ、勿論行くよ!ってなりました(笑)
引退後も来てほしい、って言ってくれるのって可愛いんだなー、って思います。
まあ、実際、来られ続けるとそれはそれで、ってなるでしょうから、たまーに行くくらいにすると思いますけど。行けることになっても。

本当に、それぞれの子に色々な気持ちがあって、大会っていうのは、そういう気持ちが凝縮する場であり機会なんだよなあ、って思います。
今回、残念な結果だったことで、より味わい深いというか、こういう悔しさを噛みしめながらやってきた子達は凄いな、って思いました。
正直、この時期だからこそ耐えられる、みたいなところがあるんですよね、自分の場合は。
それを思うと、本当に、後輩の子には辛い思いをさせてしまって申し訳ないです。
彼女自身、今までで一番楽しい、って言ってくれてるのが救いなんですけど。

先輩方の評価も悪くなかったんですけどねー。本当、言っても仕方ないんですけど、残念です。

先輩方や部長をしてくださってる先生もいらしてくださったり、街の道場のほうの先生方にもご挨拶したり、と役職的には気が抜けず、昨日も今日も沢山メールを送ってドキドキしたんですけど、今のところは大きな失敗も発覚してないし、全力で同期と後輩を応援出来たしで、そういう意味では、下手したら今回の大会が一番、思い出深いような気もします。

幹部として動く、っていうことはそれなりに出来たかな、と思うし。分からないですけど。
先輩方からは思いがけず色々とお褒めの御言葉をいただけて、驚きましたし、嬉しかったです。明日から、もう練習は3日しかないんですけど、1日1日を大切にして愛おしんで、過ぎ去る時間を惜しんで頑張ります。

引退したら料理をしたいな。それから、資格の勉強をして、バイトをして、就職活動もがいてみて。
来年かあ、どう出来てるだろう。下を向いてグダグダする気もないので、変に落ち込みすぎず、淡々と、出来ることをやっていきたいと思います。
悲観的になる必要も、自分の中では、特に無いし。
練習好きだから、引退したくないような、もうそろそろ引退して楽になりたいような。
こんな風に気持ちが揺れること自体が幸せなんだろうと思います。

落ち着いてから、と思っていたら全然落ち着かなくて、キンキさんの曲も今の状況で聞くのは勿体無くて聞けないし、テレビも全然見れて無いし、なので、12月はそこも楽しみです。
アルバムも出してくださいますもんね。

本当に、時は過ぎていってしまうんだなあ。
今日は、組んでいた子と今組んでる子、誕生日が同じなんですけど、二人の誕生日プレゼントを買って、古本屋さんで本を買って、ってしてきました。
それから、貰い物のユズの香りの入浴剤を入れてゆっくりお風呂に入って本を読んで、お酒を飲みながらこれを書いて大会を思い出して整理して。
メールを沢山送って。

それなりに色々出来て良かったです。明日も頑張ります。

おやすみなさい!