Lalbum 感想

気がつけば明日、じゃないか今日、キンキさんのコンサートが始まるんですね!
行かれる皆さんは楽しまれてきてください!!
私も楽しくワクワクしておきます!

ということで、Lalbumの感想を一言ずつ書いておきたいと思います。
コンサートが始まる前に(笑)

・「むくのはね」
一曲目がこの曲で良かった、って凄く感じます。
穏やかでありながら、芯は相手のことを強く想っていて、落ち着いて聞き始めることが出来るというか。ちょっと疲れた日の夜に帰宅しながら聞いたりするともう、凄く良いです(笑)
そして、キンキさんがここまでお二人で続けてこられてて良かったなあ、って感じます。こういう歌詞をこんな風に自然に歌うのは、やっぱり三十代半ば、っていう今のお二人の年齢くらいにはなってないと厳しいように思うので。これから年を重ねていかれるごとに、味わい深くなっていく歌詞であり、曲であるように思います。

・「勇敢な君に」
この曲、本当に勇気が出ます。「むくのはね」もそうなんですけど、前奏から凄く好きです。ドラマチックで。そして、以前にも書いたんですけど、「心よ強くあれ」とか「明日も強くあれ」が、キンキさんに歌われると、鼓舞されてるというよりは、そう願ってくださっているように聞こえて、何というか、嬉しくなります。うん、この曲は嬉しくなる、という感じです。私は。

それから、「くだけ散った思い出の中に 戻らないように僕が見てるから」っていう歌詞ももう、凄く何というか、矢野さんがおっしゃってたように、キンキさんに歌っていただけて嬉しいな、って思いました。後期は自分が大学に行けない日が以前より増えてしまったこともあって、凄く不安になっていたので、聴いていると、根拠は無いんですけど、「キンキさんがそうおっしゃってくださるなら大丈夫かな!」みたいな気持ちに、ほんの少し、なることが出来て。今はもうだいぶ余裕が出てきて、何とかする気でいるんですけど。

・「まだ涙にならない悲しみが
私、この曲はあまりキンキさんらしい、というイメージが無くて、最初はちょっと戸惑ったんですけど、聴きこむと確かに、何だかんだ悲しく、切なくなる一歩手前みたいな歌詞を歌ってらして、確かに、曲は明るいのに歌詞はそうではない、っていう意味ではキンキさんらしいな、って感じました。この歌詞の男性は自分の状況に酔ってる感じがあまり強くなく、それでも後悔してたり、諦めようとしたりしている感じで良かったです。

・「この月は沈まない」
これはもう!剛さんの歌いだしのお声が!素晴らしく好きでした!
「どうして ねぇ どうして 愛がいたい」って三十代半ばで歌ってここまで無理がないのは、やっぱりお声が高いのと、どこか無防備に切々と歌うのに向いたお声なのとが大きいんだろうなあ。剛さんの「どうして」という問いかけからの「愛がいたい」ってもう!剛さんのお声の魅力を最大限に使ってあるなあ!って感じました。また、この曲の剛さんの歌い方が、「スピード」なんかに比べると、あどけなさのようなものが出ているように聞こえて、流石すぎる、って思いました。

そして、光一さんの「時のない海へ身を投げたよ」も、光一さんが歌われるからこそ様になるなあ、って感じました。誘われるままに身を投げ出してしまえそうな執着心の薄さみたいなものを表現するのに、説得力があるようなお声であり、歌い方でもあって好きです。
にしても、時のない海へ身を投げる、って詩的な歌詞ですよね。それをここまで破綻させずに成立させるって凄いよなあ。この月は沈まない、っていう歌詞もそうなんですけど、こういう現実感の薄い歌詞をここまでしっくり歌いこなせるキンキさん素晴らしい、って思います。お声の質が大きいんでしょうね、どこか翳りがあって、湿度が高いお二人のお声が大好きです。

