春は始まりの季節

拍手でレス不要でコメントをくださったz様、n様、ありがとうございました!
凄く嬉しかったです!

今日も桜が美しかったです。私は、夜桜を下から眺めるのが好きなんですよねー。夜は、桜を一人で静かに見ることが出来る場合が多いので、凄く贅沢な気持ちになります。それもあって、夜桜が好きなのかもしれません。あの花の色は夜に映えるし。

幹の側から、根を踏まないように気を付けて見上げると、夜の中に桜が綺麗に咲いていて、その桜の上に桜、またその上にも桜、って、枝が何重にも重なって咲き乱れていて、こういう光景を「この世のものとは思えない」って表現するんだろうなあ、って感じます。何本か並んでいる桜の下を一人でゆっくり歩きながら、時に月と共に花を眺めるのは、この世で最も贅沢なことの一つなんじゃないかなあ、って思います。

桜は上から見ても下から見ても、遠くから見ても側で見ても美しくて、この時期に、好きな花は、と尋ねられると、桜と答えたくなります。藤の花も大好きなんですけど、桜のあのエネルギーと迫力と静かさは、やっぱり凄いです。

今日は、私が来年度の前期にすることについて、問題ない範囲で、ぼんやりと書きたいと思います。うちの学部は、他の学部に比べると、結構単位が取りにくいらしくて、毎年、卒業出来ない人がそれなりにいるんですね。その状況を受けて、大学側が、先輩が後輩をサポートする制度を作っています。バイト、という形で契約もきっちりして、教える側はお金を頂くので、教えるほうも適当にやるわけにはいきません。

それで、私がお話を受けた、というか、依頼のメールが大学側からきたのは、今年から新しく始めよう、というものだったので、私達教えるほうも、どんな風にしてあげれば良いのか、きちんと掴みきれてないんですね。自分がやってないことを教える、受け持つ、っていうのはやっぱり難しいだろうと思います。だからこそ、春休みのうちに研修を受けてください、ということだったんですが、研修を受けていると、これはなかなか大変なことになるかもなあ、って感じました。

今回は、塾のようなところと提携する、という新しい試みもしていて、テキストもそちらが作ってらっしゃるのですが、内容的には、正直、うーん、これ、うちの学部に必要なのかなー、っていうこともあります。まあ、どうせディベートやったり発表したりしなきゃいけないから、何に関してであっても、自分の考えをまとめて議論して、っていうのが出来るようになるのは大切だと思うんですけど、結構レベルが高いことを求められてるな、っていう印象を受けました。

議論するにはきっちりとした知識が必要だけど、新しく入ってくる子達にそれを求めるわけにもいかないから、こちらがある程度予習して、講義のようなものはしないといけないだろうし、だからといって、それで、後輩の子達に議論してもらう時間が減り過ぎると元も子もないし。時間配分が厳しくなりそうです。

そして、何より、希望制で参加者を募る他のものとは違って、私が担当することになるのは、ほぼ強制参加らしいんですよね。大学側が振り分ける、っていう形で。なので、やる気のある子、本当は来たくなかった子、人前で話すことに抵抗が無い子、それが苦手な子、色々な子がいるだろうな、って思います。私の役割は、基本的には、後輩の子達が自由にやってくれるのを偶にまとめて、サポートして、困ったら助けてあげて、っていうことだろうと思うんですけど、そこまで持って行けるかどうかが分かんないなー、って思います。どれだけ、「どんな意見も間違いじゃない、おかしくない。言ってみよう、皆どう思うかな。」って、参加してくれる子達が思えるような空気を作れるかだなあ、って思います。気軽に発言してほしいけど、そう言われたって最初は難しいのかなあ。

この一年で、大学では横のつながりが出来にくいんだな、って感じる機会がちょくちょくあったので、とりあえず、顔見知り(出来たら話せる子、一緒に試験勉強が出来るような子)を作ってもらって、人前で話すこと、うちの学部で求められる、理論立てて話すことに慣れてもらうこと、そして何より、様々な場合を想定してみて、考えてみることを楽しんでもらえたら、それでとりあえずは良いかな、って思います。これだけでも相当大変かもしれないんですけど。

私は基本的に、自分より年下の子に対しては、物凄く大きな愛情を抱けるタイプみたいなので、それを前面に押し出していけたら良いな、って思います(笑)
萎縮しないでいいように。のびのびやってもらいたいです。
とにかく、楽しく、固くならずに参加してもらって、情報交換してもらって、それこそ試験対策もしてもらえたら良いなあ。出来たら、そこまでしてあげられると良いんですけど、私自身、どんな答案が良いのか、明確には分からないからなあ、大学は。

私が担当するようなことを出来るようになってもらえたら、きっと、沢山ある論述式の試験でもそんなに苦労しなくて済むんじゃないかな、って思うので、何が後輩の子達の役に立つか、どんな点を注意してあげれば良いか、これから始まるまでの一ヶ月で、きっちり予習をしながら、考えていきたいです。優等生っぽい発言を求めてる訳じゃないから、本当に好き勝手なことを、好き勝手に話してみてくれたら良いんだよ、少なくとも私がやるこのコマでは、間違った意見は一つもないよ、って最初に、言葉だけでなく、どんなこともフォローすることで、上手く伝えたいです。何より大切なのは、やってる本人たちが楽しめるかどうかだと思うので、そこに一番、心を尽くしたいなと思います。

理想が高すぎる気もしますが、まあ、夢は大きく、やるからには楽しく、少しでも私とご縁があった子達に得になるように、頑張りたいと思います。

私もちょっと不安なんですけどねー、基本的な知識が抜けてる、っていう自覚はずっとありますし、私みたいなのが教える、って、っていう思いもありますし。
でも、教える側が足りてなかったこと、推薦していただいたこと、就活にも役立ちそうなこと、時間を有効に使えること、自分自身、勉強させてもらえること、そして、とりあえず一年、この大学で過ごしてきたので、そういう人間とのつながりが出来る機会を、後輩の子達に作ってあげられること(私みたいなので申し訳ないですが)、なんかを考えると、迷いましたが、やってみよう、って思いました。

やることにしたからには、責任が発生したので、気負い過ぎず、集まった子達が持ってる力に任せながら、きっちりと、自分に出来ることをしたいです。朗らかな空気のゼミに出来ますように!