shamanippon 通常盤

こういう曲が欲しかった・・・!!って思いました。
「The next dimension」「TUKUFUNK」の2曲を聞いて。毎朝聞いてますけど、もう本当にテンションが上がる。好きすぎて。インスト万歳。通常盤は、確かに、一番メッセージ性がはっきりしている曲順になっていて、ファンじゃない方にオススメしたいな、って感じました。が!だからこそ、なぜ、あの歌詞カードデザインを選んだんだ・・・!っていう疑問が深まりました。あれは、ファンですら手に取るの勇気入りますよ、剛さん!もうちょっとハードル下げてください、剛さん!(笑)

「ラカチノトヒ」については、確かにお月様っぽいアレンジだな、って思いました。この2曲を聴き比べると、剛さんの月へのイメージ、太陽へのイメージが垣間見れて面白い。そして、ラカチノトヒの「ラ」の発声が、月のほうが色っぽい。気がする。

初回A、B、そして通常と3つ聞いて感じたんですけど、今回のアルバムは、朝から晩まで聞けるんですよね。どの時間帯にも対応してくれる。今までの剛さんのアルバムは、朝から聞くには重すぎた、というか、夜をイメージする曲、夜に聞きたいと思う曲が多かったけど、今回はどの時間帯でもしっくりきます。それだけ、柔軟性があるのかな。
朝から聞けるから、色が弱まったのか、って言ったらそうでもないんですよね。さらりと聞ける、といえばさらりと聞けるんだけど、決して力強さやアクが抜けた訳じゃない。

うーん、やっぱり、「根っこが自分自身の苦しさ」っていう印象が薄れたからかなあ。メッセージ性が強くなって、他人に届ける、っていうのがより前に出てきてるからかも知れない。だから、聞きやすいのかな。

そして、「ひとからなにかへと」が聞くごとに好きになっていってます。こういう曲調が好き。そういえば、クローンとはまた違うけど、親が子供の遺伝子に手を加えて、自分好みの才能や遺伝子を持った子供(デザイナーチャイルドって言うそうなんですけど)を作る、っていうことが、技術的にはもう可能なんだそうです。バイオビジネスはこれから、どんどん伸びていって、私たちが自分自身や子供の遺伝子に関して、選択しなければならない時代はすぐそこまで来てる、と一昨日習って、人間はここまで来ちゃったのか・・・、と思いました。

実際、恐らく、病気などに関しては、技術があるなら使おう、っていう議論が起こるんでしょうけど、どこまでは手を加えて良いとするのか、っていうのは相当難しい問題ですよね。あれは良いけどこれは駄目、の線引き。自分自身の遺伝子になら、何でもかんでも手を加えて良いのか。自分の子供にはどうか。

人として、どこまでは正しくて、どこからは非人間的なのか。難しい。
人間は、これから何を選んでいくんだろうなあ。