・「Cool Beauty」
これは歌詞が!ちょっと面白かったです。数十年前の女性との恋愛のイメージ、という感じで。今の時代の女性っぽくはない。
それから、これも剛さんの歌いだしの歌い方が好きでした。歌詞的にやっぱり色っぽさを出されていて。あと、二度目の「指先まで」の箇所、声を変えてある部分が、初めて聴いた時、外だったからか、一瞬、女性の声であるように感じて、物凄くびっくりしました。「刻まれた」辺りで、剛さんか!びっくりした!って安心したんですけど(笑)、改めて、剛さんは基本的に声が高い方なんだなー、って思いました。
こういう種類の色恋の歌詞の歌になると、光一さんタイプの声質の方はやっぱり似合うなあ、って思います。剛さんと比べると硬めで、歌詞の中の女性との対比がはっきりするというか。光一さんも高いほうのお声だなあ、と思うんですけどねー。

・「3-2-1」
好きです!キンキさんが無理なく明るめでテンポの速い曲を歌われるには、こういう曲も良いんだなあ!っていう発見がありました(笑)
晴れた日の朝なんかに聴くと楽しいです。「隠さないで 心 分け合えれば」の辺りが特に。この曲は、そっか、こんなキンキさんも良いなあ、っていう新鮮さがありました。しかも今の落ち着いた声で歌っていただける、っていうなあ。無理がない、聴きやすい明るさでありがたいです。
そして、剛さんの「カンバセーション」が凄く光一さんっぽく聴こえて、それも面白かったです。お二人は本当に声が似てらっしゃる。

・「Stand By Me」
どんだけ剛さんの歌いだしの話をしてるんだ、っていう感じですが、この曲も剛さんの歌いだしが好きです(笑)
曲の雰囲気を掴んで合わせるのがお上手だよなあ、ってしみじみと感じました。穏やかな朝、目覚ましはなっても慌ただしくしたい訳じゃない雨の日、っていう、まさにそんな感じのお声と歌い方で。日常の中での歌、っていう感じの力の抜き具合というか。

光一さんは素直に歌われる方だなあ、って一番感じたのがこの曲だった気がします。
そして、こちらは逆に高音が剛さんっぽく聴こえて、お二人は本当に声が似てらっしゃる、キンキさんは奇跡、って二曲続けて感じました(笑)
この曲は、お二人それぞれの表現がちょっと違って、その違いが曲の世界を広げるようで聴いていて面白かったんですけど、お二人それぞれで一曲丸ごと歌われるのも聴いてみたいかもなあ、とも思いました。違う男性像が出てきそうで。一歩引いてるところからの剛さんの男性像と真っ直ぐで相手に対して直球な光一さんの男性像、という感じになりそうな気がします。
どの曲もお二人が同じ表現じゃあ広がりがないし、つまらなくなるよなあ、二人組だからこその面白さだなあ、って感じる曲です。

・「i love you」
シンプルかつ直球、という感じで、こういう曲も良いよなあ、って改めて感じました。特にサビは、キンキさんの歌の上手さが伝わってきて、気持ちよく聴けます。この曲はお二人の温度が同じ感じで心地良く、良いデュオだなあ、キンキさんはなあ・・・、ってところまでしみじみしそうになります(笑)
「Stand By Mw」の直後に、この曲みたいにお二人の表現や温度が同じ感じの、そういう意味ではまとまりがある曲が置かれてるって良いなあ、って個人的には思いました!

・「恋は匂へと散りぬるを」
古典好きとしては、題名から、古典系な歌詞なのかな!ってちょっと期待してしまっていたんですけど(笑)、古典的、と言えるような美しい黒髪のたおやかな女性、そして、その女性との恋愛、という感じなんですね。吉田さんのように近いところにいらっしゃる方からこういうロマンチックなイメージを持たれるキンキさんは凄いな・・・!って思います。
こういう歌詞を歌える色がある、っていうのがキンキさんの強みでもあるよなあ、って感じるので、安心して聴ける、キンキさんらしさの一面を見ることが出来る曲だなあ、って思います。

・「Candle Night」
この曲もお二人の温度や表現が同じでまとまりがあるように感じます。かつ、ドラマチックに歌い上げる感じで、歌詞も穏やかで、アルバムの最後に相応しい曲だなあ、って感じます。穏やかに聞き終えることが出来るというか。
そして、この英語と日本語の混ぜ方はもしや、と思ったら、「Stand By Me」と同じ方が作詞されていたので、やっぱりか!って思いました(笑)

いざ書いてみたら、全然「一言」にはなりませんでした!(笑)
長くなってしまったので、「LIFE」はまた次の機会にしようと思います。

やっぱり感想、特に「ここがこう好きです!」っていうのを書くのは、物凄く楽しいです。